【平屋・3LDK・37坪】回遊動線×中庭×ビルトインガレージで叶える上質な和モダン平屋(30代共働き夫婦)|住友林業の家アカ事例

住友林業で上質な和モダン平屋を建てる、中国地方の家。延床37坪(ガレージは別/ガレージ込みでは47坪)・3LDK2人家族(30代共働き夫婦)で、「回遊動線」「中庭」「ビルトインガレージ」「広いLDK」「ファミリークローゼット」「パントリー」「スマートホーム」「太陽光発電」をすべて詰め込んだ、すでに家づくり進行中の事例です。BF構法を活かした大開口・大空間に、アイランドキッチン・造作洗面台・タンクレストイレ・タッチレス水栓まで、平屋でも妥協のない上質仕様が詰まっています。

この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの家がうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。住友林業で和モダン平屋を検討している方、中国地方で平屋に中庭やビルトインガレージを組み込みたい方の判断材料になればうれしいです。

目次

この家の基本情報

家タイプ 平屋
間取り 3LDK
延床面積 37坪(ガレージ別/ガレージ込みで47坪)
土地面積 300坪
テイスト 和モダン
地域 中国地方(西日本)
家族構成 2人家族(30代共働き夫婦)
建築会社 住友林業(BF構法)
主な設備 アイランドキッチン / タッチレス水栓 / 食洗機(ビルトイン) / 造作洗面台 / タンクレストイレ / パントリー
収納の工夫 ファミリークローゼット / パントリー
エネルギー・性能 太陽光発電 / スマートホーム対応
暮らしのこだわり 家事ラク動線 / 回遊動線 / 中庭 / ビルトインガレージ / 広いLDK / 書斎・ワークスペース / ウッドデッキ・テラス

施主のこだわりポイント(投稿より引用)

回遊できる快適な導線と、心地よく過ごせる空間を、上質なデザインで整えた家。
— 30代共働き夫婦の家アカ Instagramより

編集部メモ:この家を一言で言うと

「住友林業のBF構法で、平屋の弱点を全部つぶしにいった上質な和モダン平屋」。この家のいちばんの個性は、延床37坪に「回遊動線・中庭・ビルトインガレージ」という相互に干渉しやすい3要素を共存させていることです。平屋でビルトインガレージを採用すると居室面積を圧迫しがちですが、土地300坪というゆとりとBF構法の大開口を組み合わせ、「面積で逃げる」のではなく「動線で整える」設計に振り切っているのが、この家の判断のうまさだと感じました。

編集部が注目した3つのポイント(この家固有)

1. 中庭が「平屋の暗さ・閉塞感」を一気にほどく

平屋は屋根が一枚で広いぶん、中央部に光が届きにくく、奥の部屋ほど暗くなる、というのが構造的な弱点です。今回の事例では中庭を間取りの中央寄りに据えることで、LDK・水回り・寝室の三方向に自然光と視線の抜けを供給しています。中国地方は冬の日照時間が短い地域もありますが、中庭を介して「北側の部屋にも光が回る」設計にできるのが、平屋×中庭の最大の意味です。

住友林業のBF構法は柱の本数を減らして大開口を取れるので、中庭に面した壁を「腰高窓」ではなく「フルハイトの開口」にできるのが強み。中庭がただの坪庭で終わらず、家全体の採光と通風を底上げするデバイスとして機能しているのは、構造の選択と意匠の選択がかみ合っている結果だと、編集部としては見ています。

2. 延床37坪・3LDKに「回遊動線+ビルトインガレージ」を成立させた間取りの工夫

延床37坪の平屋は、平屋としては中庸〜やや広めのサイズ。ただし、ここに「ビルトインガレージ(屋内)」「中庭」「ファミリークローゼット」「書斎」を全部入れたいとなると、本来は40坪以上欲しいというのがハウスメーカー側の目安です。それを37坪(ガレージ込み47坪)で収め、なおかつ「家事ラク動線」「回遊動線」をこだわりに据えているのは、優先順位がはっきりしているサインです。

