マンションでも抜け感をつくる和モダンLDK|大阪の1LDK・2LDKリノベ事例

家づくり実例写真

大阪府でALLAGI株式会社が手がけた、マンションリノベーションの事例。1〜2LDKの和モダンLDKに、マンション特有の”避けられない天井の梁”を逆手に取り、格子で意匠化することで開放感を作り上げています。造作洗面台・タッチレス水栓・食洗機ビルトイン・パントリー・ファミリークローゼット・浴室乾燥機まで、戸建て注文住宅と遜色ない設備グレードを盛り込んだリノベ事例で、戸建て新築一択ではない選択肢として参考になります。

目次

この家の基本情報

エリア大阪府
家のタイプマンション/アパート(リノベーション)
間取り1LDK/2LDK
家族構成2人家族
施工会社ALLAGI株式会社
テイスト和モダン
キッチン・水回りタッチレス水栓/食洗機ビルトイン/浴室乾燥機/造作洗面台/パントリー
収納ファミリークローゼット/リビング収納
こだわり梁を隠さず格子で意匠化/LDKの抜け感/和モダンの世界観

施主のこだわりポイント(投稿より引用)

マンション特有の天井の梁に格子を付けて抜け感を作りました。

マンションリノベの最大の制約は”動かせない構造”です。梁・PS(パイプスペース)・サッシ位置・配管経路は、専有部分のリノベでは原則として動かせません。本事例の発想は、その制約を”消す”のではなく”活かす”方向に転換した設計判断。マンションリノベの本質的な技術が現れているコメントです。

編集部メモ:この家を一言で言うと

マンションの制約を意匠に変えた和モダンリノベ」。多くのリノベは天井ふかしや下がり天井で梁を隠そうとしますが、その分天井高が下がる代償が発生します。本事例は梁を隠さず、格子を付けて意匠化することで、天井高を犠牲にせず和モダンの世界観を作っている。”制約は隠すものではなく、デザインの起点にする”という、リノベ設計の真骨頂と言える事例です。

編集部が注目した3つのポイント(この家固有)

  • 1. 梁+格子=マンションリノベ特有の和モダン手法

    マンションの天井梁は通常240〜350mmほど下がっており、これを石膏ボードで隠すと天井全体が下がるため空間が圧迫されます。本事例の解決策は、梁の下端ライン上に木格子(細いルーバー材を等間隔で配置)を取り付け、梁自体を意匠の一部に転化する方法。視線が格子の隙間を抜けるため、視覚的には”梁がある”より”格子がある”に変わる——錯覚を利用した設計判断です。和モダンとの相性も抜群で、京町家・茶室・寺社建築の格子文化に連なる正統な意匠と言えます。

  • 2. マンションでも戸建て並みの設備グレード(造作洗面・パントリー・FCC)

    本事例の設備リストは、戸建て注文住宅でも上位グレードに属するもの。タッチレス水栓・食洗機ビルトイン・浴室乾燥機・造作洗面台・パントリー・ファミリークローゼットを全部入りで採用しています。マンションリノベは予算面で戸建て新築より身軽になりやすく、その差額を内装と設備のグレードに振る選択ができる——本事例はその好例で、新築一択ではないリノベの強みが見える組み立てです。

  • 3. 1〜2LDK=大阪都心立地で2人家族のジャストサイズ

    大阪市内で戸建て新築を建てるには土地代が大きな壁になります。1〜2LDKのマンション専有部を購入+リノベするスキームは、立地(駅近・職住近接)と質(造作・設備)を両立できる現実的な選択肢。本事例の2人家族+和モダン+抜け感LDKという組み合わせは、共働きDINKsや子育て前の若い夫婦にとって都市型住宅のひとつのモデルケース、と整理できます。

この家から学べる、マンションリノベを判断するときの3つの軸

同じく「マンションリノベを検討している」人向けに、本事例から抽出できる判断軸を3つ整理します。

  • 判断軸1:物件選びがリノベの7割を決める

    リノベは内装の自由度は高いものの、躯体・梁・PS・配管経路は動かせません。良い物件の条件は、(1)構造形式(ラーメン構造はリノベ自由度が高く、壁式構造は壁が抜けない)、(2)梁の出方(梁が部屋の中央を横断する物件は要注意)、(3)PSと水回り位置の柔軟性、(4)管理組合のリノベ規約。物件選定の段階で、リノベ会社に同行して目利きを依頼するのが安全です。

