
関東エリアでアイ工務店が手がけた、ナチュラルモダンテイストの2階建て・3LDK・3人家族の家。リビングを広く見せるために、天井の一部を吹き抜けにする「ハーフ吹き抜け」と、天井まで届く「フルハイドア」を採用し、面積以上の開放感を引き出した事例です。回遊動線や充実した収納で家事のしやすさも確保しつつ、小さな子どもと暮らす今だからこそできるインテリアを楽しむ——「広く見せる工夫」と「暮らしながら育てる家づくり」が伝わる、等身大の一軒です。
この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこのリビングが広く見えるのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。関東エリアで2階建てを検討している方、ハーフ吹き抜けやフルハイドアで開放感を出したい方、子育てをしながら家づくり・インテリアを楽しみたい方の判断材料になればうれしいです。※延床・土地面積は投稿者未記載のため割愛しています。
施主のこだわりポイント
リビングを広くみせるために、ハーフ吹き抜けと1階の扉にフルハイドアを採用しています。まだ娘が小さいため、床など手に届くところに観葉植物やインテリアを置けず、お部屋が寂しく感じる部分もありますが、その中でできるおしゃれを探しながら、おうちづくりとインテリア探しを楽しんでいます。
— @mh____home さんの投稿より、編集部が引用
編集部メモ:この家を一言で言うと
「ハーフ吹き抜けとフルハイドアという2つの工夫でリビングを広く見せながら、回遊動線と充実収納で家事のしやすさも確保した、アイ工務店のナチュラルモダンな2階建て」。この家のいちばんの個性は、大がかりな面積の追加ではなく、”見せ方”の工夫で開放感を生んでいる点です。天井の一部を高く抜くハーフ吹き抜けで縦の広がりをつくり、天井まで届くフルハイドアで視線をすっきり通す。ナチュラルモダンの落ち着いた素材づかいと合わせることで、コンパクトでも伸びやかなリビングになっています。小さな子どもがいる今はインテリアに制約もあるけれど、その中で”できるおしゃれ”を楽しむ——完成形を急がず、暮らしながら育てていく家づくりの姿勢もまた、この家の魅力です。
編集部が注目した3つのポイント
1. ハーフ吹き抜け × フルハイドア — リビングを広く見せる2つの工夫
施主が「リビングを広くみせるために」と語る、この家の核となる工夫がハーフ吹き抜けとフルハイドアです。ハーフ吹き抜けは、リビングの天井の一部だけを2階まで抜く手法。全面吹き抜けよりも2階の床面積を確保しやすく、冷暖房効率も保ちやすいうえ、縦方向に視線と光が抜けて開放感が生まれます。”広さ”を床面積ではなく天井の高さでつくる、賢い選択です。
もう一つがフルハイドア。天井まで届く高さのドアは、垂れ壁(ドア上の壁)をなくすことで空間の縦のラインが強調され、視線がすっきり通って部屋が広く高く見えます。通常のドアだと生まれる”分断”が消え、隣室とのつながりも感じられます。ハーフ吹き抜けで縦に抜き、フルハイドアで視線を通す——この2つを組み合わせることで、面積を足さずにリビングの体感的な広さを大きく引き上げています。
2. ナチュラルモダン × 回遊動線 — 子育て期に暮らしやすい間取り
内装はナチュラルモダン。木の温かみ(ナチュラル)と直線的な洗練(モダン)を掛け合わせ、素材と色数を絞ることで、広く見せる工夫をより引き立てています。派手な装飾を避けたすっきりとした空間は、子育て期に散らかりがちな暮らしでも整えやすく、どんなインテリアとも合わせやすいのが利点です。
間取りには回遊動線を採用し、家事の移動を最短化。キッチンや水回り、収納をぐるりと回れるようにすることで、料理・洗濯・片付けが行き止まりなくつながります。パントリー・ウォークインクローゼット・シューズクロークと収納も要所に配置され、モノの定位置が決まることで広いリビングをすっきり保てます。小さな子どもがいても家事が回りやすい、実用性の高い間取りです。
3. 暮らしながら育てる家 — 今できるおしゃれを楽しむ姿勢
この家のもう一つの魅力は、家づくりへの向き合い方にあります。施主は「娘がまだ小さいため、手に届くところに観葉植物やインテリアを置けず、寂しく感じる部分もある」と正直に語りつつ、「その中でできるおしゃれを探しながら楽しんでいる」と続けます。完成された住宅写真とは違う、リアルな暮らしの姿がそこにあります。
