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リビングは25畳。和室を開ければ29畳。愛知県で住友林業が手がけた延床44.45坪の2階建てを、@sumirin_ayahome さんの投稿をもとに見ていきます。
広いリビングが欲しいという要望は多く挙がります。ただ、何畳あれば広いのかは人によって基準が違い、打ち合わせで「広め」とだけ伝えると、想定と違う図面が出てくることがあります。
今回紹介する @sumirin_ayahome さんの家は、愛知県の延床44.45坪・土地80坪の2階建てです。投稿はこう書かれています。「家族が集まっても広々としたリビングにしたかったのでリビングは25畳にしました(和室を入れたら29畳)」。要望と、それに対する数値が1文で示されています。
25畳という数字と、和室を含めると29畳になるという構成。この2つから、広いリビングを計画するときの考え方を整理していきます。
施主のこだわりポイント
家族が集まっても広々としたリビングにしたかったのでリビングは25畳にしました(和室を入れたら29畳) — @sumirin_ayahome さんの投稿より、編集部が引用
編集部メモ:この家を一言で言うと
この家を一言でいうと、要望を畳数で決めた家です。
投稿は1文ですが、「広々としたリビングにしたかった」という要望と「25畳にしました」という結果が並んでいます。さらに括弧書きで「和室を入れたら29畳」と補足されています。
25畳と29畳という2つの数字があるということは、和室が独立した部屋としても、リビングの一部としても使える構成だということです。仕切りを開け閉めして広さを変える計画で、家族が集まるときだけ広く使うという発想と一致します。
編集部が注目した3つのポイント
25畳のリビングという規模
投稿には「家族が集まっても広々としたリビングにしたかったのでリビングは25畳にしました」と書かれています。広いリビングの家として申告されています。
25畳はおよそ41平米、坪に直すと12.5坪ほどです。延床44.45坪のうち、4分の1以上をリビングに配分している計算になります。LDKとしてこの広さがあると、ダイニングテーブルとソファを離して置いても動線が確保でき、人数が増えても窮屈になりにくくなります。一方で、広い空間は冷暖房の負荷が上がり、家具の配置によっては間延びして見えることもあります。広さを決めるときは、そこに何を置き、何人で使うかを具体的にしておくと、必要な畳数が見えてきます。
和室を開ければ29畳になる構成
括弧書きの「和室を入れたら29畳」という記述から、リビングに隣接する和室があり、つなげて使える構成だと分かります。
和室を続き間にする計画では、建具の扱いが要点になります。引き戸を引き込む壁を確保できれば、開けたときに扉が視界から消え、ひと続きの空間として使えます。閉じれば独立した部屋になり、来客の宿泊や子どもの昼寝の場所になります。普段は25畳、集まるときは29畳という使い分けは、必要なときだけ広く使う考え方です。常時29畳のワンルームにするより、冷暖房の効率という面でも扱いやすくなります。
収納を4種類に分けている
収納はウォークインクローゼット、シューズクローク、ファミリークローゼット、階段下収納の4つが申告されています。
広いリビングを保つには、そこに物が出ていない状態を維持する必要があります。収納を複数の場所に分けると、使う場所の近くにしまえるため、物がリビングに滞留しにくくなります。玄関にシューズクローク、衣類はファミリークローゼットとウォークインクローゼット、細々したものは階段下。それぞれに入れるものを決めておくと、使われない収納が生まれにくくなります。広さと片付けやすさは、別々に計画するものではありません。
広いリビングを間延びさせない3つの視点
居場所を複数つくる
広い一室に家具をひとまとまりで置くと、残りの床が余って見えます。ソファまわり、ダイニング、和室というように、性格の違う居場所を分けて配置すると、面積が生きてきます。この家では和室が隣接しており、床に座る場所として別の過ごし方が加わります。
天井と床で領域を分ける
壁で仕切らずに空間を分ける方法として、天井の高さを変える、床材や敷物を変えるといった手法があります。和モダンの場合、和室との段差や畳の色の違いが、そのまま領域の境界として働きます。
照明を用途ごとに分ける
広い空間を1つの照明で照らすと、全体が均一になり、居場所の違いが生まれにくくなります。ダイニング、ソファまわり、和室でそれぞれ別に点灯できるようにしておくと、時間帯や使い方で雰囲気を変えられます。回路の分け方は電気配線の打ち合わせで決まるため、早めに希望を伝えておくと反映しやすくなります。
延床44.45坪という規模で考えること
延床44.45坪は、一般的な住宅としては広い部類です。この規模で検討しやすい論点を整理します。
5LDK以上と広いリビングの両立
間取りは5LDK以上で申告されています。部屋数を確保しながら25畳のリビングを取るには、それなりの延床が必要です。44.45坪という規模は、その両方を成立させる広さといえます。ただし建築費は面積に比例して増えるため、部屋数と1室の広さのどちらを優先するかは、予算と合わせて判断することになります。
土地80坪という条件
土地80坪に対して延床44.45坪。2階建てであれば建築面積は延床の半分程度になるため、庭や駐車スペースに回せる余裕があります。郊外で敷地を確保できる場合、この配分は取りやすくなります。都市部で同じ延床を確保する場合は、階数や建ぺい率の条件が変わってきます。
広い空間の冷暖房
25畳、和室を含めると29畳という空間は、冷暖房の計画が住み心地に直結します。エアコンの能力、設置位置、そして建物の断熱性能で効き方が変わります。この家は太陽光発電が申告されています。広いLDKを検討する場合は、断熱等級と空調の方式をセットで確認しておくと、光熱費の見通しも立てやすくなります。