  • 判断軸2:費用相場と新築との比較

    マンションリノベの費用相場は、フルリノベで坪単価40〜80万円。50㎡(約15坪)なら600〜1,200万円が現実的なレンジです。これに物件購入費を加えると、大阪都心の中古マンション(築20〜30年)で2,500〜4,000万円程度の総額となるケースが多い。同等立地の戸建て新築と比べると、立地グレードが上げやすい構造です。

  • 判断軸3:リノベ会社の選定基準

    (1)マンションリノベの実績数(戸建て中心の会社は梁・PSの扱いが弱いことがある)、(2)構造設計者・設計士の専門性、(3)管理組合との折衝経験(共用部に関わる工事の許可取得など)、(4)アフター保証の年数。本事例の「ALLAGI」のような大阪のリノベ専門会社は、こうした要素のバランスが取れている傾向があります。

大阪府でマンションリノベを検討する人へ|編集部メモ

大阪は中古マンションの流通量が全国上位の都市で、リノベ向き物件の選択肢が豊富です。一方、立地(梅田・本町・天王寺・京橋・天満橋・福島など)によって築年数と価格のレンジが大きく異なるため、立地と築年数のバランスで物件を選ぶ目利きが重要になります。本事例のALLAGI株式会社のような大阪拠点のリノベ会社は、地域の物件相場と管理組合事情に詳しい強みがあります。並行して、リノベ専門の大手チェーン(リノベる、ゼロリノベ、グローバルベイス、リビタなど)と地場リノベ会社を比較すると、設計力とコストの相場感が掴めます。築20年以上の物件は配管・配線の交換も同時に検討すると、長期的に住める家になります。

よくある質問

Q. マンションリノベでどこまで自由にできますか?
A. 専有部分の内装(壁・床・天井・水回り設備)はほぼ自由ですが、躯体(コンクリートの梁・柱・床・外壁)、共用配管、サッシは原則動かせません。間取り変更は壁式構造より柱梁構造(ラーメン構造)のほうが自由度が高い。物件選びの段階で構造形式を必ず確認するのが安全です。
Q. 梁を格子で囲むと天井高はどれくらい下がりますか?
A. 格子そのものの厚みは30〜50mm程度なので、梁下高さからのロスは最小限です。石膏ボードで天井を全面ふかすと200〜300mm下がるのに対し、格子なら見た目上の圧迫感が大幅に軽減できます。”梁を見せながら抜け感を作る”和モダン手法ならではの利点です。
Q. リノベと新築、どちらがコスパが良いですか?
A. 立地優先=リノベ、性能・耐震優先=新築、という棲み分けが基本です。都心一等地に新築は予算的に難しいケースが多く、その場合はリノベが立地グレードを上げる手段になります。一方、断熱・耐震・気密の最新性能を求めるなら新築のほうが確実。築年数が古いマンションをリノベする場合、耐震診断(旧耐震物件は1981年5月以前の建築確認)を必ず確認することが安全な進め方です。
Q. 中古マンション+リノベの住宅ローンは組めますか?
A. 組めます。物件購入費とリノベ費を合算して借入できる「リフォーム一体型住宅ローン」が主要銀行で扱われています。フラット35リノベなど、性能向上リノベに対する金利優遇制度もあるため、複数銀行の条件を比較するのが現実的なアプローチです。

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編集後記

マンションリノベを検討している人へ

新築戸建てとリノベは比較しないまま選びがちですが、立地・コスト・設備グレードの観点で並べて比較すると、本来の選択肢が見えてきます。複数のプランを無料でもらえるサービスは、相場感を掴む第一歩として有効です。

資料請求の選び方ガイドを読む
  • マンション/アパート
  • 1LDK / 2LDK
  • 和モダン
  • タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 浴室乾燥機 | 造作洗面台 | パントリー(食品庫)
  • ファミリークローゼット | リビング収納
  • 大阪府
  • ALLAGI株式会社
  • 2人家族
  • マンション特有の天井の梁に格子を付けて抜け感を作りました。

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