家は建てて終わりではなく、住みながら少しずつ完成させていくもの。子どもの成長に合わせて、置けるインテリアも飾れる場所も変わっていきます。今は制約の中で工夫し、将来はもっと自由に——そんな”育てる家づくり”の姿勢は、これから家を建てる多くの人の共感を呼びます。広く見せる設計の工夫と、暮らしを楽しむ心の余裕。その両方が、この家を等身大の魅力あるものにしています。
この家から学べる、リビングを広く見せる3つの判断軸
判断軸1:広さは「床面積」より「天井の高さ・視線の抜け」でつくる
延床を増やさずに開放感を出すなら、ハーフ吹き抜けで天井を高く抜き、フルハイドアや大きな窓で視線を通すのが効果的です。人は水平・垂直方向の”抜け”があるほど空間を広く感じます。まず「どこを広く見せたいか」を決め、そこに吹き抜けや背の高い建具を集中させると、コンパクトでも伸びやかなリビングになります。
判断軸2:ハーフ吹き抜けは「開放感」と「性能」のバランスがよい
全面吹き抜けは開放感が大きい反面、2階床面積が減り冷暖房効率も落ちがち。ハーフ吹き抜けなら、必要な床面積を残しつつ縦の抜けをつくれるため、開放感と実用性のバランスに優れます。吹き抜けを採用する際は、断熱・気密性能とシーリングファンなどの空調計画をあわせて検討すると、一年中快適に保てます。
判断軸3:家は「完成」ではなく「育てる」もの
インテリアや飾りつけは、暮らしながら少しずつ完成させていくもの。とくに子育て期は制約も多いため、最初からすべてを完璧にしようとせず、今できる範囲で楽しむ姿勢が大切です。将来を見据えて可変性のある間取りや、後から手を加えやすいシンプルな内装にしておくと、ライフステージの変化に合わせて家を育てられます。
2階建て3LDKの広さ別の考え方|30坪・33坪・36坪の目安
ハーフ吹き抜けやフルハイドアで「広く見せる」工夫は、坪数に関わらず有効です。2階建て3LDKを検討する際の、広さ別の考え方を整理しました。
30坪前後 2階建て(3LDK)
3人家族がコンパクトに暮らせるサイズ。ハーフ吹き抜けやフルハイドアで視線を抜けば、限られた面積でも開放的なリビングをつくれます。収納を各所に分散させ、家事動線を短くまとめると、暮らしやすさが高まります。
33坪前後 2階建て(3LDK)
LDKと個室にゆとりが生まれ、回遊動線や充実収納を取り込みやすいサイズ。広く見せる工夫に加え、実際の広さにも余裕が出て、子育て期の暮らしを快適に整えられます。
36坪前後 2階建て(3〜4LDK)
各室を広く取り、書斎やパントリー、ウッドデッキなど+αの空間を足しやすいボリューム。延床が増えるぶん建築費・光熱費も上がるため、必要な広さと予算のバランスを見極めたいサイズです。
3LDK 2階建て|3人家族の使い方と選び方
3人家族で3LDKを選ぶと、寝室+子ども部屋+予備室をゆとりを持って使えます。使い分けを整理しました。
3人家族に3LDKが向いている理由
夫婦+子ども1人に3LDKは、主寝室・子ども部屋・予備室(書斎や客間)を確保できるちょうどよい間取りです。部屋数を絞るぶん、広いリビングや吹き抜けといった共有空間の質にこだわれるのが利点。今回の事例のように、リビングを広く見せる工夫を優先したい家庭に好相性です。
子どもの成長に合わせた可変性
子ども部屋は、成長段階で必要な広さや使い方が変わります。将来間仕切りで分けられるようにしたり、当面は遊び場・スタディスペースとして使ったりと、可変性を持たせておくと長く使えます。インテリアも成長に合わせて変えていけるよう、シンプルで飾りやすい内装にしておくと、家を育てる楽しみが広がります。
アイ工務店と比較したいハウスメーカー
アイ工務店は、適正価格で自由設計と充実仕様を両立しやすいメーカーで、吹き抜けや回遊動線、造作を取り入れた家づくりを相談しやすいのが特徴です。広く見せる工夫やナチュラルモダンを検討する場合に、比較しておきたい選択肢を整理しました。
タマホーム・アイフルホームなどコスパ系|価格を抑えたい選択肢
規格商品を中心に価格を抑えやすいのが魅力。アイ工務店と近い価格帯で比較しやすい選択肢です。ハーフ吹き抜けやフルハイドア、造作洗面などの意匠は標準/オプションの区分を確認したいところ。標準仕様でどこまで対応できるかを見積もりで具体的に比較しましょう。
地域密着の設計事務所・自由設計工務店|意匠を突き詰める選択肢
吹き抜けやフルハイドア、造作収納などを細部まで作り込みたいなら、自由設計に強い工務店や設計事務所も有力。広く見せる工夫を空間全体で設計できます。性能は会社差が大きいので、断熱等級・気密性能(C値)の実績と、吹き抜けの冷暖房計画を必ず確認しましょう。
