【2階建て・3LDK・30坪】勾配天井×リビング階段×左官仕上げの玄関で叶えるカフェ風×インダストリアル住宅(2人家族・宮城県)|桧家住宅の家アカ事例

桧家住宅の2階建て・3LDK・30坪 カフェ風住宅の事例(@cc_homedayo)|いえスタ家アカ
CC
@cc_homedayo
桧家住宅 ・ 2人家族 ・ 東北エリア
完成最終更新 9月2日
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家の基本情報
家タイプ2階建て
間取り3LDK
延床30坪
テイストカフェ風
建築会社桧家住宅
エリア東北エリア
家族2人家族
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編集部の解説記事

宮城県で桧家住宅が手がけた、@cc_homedayo さんの家。2階建て3LDK・延床30坪、土地は55坪です。勾配天井のリビングと、その横のリビング階段、そしてタイルではなく左官仕上げにした玄関が、ご本人の挙げるこだわりポイント。吹き抜け・回遊動線・家事ラク動線に、ペニンシュラキッチン、造作洗面台、ファミリークローゼットが備わった住まいです。

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延床30坪の2階建て3LDK。数字だけ見れば標準的なサイズですが、この家には「天井を上げる」「階段を見せる」「素材を変える」という、面積を増やさずに空間の印象を変える手が入っています。

@cc_homedayo さんが挙げたこだわりは3つ。勾配天井のリビング、その横にあるリビング階段、そして玄関の左官仕上げです。いずれも間取り図の上では面積として現れない部分で、写真で見たときの印象を大きく左右する要素です。

この記事では、投稿でいただいた情報をもとに、30坪という現実的なサイズでカフェ風・インダストリアルの空気をつくる考え方を、いえスタ編集部の視点で整理します。宮城県・東北エリアで検討している方、桧家住宅を候補に入れている方の参考になればうれしいです。

目次

施主のこだわりポイント

勾配天井のリビング、その横にあるリビング階段が好きなポイントです。
玄関をタイルではなく左官仕上げにしたのもこだわりです。
— @cc_homedayo さんの投稿より、編集部が引用

編集部メモ:この家を一言で言うと

この家を一言でいうと、「床面積を増やさずに、上と素材で広さと表情をつくった30坪」です。

勾配天井は、天井を水平ではなく屋根なりに斜めに上げる形です。床面積は1平方メートルも増えませんが、空間の体積が増えるため、同じ広さでも開放感が変わります。吹き抜けが選択されていることとあわせて、この家は縦方向に空間を取る設計になっていると読めます。

もうひとつが素材です。玄関の床をタイルではなく左官仕上げにするというのは、面積にも間取りにも影響しない選択ですが、家に入った瞬間の質感が変わります。カフェ風・インダストリアルというテイストと、この選択の相性がよいことは、実例として参考になります。

編集部が注目した3つのポイント

1. 勾配天井と吹き抜けで、30坪の体感を変えている

勾配天井は、屋根の傾斜をそのまま室内の天井に出す形です。一般的な天井高が2.4m前後なのに対して、勾配天井では一番高い部分がそれを大きく上回ります。床面積は変わらないのに、空間の体積が増えるのが特徴です。

この家は勾配天井に加えて「吹き抜けのある家」も選択されています。どちらも縦方向に空間を取る手法で、30坪という限られた延床のなかで開放感を確保する方向に振られていることが分かります。なお、天井が高くなる分だけ冷暖房の対象となる空気の量も増えるため、断熱・気密の性能とセットで考える要素でもあります。

2. リビング階段を「見せる位置」に置いている

リビング階段は、階段をLDKの中に配置する間取りです。廊下に階段を置く場合と比べて廊下の面積を削れるため、コンパクトな延床と相性のよい構成とされています。

@cc_homedayo さんは、勾配天井のリビングと「その横にあるリビング階段」をセットで好きなポイントとして挙げています。勾配天井で高くなった空間に階段が接することで、階段そのものが空間の見どころになります。一方で、リビング階段は上下階の空気がつながるため、こちらも断熱性能と暖房計画が効いてくる部分です。

3. 玄関を左官仕上げにするという、面積を使わない選択

玄関の床は、タイル仕上げが標準になっている住宅が多くあります。@cc_homedayo さんはそこを左官仕上げにしています。左官は職人がコテで塗って仕上げる工法で、タイルのような割り付けの目地が出ないため、連続した面として見えるのが特徴です。

この選択は間取りにも面積にも影響しません。それでも「こだわり」として挙がっているのは、家に入った瞬間に最初に見る床だからだと考えられます。カフェ風・インダストリアルというテイストで素材感を出したい場合、玄関の仕上げは検討する価値のあるポイントです。仕様変更の可否と追加費用は会社によって異なるため、早い段階で相談しておくとよい部分です。

