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ダイニングをヌックにして、毎日の食事も休憩もカフェのように過ごせる居場所にした平屋です。LDKの天井には一部レッドシダーを貼り、ランドリーの床材は水に強いものを選んでいます。
延床30坪の平屋で、こだわった場所が明確に3つ挙げられている家です。投稿では、ダイニングヌック、天井のレッドシダー、ランドリーの床材と、それぞれ理由つきで語られています。
面白いのは、この3つが「見せ場」「素材感」「実用」と役割が分かれていることです。この記事では、それぞれの選択がどんな判断だったのかを、いえスタ編集部が整理しました。土地は80坪あり、タイルデッキも設けています。
施主のこだわりポイント
①ダイニングヌック
毎日の食事や、休憩時間、ちょっした時間もカフェで過ごしているかのような落ち着いた場所にしたくヌックという形でダイニングスペースを作りました。
②LDKの天井の1部レッドシダー
木質感たっぷりの空間にしたく、天井にレッドシダーを貼りました。
③ランドリー脱衣場の床材をボロン
水に強く、足触りもサラサラで気持ちのいいボロンにしました。お手入れもラクです。 — @suzurin_home07 さんの投稿より、編集部が引用
編集部メモ:この家を一言で言うと
こだわりが3つ挙がっていて、それぞれ狙いが違います。ダイニングヌックは居心地、天井のレッドシダーは素材感、ランドリーの床材は手入れのしやすさです。
テイストはカフェ風とラグジュアリーの両方が選ばれています。落ち着いた居場所と、木や素材の質感を組み合わせた方向性と考えられます。
編集部が注目した3つのポイント
ダイニングを「ヌック」にしている
投稿では、ダイニングスペースを一般的な形ではなくヌックにしたと書かれています。理由は「カフェで過ごしているかのような落ち着いた場所にしたく」というものです。
ヌックは、壁や天井で囲まれた小さなくぼみ状の空間を指します。ダイニングをヌックにすると、テーブルまわりが囲われて落ち着きが出ます。一方で椅子を引くスペースや人数の増減には対応しにくくなるため、来客時の使い方を含めて寸法を決める必要があります。造作になることが多く、費用は既製のダイニングセットを置く場合より上がります。
天井の一部だけレッドシダーを貼る
「木質感たっぷりの空間にしたく、天井にレッドシダーを貼りました」と書かれています。全面ではなく一部という点がポイントです。
天井は面積が大きいため、全面を木にすると空間の印象が一気に変わり、費用も上がります。一部に絞ると、視線が集まる場所だけ質感を高められます。どこに貼るかで効果が変わるので、ダイニングやリビングなど滞在時間の長い場所の上を選ぶのが一般的です。
ランドリーの床材を、水と手入れの基準で選ぶ
ランドリー脱衣場の床材について「水に強く、足触りもサラサラで気持ちのいい」「お手入れもラク」と書かれています。見た目ではなく機能で選んだ判断です。
脱衣所は水がかかり、素足で歩く場所です。無垢材は質感が良い一方で水に弱く、タイルは冷たく感じることがあります。使い方に合わせて場所ごとに床材を変える考え方は、家全体で素材をそろえる方針とは別の軸です。この家は見せ場と実用で使い分けています。
この家から読み取れる、3つの判断軸
居場所を「広さ」でつくるか「囲い」でつくるか
広いリビングを取る方向と、ヌックのように囲われた場所をつくる方向は、狙いが違います。広さは開放感につながり、囲いは落ち着きにつながります。この家は広いリビングとダイニングヌックの両方を持っているので、性格の違う居場所を分けて用意した構成です。30坪という面積で両立させるには、どちらにどれだけ配るかの判断が必要になります。
素材を全面に使うか、一部に絞るか
天井のレッドシダーは一部です。全面に使えば効果は強くなりますが、費用も圧迫感も増します。一部に絞れば予算を抑えつつ見どころをつくれます。どこに視線が集まるかを先に考えると、絞る場所が決めやすくなります。
床材を家全体でそろえるか、場所ごとに変えるか
この家はランドリーの床材を機能で選んでいます。そろえると空間はつながって見え、変えると場所ごとの使い勝手が上がります。水まわりや土間など条件が違う場所は、無理にそろえないほうが後々の手入れが楽になることがあります。
延床30坪の平屋で、どう配分するか
いえスタに掲載されている平屋の実例は、延床25〜36坪あたりが中心です。30坪はその中央付近にあたります。
階段がないぶんを、どこに回すか
平屋は階段と上下の廊下が不要です。そのぶんを居室に回すか、ヌックのような居場所に回すかは選択です。この家は広いリビング、ダイニングヌック、書斎・ワークスペース、子ども部屋を同時に確保しています。
土地80坪に対する30坪の平屋
土地に余裕があるため、外まわりに使える面積が残ります。この家はタイルデッキを設けています。平屋は建築面積が大きくなるので、土地の広さが先に効いてくる形式です。
3LDKで4人家族という構成
子ども部屋がある構成なので、寝室と合わせて居室が埋まります。将来の使い方が変わる可能性があるなら、部屋の分割や用途変更の余地を設計段階で相談しておくと、後の選択肢が残ります。
4人家族で、この間取りがどう働くか
4人家族の平屋では、家族が集まる場所と、それぞれが離れる場所の両方が必要になります。
ヌックが「もうひとつの居場所」になる
リビングとダイニングの性格が違うと、同じ空間にいながら別の過ごし方ができます。食事以外の時間にも使える場所として設計されているかどうかで、稼働率が変わります。