平屋で回遊動線を作るときの定石は、「水回り(キッチン・洗面・浴室)を一直線または”コの字”に並べ、その背面にファミリークローゼットと回遊路を通す」パターン。ガレージ → 玄関 → パントリー → キッチン → 洗面 → 浴室 → ファミクロ、と、買い物帰り・帰宅後・洗濯動線をひとつのルートに重ねられれば、共働き夫婦の家事時間が毎日数十分単位で短縮されます。書斎・ワークスペースを動線から少しオフセットして配置することで、「在宅ワーク中の集中」と「家事中の回遊」を干渉させない設計になっているはずです。

3. 中国地方で「平屋+ビルトインガレージ」を選ぶ意味と、その代償

中国地方で平屋+ビルトインガレージというと、必ず話題になるのが 採光・耐震・コスト の3つです。

採光については、ビルトインガレージを家の前面に配置すると、その分だけ道路側からの光を遮ることになります。中庭でリカバーする設計が今回のように相性が良いのはこのためで、ガレージで失った光を中庭で取り戻す、という考え方になります。中国地方は梅雨〜夏の湿度が高い地域なので、中庭は「採光+通風」のセットで設計するのが妥当ラインです。

耐震については、住友林業のBF構法(ビッグフレーム構法)が前提条件として強い。ビルトインガレージは大開口を必要とするため、在来工法では筋交いやベタ基礎の補強が必要になりがちですが、BF構法は太い集成材柱で大開口を素直に成立させられます。和モダンの「軒の深さ」「縁側の通り」を意匠で取りに行きたいなら、構造をBF構法で取っておくのは合理的な選択です。

コストについては、平屋は2階に上がる必要がない分、年齢を重ねても暮らしやすい一方で、屋根面積と基礎面積が広くなるので、㎡あたりの建築コストは2階建てより上がる傾向があります。さらにビルトインガレージは「居室扱いではない床面積」が増えるため、坪単価ベースで見ると総額がふくらみやすい構造。「初期コストより、長期の暮らしやすさ・上質感を取る」と決め切れる人にとって、住友林業の和モダン平屋はとても相性がいい選択だと思います。今回の事例は、その判断にきちんと振り切れている印象です。

この家から学べる、和モダン平屋を建てるときの3つの判断軸

判断軸1:木質感を「全面」に出すか、「アクセント」に絞るか

この事例は前者寄りで、住友林業の真骨頂を生かした「素材で見せる和モダン」。一方、和モダンには「白漆喰+木のアクセント」「黒の外壁+木の軒裏だけ木目」のように、木をぐっと絞って使う流派もあります。住友林業の標準仕様でどこまで木を出せるか、無垢材か突板(つきいた)か、追加費用がいくらか、は最初の見積もりで必ず詰めるところ。「住友林業=木の家」の解像度は、契約前の打ち合わせで上げられるかどうかで変わります。

判断軸2:水回りを”一筆書き”にできるか

家事ラクと回遊動線は、水回りの位置でほぼ決まります。間取り図を確認するとき、洗濯機 → 物干し → ファミリークローゼットの距離が3歩以内になっているか、キッチン → パントリー → ガレージの動線が交差していないか、を必ず指差しで確認するのがおすすめ。図面で「家事動線」と書かれていても、実際に動かしてみると遠回りしている設計は意外と多いです。今回のように共働きでビルトインガレージから直接パントリーに入れる動線は、買い物頻度の高い家庭ほど効きます。

判断軸3:温暖地で和モダン平屋+中庭を建てるなら、確認したい3項目

(1) 中庭の床仕上げと排水:タイルテラスか砂利か、雨水の逃げ道は確保できているか
(2) ビルトインガレージの開口部:シャッターの種類(電動/手動)、断熱性能、車種別の幅・高さ
(3) 太陽光発電とスマートホームの連携:HEMS・蓄電池の有無、屋根面積と発電量のバランス