この家から学べる、30坪でカフェ風・インダストリアルをつくる3つの判断軸

判断軸1:広さは「床」ではなく「体積」で増やせる

延床を増やすと、当然ながら建築費も上がります。一方で勾配天井や吹き抜けは、床面積を増やさずに空間の体積を増やす手法です。この家は30坪という現実的なサイズで、その両方を採用しています。ただし高い位置の窓や照明はメンテナンスの手間が増え、冷暖房の負荷も上がります。開放感と光熱費・維持のバランスをどう取るかは、設計の早い段階で相談しておきたい点です。

判断軸2:テイストは「色」より「素材」で決まりやすい

カフェ風やインダストリアルは、色を合わせるだけでは出にくいテイストです。木・鉄・塗り壁・コンクリートのような素材の質感が空間の印象を決めるためです。この家の玄関の左官仕上げは、その考え方に沿った選択といえます。壁紙やクロスは後から変えやすい一方、床材や左官などの下地に関わる仕上げは変更しにくいので、優先順位を上げて検討する価値があります。

判断軸3:階段の位置は、面積と動線の両方に効く

階段は、廊下に置くかリビングに置くかで、必要な面積と生活動線が変わります。リビング階段は廊下を削れる反面、上下階が空気でつながります。コンパクトな延床では面積の効率が優先されやすく、リビング階段が選ばれる傾向があります。この家は回遊動線と家事ラク動線も選択されているので、階段の位置を含めて動線が整理されている構成と読めます。

延床30坪・土地55坪という条件を読む

この家は延床30坪、土地55坪です。数字の意味を、一般的な目安と並べて整理します。

30坪の2階建て3LDKは、日本の新築で最も多い層

2階建て3LDKの延床は28〜34坪あたりが中心帯で、30坪はその中心に位置します。選択肢が多く、比較対象を見つけやすいサイズです。裏を返せば似た条件の物件・プランが多いため、この家の勾配天井やリビング階段のように、面積以外で差がつく部分が印象を決めることになります。

2人家族で3LDKは、部屋の使い方に余白がある

2人家族で3LDKの場合、寝室のほかに2部屋が残ります。一般的には、在宅ワークの部屋、趣味の部屋、来客用、収納部屋といった使い方に振り分けられます。用途を固定しないほうが、その後の変化に対応しやすくなります

土地55坪に延床30坪なら、駐車と外まわりを確保しやすい

2階建てで延床30坪なら、1階部分はおおむね15〜17坪前後になります。土地55坪に対する建物の占有率は低めなので、駐車スペースと通路、庭に配分できる余地が残ります。東北エリアでは冬季の除雪スペースや、玄関までのアプローチの取り方も、外まわりの計画で効いてくる部分です。

2人家族で30坪・3LDKという選び方

@cc_homedayo さんの家は2人家族で3LDKです。部屋数に余裕のある構成なので、一般的な観点から使い方を整理します。

ファミリークローゼットは、2人でも効きやすい

ファミリークローゼットは家族の衣類を1か所にまとめる収納です。人数が多いほど効果が語られがちですが、2人であっても「洗濯物をしまう場所が1か所」というメリットは変わりません。この家は家事ラク動線も選択されているので、洗濯まわりの動線とセットで計画されている構成と読めます。

収納は玄関・LDK・階段まわりに分散している

この家に入っている収納は、ファミリークローゼット・階段下収納・リビング収納の3種類です。置かれる場所がそれぞれ違うのがポイントで、階段下は掃除道具やストック、リビング収納は日用品、ファミリークローゼットは衣類、という使い分けができます。物は使う場所の近くにしまえないと出しっぱなしになりやすいので、収納は総量より配置が効きます。

将来の家族構成の変化は、部屋の入れ替えで対応する

2人家族で3LDKであれば、将来的に部屋の役割を入れ替える余地があります。建てる時点で用途を決め切らず、コンセントや通信環境を複数の部屋に確保しておくと、後から用途を変えやすくなります。これは新築時のほうが圧倒的に安く済む工事です。

桧家住宅で東北エリアの家を検討するときに見ておきたいこと

@cc_homedayo さんの家を手がけたのは桧家住宅です。同社の公開情報をもとに、検討時に確認しておきたい点を整理します。

全館空調「Z空調」を主力に打ち出している会社

桧家住宅はヒノキヤグループのハウスメーカーで、全館空調システム「Z空調」を主力商品として打ち出しています。公式サイトでは全館空調シェアNo.1、累計35,000棟の実績と説明されています。断熱にはアクアフォーム(吹き付け断熱)を採用しています。家全体の温度を一定に保つ考え方を軸にした会社と捉えると、比較検討がしやすくなります。

勾配天井・吹き抜けとの相性は、空調計画とセットで確認する

この家のように勾配天井や吹き抜けを取り入れる場合、冷暖房の対象となる空気の量が増えます。全館空調はこうした縦につながる空間と相性がよいとされる一方で、能力の設定と吹き出し口の位置が適切かどうかは、間取りごとに変わります。打ち合わせでは「この間取りで、冬にリビングの床付近が何度になる想定か」を具体的に聞いておくと判断材料になります。