ファミリークローゼットと洗濯動線
この家にはファミリークローゼットとランドリー脱衣場があります。平屋は上下移動がないため、洗う・干す・しまうを近くにまとめやすい形式です。床材まで機能で選んでいるのは、この動線を日常的に使う前提があるからと考えられます。
書斎・ワークスペースの位置
平屋は音が横に伝わります。作業する場所を静かに保ちたい場合、リビングからの距離や扉の有無を検討する必要があります。子ども部屋との位置関係も含めて、生活音の伝わり方を図面で確認しておく項目です。
住友林業で建てるとき、事前に見ておきたいこと
いえスタには住友林業の実例が複数掲載されていて、延床は20坪台後半から30坪台前半が中心です。以下は、この家のように木を見せる仕上げを入れた平屋を検討する場合に、確認しておきたい項目です。
木を見せる仕上げが、どこまで標準に含まれるか
この家は天井の一部にレッドシダーを貼っています。木を見せる仕上げは、面積と樹種で金額が変わります。標準仕様に含まれる範囲と、そこから追加になる部分を見積書の内訳で分けて確認しておくと、後半での調整がしやすくなります。
平屋の場合、延床に対して屋根と基礎がどれだけ増えるか
同じ延床でも、平屋は2階建てより屋根と基礎の面積が大きくなります。坪単価だけを見比べると差が読みにくいため、屋根と基礎を含めた総額で比較する項目です。
太陽光とZEH対応の、標準に含まれる範囲
この家は太陽光発電を採用し、ZEH対応としています。搭載容量や断熱の仕様によって金額が変わるため、どこまでが標準でどこから追加になるかを早い段階で確認しておくと、予算の配分を決めやすくなります。
- 木を見せる仕上げについて、標準に含まれる面積と樹種
- 屋根と基礎を含めた、平屋としての総額
- 太陽光の搭載容量と、ZEH対応に必要な仕様
- 水回りの床材を標準から変更する場合の扱い
- ダイニングヌックのような造作を、いつまでに決めるか
- 土地に対する建物の配置と、外構費の見込み
木質感と設備の両方を求めると、費用の配分が難しくなります。どこにお金をかけるかを先に決めておくと、打ち合わせでの判断が早くなります。同じ条件で複数社の見積もりを取ると、標準に含まれる範囲の違いが見えてきます。
茨城県・関東エリアで建てるとき
この家は茨城県に建てられています。土地80坪に対して延床30坪の平屋という構成です。
関東エリアでも、土地に余裕を持てる場所であれば平屋という選択がとりやすくなります。平屋は屋根の面積が大きいぶん、太陽光を載せる条件としては有利です。一方で、隣家との距離や庭の取り方によって日当たりと風の抜けが変わるため、建物の配置は土地を見ながら決める部分になります。タイルデッキのような屋外の仕上げは、外構費として別に見込んでおく項目です。
よくある質問
ヌックとは何ですか?
壁や天井で囲われた、小さなこもれる居場所を指します。この家ではダイニングをヌックの形にしていて、投稿では「カフェで過ごしているかのような落ち着いた場所にしたく」という理由が書かれています。
30坪の平屋で3LDKは狭くなりませんか?
階段とその周りの通路が不要になるぶん、同じ延床でも居室に回せる面積は増えます。この家は3LDKに加えて、書斎・ワークスペースとファミリークローゼットを確保しています。部屋数を優先するか、一室あたりの広さを優先するかで判断が変わります。
天井に木を貼ると圧迫感が出ませんか?
この家は天井の一部にレッドシダーを貼っていて、全面ではありません。範囲を絞ると、木の質感を出しながら、面積が増えることによる重さや費用の増加を抑えられます。どこに貼るかは、窓の位置や照明の計画と合わせて決める部分です。
ボロンとはどんな床材ですか?
投稿では「水に強く、足触りもサラサラ」「お手入れもラク」と説明されていて、ランドリー・脱衣場に採用されています。水回りの床材は、水に強いかどうかに加えて、素足で歩いたときの感触と掃除のしやすさが選ぶときの基準になります。
土地80坪あれば平屋は建てられますか?
この家は土地80坪に延床30坪の平屋です。平屋は建物が一階に広がるため、建ぺい率と、駐車場や庭に必要な面積を差し引いたうえで建てられる大きさが決まります。土地の条件は場所ごとに違うため、検討中の土地で確認する項目です。
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編集後記
この家のこだわりは、居心地・素材・手入れという別々の軸に一つずつ置かれています。ダイニングをヌックにするのは過ごし方の話、天井の一部にレッドシダーを貼るのは見え方の話、ランドリーの床材をボロンにするのは日々の手入れの話です。
三つとも、その場所で毎日何をするかから決まっています。@suzurin_home07 さんの家は、家全体を一つのテイストでそろえるのではなく、場所ごとに基準を変えて選んだ例として参考になります。
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①ダイニングヌック
毎日の食事や、休憩時間、ちょっした時間もカフェで過ごしているかのような落ち着いた場所にしたくヌックという形でダイニングスペースを作りました。
②LDKの天井の1部レッドシダー
木質感たっぷりの空間にしたく、天井にレッドシダーを貼りました。
③ランドリー脱衣場の床材をボロン
水に強く、足触りもサラサラで気持ちのいいボロンにしました。お手入れもラクです。 -
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