この3つが標準仕様でどこまでカバーされるか、追加費用がいくらかは、ハウスメーカーの相見積もりで一番差が出る部分です。住友林業だけで決め切らず、中国地方の地場メーカーや、ビルトインガレージに強い工務店と同条件で比較しておくと、判断材料が増えます。

平屋の坪数別 間取り比較|28坪・33坪・37坪・40坪の違い

同じ「平屋」でも、坪数が変わるとLDKの広さや部屋数の取り方が大きく変わります。検討中の方が悩みやすい4サイズを比較しました。

28坪 平屋(2LDK〜3LDK相当)

2人家族・DINKsや、子ども独立後のセカンドライフに人気のサイズ。LDKは16〜18畳が目安で、寝室・書斎・水回りをコンパクトにまとめる設計が中心です。28坪は土地が小さくても建てやすい一方、収納と廊下の取り方で住み心地が大きく変わります。

33坪 平屋(3LDK)

3人家族4人家族の中心ボリューム。LDKを18〜20畳に取りつつ、回遊動線や水回りの一筆書きが組み込めるサイズ。中庭やビルトインガレージを入れようとすると、居室面積が圧迫されがちなラインです。

37坪 平屋(3LDK/本記事の事例)

共働き夫婦〜4人家族の中心ボリューム。LDKを20帖前後で広く取りつつ、回遊動線・中庭・書斎まで組み込めるサイズ。本記事の住友林業×和モダン平屋は、この37坪・3LDKに「ビルトインガレージ+中庭」を共存させた好例です。ガレージ込みでは47坪に達するため、土地面積(今回は300坪)の余裕とセットで判断するのが現実的です。

40坪 平屋(4LDK以上)

家族4〜5人、ペット同居、書斎やワークスペースをしっかり取りたい家庭向け。土地は最低でも60〜70坪以上が必要になることが多く、ビルトインガレージや中庭まで入れると外構コストも含めて検討が必要です。

平屋 3LDK と 4LDK|家族構成別のおすすめと選び方

平屋を検討する際、3LDKか4LDKかで迷うケースは多いものです。家族構成と将来の暮らしから逆算して選びましょう。

3LDK 平屋が向いている人

2〜3人家族、または子どもが独立予定の世帯。LDK+主寝室+子ども部屋(または書斎・ワークスペース)で、坪数を抑えて建築コスト・光熱費・メンテ費用を最適化したい人に向きます。今回のように37坪・3LDKに回遊動線と中庭を組み込むと、コンパクトでも開放感と上質感を確保できます。

4LDK 平屋が向いている人

4人家族で子ども2人にそれぞれ個室を確保したい、または親世帯との同居や来客用の客間が必要な世帯。最低でも40坪以上、土地は60坪以上が目安になります。ビルトインガレージや中庭まで入れる場合、4LDKだと45坪以上を見ておくと余裕が出ます。

住友林業 vs タマホーム・一条工務店|平屋3LDKでハウスメーカーを比較するポイント

「住友林業の平屋」「タマホームの平屋3LDK」「一条工務店の平屋」など、ハウスメーカー比較で迷われる方は多いものです。代表的な3社の特徴を、平屋3LDKの観点で整理しました。

住友林業|木質感とBF構法、和モダンの強み

「木の家」を強みとし、和モダン・ナチュラルナチュラルモダンと相性が良いメーカー。BF(ビッグフレーム)構法で大開口・大空間を取りやすく、本記事の事例のように「37坪でも回遊動線+中庭+ビルトインガレージ」が成立する設計力が魅力です。価格帯は中〜上位。