標準仕様の範囲と、寒冷地での仕様変更を書面で確認する

ハウスメーカーは全国展開していても、寒冷地では断熱の仕様や窓のグレードが変わることがあります。標準仕様に何が含まれ、東北エリアではどこが変更になるのか。設備・断熱・窓・換気・外構の範囲を仕様書で確認しておくと、他社との比較が正確になります。左官仕上げのような仕上げ材の変更が可能か、追加費用がいくらかも、早い段階で確認しておきたい項目です。

  • 勾配天井・吹き抜けを入れた場合の冷暖房計画(能力・吹き出し位置)
  • 東北エリアでの断熱仕様・窓のグレードが標準とどう違うか
  • 全館空調のランニングコストと、メンテナンス・交換費用
  • リビング階段にした場合の上下階の温度差
  • 左官仕上げなど、仕上げ材の変更可否と追加費用
  • ファミリークローゼットと洗濯動線の位置関係
  • 高い位置の窓・照明の清掃と電球交換の方法
  • 外構工事がどこまで見積もりに含まれるか

この家のように縦に空間を取る設計は、断熱・空調の性能と一体で考える必要があります。上のチェックリストを持って複数社に相談すると、同じ「開放感のある家」でも、会社ごとの得意分野の違いが見えてきます。

宮城県・東北エリアで家を検討する人へ|編集部メモ

東北エリアで勾配天井や吹き抜けを取り入れる場合、開放感と暖房効率のバランスが検討の中心になります。空間の体積が増えるほど暖める空気の量も増えるためです。この家が全館空調を主力とする桧家住宅で建てられているのは、その観点でも整合的な組み合わせといえます。

また、宮城県は仙台市周辺と郊外で土地の価格帯に幅があります。この家が土地55坪という配分を取れている背景には、その条件があると考えられます。建物にかける予算と土地の広さのバランスは、エリア選びの段階でほぼ決まります。冬の除雪スペースや駐車のしやすさも、土地の広さと形状に左右される部分です。

よくある質問

Q. 勾配天井にすると、暖房が効きにくくなりませんか?

暖める空気の量が増えるのは事実です。ただし、断熱・気密の性能と暖房の方式によって体感は大きく変わります。この家のように全館空調を採用している場合は、家全体の温度を一定に保つ考え方になるため、部屋ごとにエアコンを置く方式とは前提が異なります。「この間取りで冬にどうなるか」を、会社ごとに具体的な数字で確認するのが確実です。

Q. リビング階段は寒いと聞きますが、実際どうですか?

上下階が空気でつながるため、断熱性能が低い家では 温度差が出やすくなります。逆に、家全体の温度を一定に保つ設計であれば、リビング階段のデメリットは小さくなります。リビング階段そのものの良し悪しではなく、家の断熱・空調とセットで判断するのが実際的です。

Q. 玄関の左官仕上げは、タイルと比べてどうですか?

左官はコテで塗って仕上げるため、タイルのような目地が出ず、連続した面に見えるのが特徴です。質感を出したい場合に選ばれます。一方で、施工は職人の技術に左右され、費用や補修の方法もタイルとは異なります。採用実績と、汚れたときの手入れの方法を確認しておくと安心です。

Q. 30坪の3LDKは2人家族には広すぎませんか?

広すぎるとは限りません。2人家族で3LDKなら、寝室のほかに2部屋が残ります。在宅ワークや趣味、来客用など、時期によって役割を変えられる余白として使えます。ただし部屋数が増えるほど掃除と冷暖房の対象も増えるため、使わない部屋が固定化しないかは考えておきたい点です。

Q. 桧家住宅の「Z空調」とは何ですか?

桧家住宅(ヒノキヤグループ)が提供する全館空調システムです。公式サイトでは全館空調シェアNo.1、累計35,000棟の実績と説明されています。家全体の温度を一定に保つ考え方の設備で、部屋ごとのエアコンとは仕組みが異なります。導入費用・電気代・メンテナンス費用は仕様と地域で変わるため、見積もりの段階で確認してください。

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編集後記

@cc_homedayo さんが挙げていたこだわりは、勾配天井のリビング、その横のリビング階段、そして玄関の左官仕上げの3つでした。

この3つに共通しているのは、どれも床面積を増やしていないということです。天井の形を変える、階段の位置を変える、床の仕上げを変える。延床30坪という数字は動かさずに、空間の印象だけを変えています。

予算の制約で延床を増やせない場合でも、印象を変える手は残っています。同じくらいの面積で検討している方は、間取り図の平面だけでなく、天井の高さと素材の仕上げまで含めて相談してみると、選択肢が広がります。


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