住友林業・積水ハウスなど大手総合系|提案力と性能の選択肢
価格帯は上がりますが、意匠提案力・保証・性能の総合力が強み。同じ「広く見せる」工夫を大手ならどう提案するか、比較する価値があります。長期の安心感やアフターサービスを重視する層向けです。
- ハーフ吹き抜け・フルハイドアなど広く見せる工夫の設計対応力
- 回遊動線・充実収納など家事ラク動線の提案力
- 造作洗面・パントリーなど設備・収納の標準/オプション区分
- 吹き抜け採用時の断熱等級・気密性能(C値)・冷暖房計画
- 太陽光発電・ウッドデッキなど+αの設備・外構の対応
1社で決め切らず、最低3社で同条件の相見積もりを取ってから判断するのが後悔しないコツです。
関東エリアで建てる人へ|編集部メモ
関東エリアは、都心へのアクセスの良さと比較的手頃な地価を両立しやすく、子育て世帯に人気のエリアです。敷地に応じてコンパクトに建てるケースも多いため、今回のようにハーフ吹き抜けやフルハイドアで「広く見せる」工夫は、限られた面積を活かす有効な選択。隣家が近い立地では、吹き抜け上部やハイサイドの窓から採光すると、明るく開放的なリビングをつくれます。
比較するときは、必ず同じ条件(延床・間取り・断熱等級・吹き抜けの有無)で見積もりを取り、坪単価だけで判断しないこと。ハーフ吹き抜け・フルハイドア・造作などは、会社によって標準/オプションの区分が異なり、総額が変わります。吹き抜けを採用する場合は、関東エリアの暑い夏・寒い冬に備えて断熱・気密性能と冷暖房計画もあわせて確認を。太陽光発電は初期費用と光熱費のバランスで検討するのがおすすめです。
よくある質問
Q. ハーフ吹き抜けと全面吹き抜けはどちらがいいですか?
A. 開放感と実用性のバランスを取りたいなら、ハーフ吹き抜けがおすすめです。全面吹き抜けは開放感が大きい反面、2階の床面積が減り冷暖房効率も落ちがち。ハーフ吹き抜けなら必要な床面積を残しつつ、縦の抜けで広さを演出できます。今回の事例のように、リビングの一部だけを高く抜くと、開放感と2階の使い勝手を両立しやすくなります。断熱・空調計画とセットで検討しましょう。
Q. フルハイドアにすると、本当に部屋が広く見えますか?
A. 天井まで届くフルハイドアは、ドア上の垂れ壁がなくなるぶん、空間の縦のラインが強調され、視線がすっきり通って部屋が広く高く見えます。隣室とのつながりも感じられ、開放感が増します。ハーフ吹き抜けや大きな窓と組み合わせると効果はさらに高まります。コストは通常ドアより上がりますが、”広く見せる”投資対効果の高い工夫の一つです。
Q. 小さな子どもがいると、インテリアはどこまでこだわれますか?
A. 手の届く範囲は割り切り、目線より上や飾る場所を工夫すると、子育て期でもおしゃれを楽しめます。床置きの観葉植物や小物は成長を待ち、壁面やハイサイドの飾り棚、照明などで空間を演出するのがおすすめ。今回の事例のように「今できるおしゃれ」を探す姿勢で、暮らしながら少しずつ完成させていくと、無理なく愛着のある家に育ちます。
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編集後記
@mh____home さんの家は、写真だけ見ると「ナチュラルモダンで気持ちのいい2階建て」ですが、こだわりを読み解くと、「リビングを広く見せたい」という思いを、ハーフ吹き抜けとフルハイドアという2つの具体的な工夫で形にし、回遊動線や充実収納で家事のしやすさも確保した設計が見えてきます。さらに、小さな子どもがいる制約の中で”今できるおしゃれ”を楽しむという、暮らしながら家を育てる姿勢もこの家の魅力です。家アカは「写真の雰囲気」だけで見られがちですが、こうして背景を分解すると、自分が建てるときに何を優先すべきかが見えてきます。コンパクトでも広く見せたい方、子育てしながら家づくりを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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リビングを広くみせるためにハーフ吹き抜けと1階の扉をフルハイドアを採用しています。
まだ娘が小さいため、床など手に届くところの観葉植物やインテリアができず、お部屋が寂しい部分はありますが、その中でできるおしゃれを探しておうちづくり&インテリア探しをしています。 -
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