4人家族と、家族が集まる家
投稿には「家族が集まっても」という言葉があります。日常だけでなく、人が集まる場面を想定した計画です。
集まる場面を前提にした広さ
親族が集まる、友人を招くといった場面では、普段より人数が増えます。そのときに窮屈にならない広さを基準にすると、日常では余裕のある空間になります。逆に、そうした機会が年に数回であれば、和室を開けて広げる形で対応するという考え方もあります。この家は後者の仕組みを持っています。
子どもの成長と部屋数
5LDK以上という部屋数は、4人家族に対して余裕があります。子どもが独立したあと、部屋の使い方が変わることを想定しておくと、無駄になりにくくなります。1階に個室があれば、将来の寝室としても使えます。
和室があることの意味
和室は、来客の宿泊、子どもの遊び場、洗濯物をたたむ場所など、用途を限定せずに使える部屋です。リビングとつなげられる位置にあれば、普段は広さの一部として、必要なときは独立した部屋として機能します。
住友林業という選択肢
この家を手がけたのは住友林業です。広い空間を計画する場合の論点を整理します。
大きな空間を取るための構造
25畳という広さのリビングでは、柱や壁をどこに置くかが計画に影響します。構造上必要な耐力壁の位置によって、取れる形が変わります。広い一室を希望する場合は、初回の打ち合わせで条件として伝え、構造上どこまで可能かを確認しておくと計画が進めやすくなります。
和室と続き間の納まり
和室をリビングとつなげる計画では、建具の種類と引き込む壁の確保が要点になります。開けたときに扉がどこに納まるか、閉めたときの遮音や視線の遮り方はどうかを図面で確認しておくと、想定どおりの使い分けができます。畳の種類や縁の有無でも印象が変わります。
延床が増えたときの費用
延床44.45坪は、一般的な30坪台の住宅と比べて面積が大きく、そのぶん本体価格も上がります。坪単価だけで比較すると総額の差が見えにくくなるため、付帯工事と外構を含めた総額で確認することになります。土地80坪であれば外構の面積も広くなるため、その費用も早めに見ておくと安心です。
- 希望するリビングの広さが、構造上どこまで可能か
- 和室とリビングをつなげる建具の種類と、引き込む壁の確保
- 広いLDKを前提とした断熱等級と冷暖房計画
- 照明の回路をどこまで分けられるか
- 太陽光発電は標準か、オプションか
- 土地80坪規模の外構費用の目安
ここに挙げた項目は、広いリビングと続き間の和室を計画する場合に共通して効く確認事項です。同じ条件で複数社にプランを出してもらうと、同じ畳数でも間取りの取り方に差が出ることが分かります。
愛知で建てるときに確認しておきたいこと
この家は愛知県で建てられています。名古屋市周辺から郊外へ出ると、今回のように土地80坪という広さを確保しやすくなります。敷地に余裕があると、建物の配置と庭、駐車スペースの取り方に選択肢が生まれます。一方で、敷地が広いぶん外構にかかる費用も増えます。建物本体だけでなく、外構を含めた総額で予算を組んでおくと計画が進めやすくなります。
気候面では、夏の暑さへの対策が検討事項です。25畳を超える広いLDKでは、冷房の効きが体感に直結します。断熱性能と窓の仕様、そしてエアコンの能力と設置位置を合わせて確認しておくと、想定とのずれが減ります。あわせて、南面に大きな窓を取る場合は、庇や軒の出による日射のコントロールも効いてきます。
よくある質問
リビングは何畳あれば広いといえますか
人数と置く家具によって変わるため、一律の目安はありません。この家では25畳、和室を含めると29畳という選択がされています。判断しやすくするには、置きたい家具の寸法と、同時に過ごす人数を先に書き出してみる方法があります。モデルハウスで畳数を聞きながら体感を確かめるのも有効です。
和室は必要ですか
用途によります。床に座る、寝転ぶ、布団を敷くといった使い方をしたい場合は選択肢になります。リビングとつなげられる位置に設ければ、普段は広さの一部として使え、閉じれば独立した部屋になります。この家では、和室を含めると29畳になる構成です。
広いリビングは光熱費が上がりますか
空間が大きいほど冷暖房する体積は増えます。ただし、建物の断熱性能が高ければ、その差は小さく抑えられます。広いLDKを検討する場合は、断熱等級と、冷暖房をどの方式でどこに設置するかを合わせて確認しておくと、実際の負担が見えやすくなります。
続き間にすると音が気になりませんか
引き戸で仕切る場合、壁と比べると音は通ります。就寝時に使う、来客が宿泊するといった用途がある場合は、建具の遮音性能や、間仕切りの構造を確認しておくと安心です。用途を伝えたうえで、必要な仕様を相談する部分です。
延床44坪だと坪単価は下がりますか
一般に、面積が大きくなるほど坪あたりの単価は下がる傾向があります。ただし総額は面積に応じて増えます。比較する際は坪単価ではなく、付帯工事と外構を含めた総額で見ると判断しやすくなります。
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編集後記
この投稿は1文だけですが、要望と数値がセットで書かれています。「広々としたリビングにしたかった」だけでは伝わりませんが、「25畳」と続くことで具体的になります。
打ち合わせで要望を伝えるとき、形容詞だけでは相手に届きにくい場面があります。広い、明るい、開放的といった言葉に、数字や比較対象を1つ添えるだけで、出てくる図面が変わります。
@sumirin_ayahome さんのInstagramでは、この家の写真が投稿されています。25畳という広さの体感や和室とのつながりは写真のほうが伝わるので、あわせてご覧ください。
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この家を建てた会社
住友林業
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