【平屋・3LDK・28.5坪】23畳LDKと中庭のある家の判断ポイント|家アカ事例

【平屋・3LDK・28.5坪】23畳LDKと中庭のある家の判断ポイント|家アカ事例 実例写真

住友林業で建てた、@muta_no_ie さんの岡山の家。土地65坪・延床28.5坪・3LDK3人家族(20代ご夫婦)の平屋で、最大の見どころは「28.5坪の延床に23畳LDK+中庭を成立させた間取り」と、全面ナラ材のリブ天井の素材選び。住友林業の木質感の強みと、平屋ならではのワンフロア完結の暮らしやすさが噛み合った一軒です。

この記事では、家アカの写真からは伝わりにくい「28.5坪に23畳LDKを取る配分の難度」「中庭を成立させる土地条件」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。

目次

この家の基本情報

家タイプ平屋
間取り3LDK
延床面積28.5坪
土地面積65坪
テイスト北欧 / 和モダン
地域岡山県
家族構成3人家族(20代ご夫婦)
建築会社住友林業
主な設備タッチレス水栓 / 食洗機 / 造作洗面台 / パントリー
性能太陽光発電 / ZEH対応
暮らしのこだわり23畳LDK / 中庭 / ナラ材リブ天井 / 大開口窓 / 植栽 / 家事ラク動線

施主のこだわりポイント(投稿より引用)

23畳のリビングに全面ナラ材のリブ天井がお気に入りです!大開口の窓から見える植栽と夜のライトアップを計画中です!20代夫婦リアルな家づくりをまとめてます!

— @muta_no_ie さんのInstagramより

編集部メモ:この家を一言で言うと

28.5坪の平屋を、LDK重視に振り切って成立させた住友林業の北欧×和モダン」。23畳のリビングと中庭を両立させるために、廊下と個室の面積を絞り、LDKに集約した配分が見える設計。ナラ材リブ天井という素材選びは、住友林業の木質表現の強みを最大限引き出す選択で、20代ご夫婦が「家のテーマを決め切った」のが伝わる一軒です。

編集部が注目した3つのポイント(この家固有)

1. 28.5坪の平屋に「23畳LDK+中庭」を入れる、配分の振り切り

28.5坪の平屋で23畳LDKというのは、延床のおよそ40%をLDKに割いている計算。一般的な平屋の3LDKだとLDKは18〜20畳が標準で、23畳はかなり大きめの部類です。中庭まで入れると、残りの居室+水回り+廊下に使える面積はぐっと絞られます。

このサイズで成立させるための定石は、「廊下を最小化し、個室をコンパクトに」すること。寝室6畳・主寝室8畳・水回り3〜4畳に絞り、廊下を1m程度の幅で短く通す配置になることが多いです。土地65坪の余裕があるからこそ、平屋でこの配分が取れているとも言えます。LDKの体験価値を最優先に、家全体の優先順位を決め切ったのが、この家の核になる判断です。

2. 「ナラ材リブ天井」が、住友林業の木質表現の本領

ナラ材はオーク(楢)で、家具材としても定番の広葉樹。木目がはっきりしていて、経年変化で色味が深まる、和モダン・北欧テイスト両方と相性の良い樹種です。「リブ天井」は、細い木材を等間隔に並べて作る凹凸のある天井仕上げ。光と影で空間にリズムを生み、シンプルなLDKに表情をつける役目を果たします。

住友林業はこうした木質造作の自由度・素材選定の幅が国内トップクラス。標準仕様でも複数樹種から選べ、リブ天井のような造作はオプションで対応可能です。ナラ材を全面で使うのは、空間全体のトーンを決め打ちにする選択。家具・建具・床も同じ木目系で揃えるのが定石になります。

3. 中庭+大開口窓+植栽+ライトアップ、という「外と内をつなぐ」設計

中庭は家の中央に屋外空間を作る設計手法。@muta_no_ie さんのお宅は、中庭を23畳LDKから大開口窓越しに見るレイアウトになっていて、リビングに座ったときの視覚的な広がりが、延床28.5坪の数字以上に大きく感じられます。