タマホーム|コストパフォーマンスと標準仕様の充実

「ローコスト寄り」のイメージで知られますが、長期優良住宅対応・標準仕様の幅広さで近年評価が上がっているメーカー。平屋3LDKを坪単価60万円台で建てたい層に支持されています。ビルトインガレージや中庭まで盛り込むと総額は上がりますが、躯体コストを抑えられるのが強み。

一条工務店|超高気密・高断熱と全館床暖房

UA値・C値の高水準と全館床暖房が標準クラスの強み。中国地方の冬場でも安定した室温を取りやすく、性能重視で平屋を検討する人には有力候補。間取りの自由度は他社より制約があるため、規格内で完結する設計を好む人向き。

比較する際のチェックリスト

  • 平屋3LDKでの標準仕様(窓・サッシ・断熱・サニタリー)の範囲
  • 大開口・大空間・ビルトインガレージの可否と追加コスト
  • 中庭・坪庭設計の実績数と外構との連携
  • 太陽光・スマートホーム・HEMSの標準/オプション区分
  • アフター保証の年数と内容

1社で決め切らず、最低3社で同条件相見積もりを取ってから判断するのが後悔しないコツです。

中国地方で住友林業の平屋を検討する人へ|編集部メモ

住友林業は全国展開で、中国地方・西日本エリアにも対応しています。ただ、「温暖地での得意・不得意」はハウスメーカーごとに差があるのも事実。住友林業は「木質感の表現力と造作の自由度、大開口を支えるBF構法」、地場メーカーは「地域素材の調達網と外構との連携」に、それぞれ強みがあります。どちらが正解というより、「家のテーマ(上質な和モダン重視か、コスパ重視か)」で相性が変わるイメージです。

比較するときは、必ず同じ条件(延床・LDK・断熱等級・ビルトインガレージの有無)で見積もりを取り、坪単価だけで判断しないこと。同じ坪単価でも、標準仕様に何が含まれるかでトータル金額が数百万円単位で変わります。

よくある質問

Q. 37坪・3LDKの平屋は、2人家族には広すぎませんか?

A. 「広すぎる」とは限らないと思います。今回の事例のように、ファミリークローゼット・パントリー・ビルトインガレージ・書斎・中庭をしっかり仕込むと、収納と用途別スペースだけで10坪近く取られます。LDKを20帖前後で広めに取り、寝室+書斎(または将来の子ども部屋)を確保する3LDKは、共働きで在宅ワーク機会のある家庭では妥当なサイズ。むしろ余裕を持っておきたいところです。

Q. ビルトインガレージを平屋に組み込むと、コストはどのくらい上がる?

A. ビルトインガレージは「居室扱いではない床面積」が増えるため、坪単価そのものは抑えられても、総額では数百万円単位で上がるケースが一般的です。シャッターの種類(電動/手動)、断熱区画の有無、車種に合わせた天井高でも金額が変動します。住友林業のように大開口を素直に成立させられる構造を持つメーカーだと、構造補強の追加コストが発生しにくいのが強みです。

Q. 中国地方で平屋と2階建て、どちらが暮らしやすい?

A. 家族構成と土地次第です。土地に余裕があり(今回の事例のように300坪クラス)、足腰の負担を将来的に減らしたいなら平屋。建物面積を抑えて建築費・固定資産税を下げたい、または狭小地なら2階建て。温暖地では夏場の屋根からの熱負荷が大きい分、平屋は屋根断熱と通風(中庭・高窓)をセットで設計してください。

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編集後記

今回の家は、写真だけ見ると「シンプルで上質な和モダン平屋」ですが、こだわりポイントを1つずつ読み解くと、中国地方という土地・住友林業のBF構法という選択・回遊動線+中庭+ビルトインガレージという設計思想が一本筋で通っているのが分かります。家アカは「写真の雰囲気」だけで判断されがちですが、こうやって背景を分解すると、自分が建てるときに何を優先するかが見えてきます。30代共働きで上質な和モダン平屋を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

他のハウスメーカーとも比較したい方へ

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