植栽の選び方と夜のライトアップも、中庭の体験価値を大きく左右します。植栽は1本のシンボルツリー(コナラ・シマトネリコ・アオダモなど)を主軸にすると、リビングからの「絵」が決まりやすい。夜のライトアップはフットライト・スポット・地中灯を組み合わせると、夜の表情が一気に変わります。岡山の温暖な気候は植栽の選択肢が広く、こうした計画が立てやすい地域でもあります。

この家から学べる、コンパクト平屋でLDKを広く取りたいときの3つの判断軸

判断軸1:LDKに延床の何%を割くかを最初に決める

23畳÷28.5坪 ≒ 約40%、というのがこの家の配分。LDK重視ならこのレンジ、寝室や子ども部屋を広く取りたいなら30〜35%、というように、最初に配分を決めると間取り設計の判断が早くなります。「LDKは延床の何%にするか」を打ち合わせの最初に伝えるのがコツ。

判断軸2:素材は「天井・床・建具」の3点でテーマを揃える

木質感のある家を作るなら、ナラ材リブ天井のような「天井で素材を見せる」アプローチはインパクトが大きい。ただし、天井だけ凝っても床と建具がチグハグだと統一感が崩れます。床・建具・家具まで樹種を揃えるか、対比の効くツートーンで決めるか、を最初の打ち合わせで詰めるのがおすすめです。

判断軸3:中庭は「植栽×ライトアップ」までセットで設計する

中庭は箱だけ作っても効きません。植栽の樹種・配置、夜のライトアップ計画まで含めて初めて「絵になる中庭」が完成します。中庭付きの家を建てるなら、外構・造園の予算を最初から組み込んでおくのが現実的です。

岡山県で住友林業を検討する人へ|編集部メモ

住友林業は全国対応で、岡山県内にも展示場があります。住友林業の強みは、木質感の表現力と造作・素材選定の自由度。北欧×和モダンのように「素材で雰囲気を作る」テイストとは特に相性が良いハウスメーカーです。

岡山県で競合になりやすいのは、積水ハウス・一条工務店ヤマダホームズ・地場の中堅工務店など。住友林業は「木質感とデザイン自由度」、一条工務店は「住宅性能の高さ」、地場メーカーは「価格バランスと地域への適応力」に、それぞれ強みがあります。テイスト重視なら住友林業、性能とコストバランス重視なら他社、という選び分けが多い印象です。

よくある質問

Q. 28.5坪の平屋3LDKは、3人家族には狭すぎませんか?

A. 「狭すぎる」とは限りません。LDKを23畳で広めに取り、寝室・主寝室・水回りをコンパクトにまとめれば、3人家族(夫婦+子ども1人)には十分機能します。子どもが大きくなって個室が必要になる時期までは、この配分のほうが日常の体験価値は高いことが多いです。

Q. ナラ材リブ天井のコストはどれくらい?

A. リブ天井の材料・施工費は、面積と樹種で変わります。23畳分のLDK天井を全面ナラ材リブにすると、おおむね80〜150万円程度の追加が目安。住友林業のオプションとして対応できる場合が多いので、見積もり段階で確認するのが確実です。

Q. 中庭のメンテはどれくらい大変?

A. 植栽の手入れ(年2〜4回の剪定)、落ち葉・虫対策、雨水の排水確認などが必要です。シンボルツリー1本+下草、というシンプルな構成なら、月1回の手入れ程度で維持できます。ガラス天井のサンルーム型中庭にすると、虫・落ち葉問題を回避できる代わりに、外部空間としての開放感はやや下がります。

Q. 中庭を作ると固定資産税は上がりますか?

A. 中庭部分は屋根がない場合、建築面積に算入されないため、固定資産税の増加はほぼありません。ただし、自治体や中庭の構造(半屋根あり・ガラス天井など)で判定が変わる場合があるので、設計段階で建築士に確認してください。

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編集後記

20代ご夫婦の「リアルな家づくり」というアカウント説明から、コンセプトの決め切り方の上手さが伝わる一軒。28.5坪・3LDKという中堅サイズで、LDKに振り切る判断・ナラ材リブ天井という素材選び・中庭+植栽+ライトアップという連動設計、と「優先順位を一本化した」家づくりの好例だと思います。

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