滋賀県で住友林業ホームテックが手がけた、築50年の旧家を活かした平屋・5LDK以上・延床42坪の和モダンフルリノベーション。先代が大切にしていた庭を残し、LDKに大開口窓を設けて庭との連続性を主役に置く——新築では生まれない”時間の重なり”を持つ家づくりの事例です。アイランドキッチン・造作洗面・タンクレストイレ・ファミリークローゼットなど現代の設備を盛り込みながら、間取りと動線を今の暮らしに再設計しています。
この家の基本情報
| エリア | 滋賀県 |
|---|---|
| 家のタイプ | 平屋(築50年・フルリノベーション) |
| 間取り | 5LDK以上 |
| 延床面積 | 42坪 |
| 家族構成 | 3人家族 |
| 施工会社 | 住友林業ホームテック |
| テイスト | 和モダン |
| キッチン・水回り | アイランドキッチン/タッチレス水栓/食洗機ビルトイン/造作洗面台/タンクレストイレ/パントリー |
| 収納 | シューズクローク/ファミリークローゼット/リビング収納 |
| こだわり | 庭との連続性/LDKの大開口窓/古き良きものの継承/家事ラク動線/書斎・ワークスペース |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
築50年の旧家を住友林業でフルリノベしました。
先代が大切にしていた庭を活かせるよう、LDKには大開口窓を設け、癒しの空間になりました。
古き良きものを大切に受け継ぎながら、間取りや動線を現代の暮らしに再設計したことで、デザインと暮らしやすさが両立したそんなお家ができました。
“先代が大切にしていた庭を活かす”というキーワードが、本事例の核です。新築なら更地から始める設計が、リノベでは”残すもの/変えるもの”の選別から始まる。庭という外部資産を主役に据え、間取りはその庭に合わせて再構築する——古民家リノベにおける王道のアプローチです。
編集部メモ:この家を一言で言うと
「“庭”を主役に置いて間取りを再構築した古民家リノベ」。築50年の家を解体して新築する選択もあった中で、施主は庭を残すためにフルリノベを選択しました。これは経済合理性だけでは語れない判断で、家族の歴史と土地の記憶を価値として家づくりに織り込んだ事例です。一方で住友林業ホームテックという大手リフォーム会社を選んだことで、構造補強・耐震性能・断熱の現代化という”性能の現代化”も同時に達成している。情緒と性能のバランスが取れた、リノベの理想形と言えます。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
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1. 庭を主役にしたLDKの大開口窓=外部空間を内部体験に取り込む設計
古民家のLDKリノベにおいて、大開口窓は最も効果が出る投資の一つです。築50年の和家屋は本来、縁側・障子・襖で外との関係を緩やかに作る建築でしたが、現代の生活スタイルでは縁側を活用しにくい。これをサッシ1枚分の大開口窓に置き換えることで、庭が”見るための景色”から”生活の延長”に変わります。ペアガラスやトリプルガラスを採用すれば、開口を大きくしつつ断熱性能も維持できる、現代リノベ特有の解法です。
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2. 築50年=旧耐震物件のフルリノベに必要な構造補強
築50年は1976年頃の建築で、1981年6月の新耐震基準より前の”旧耐震物件”に該当します。この時期の家は震度6強以上で倒壊リスクがあるため、フルリノベでは耐震診断と耐震補強がセットで必要です。住友林業ホームテックのような大手リフォーム会社は、(1)耐震診断、(2)構造補強(基礎打ち増し、耐力壁追加、屋根軽量化)、(3)断熱の現代化を同時に進められる体制があります。”見た目だけのリノベ”ではなく”性能を新築並みに引き上げるリノベ”が、長期居住には必須です。
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3. 5LDK以上=古民家ならではの部屋数を残しつつ動線を再構築
古民家は田の字型(4部屋+廊下)など、現代の生活動線とはミスマッチな間取りを持っているケースが大半です。本事例は5LDK以上の部屋数を維持しながら、家事ラク動線・書斎・FCCといった現代設備を組み込んでいる。これは部屋数を減らしてLDKを大きく取る一般的な改修方針とは逆——”使われていなかった部屋を、ワークスペースや書斎として現代用途に再定義する”という賢いアプローチです。
この家から学べる、古民家フルリノベの3つの判断軸
同じく「実家の旧家をリノベするか、解体新築するか」を悩んでいる人向けに、本事例から抽出できる判断軸を3つ整理します。
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判断軸1:解体新築 vs フルリノベの分岐点
判断材料は、(1)構造躯体の健全性(柱・梁・基礎の劣化具合)、(2)耐震診断の結果(補強コストが解体建て替えを超えるならリノベの優位性が薄まる)、(3)残したいもの(庭・古材・記憶)の価値、(4)固定資産税・解体費用との総額比較。本事例のように”庭を残したい”という強い動機があれば、フルリノベの選択は合理的です。
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判断軸2:古民家リノベの費用相場
フルリノベ+耐震補強+断熱改修で、坪単価60〜100万円が現実的なレンジです。42坪なら2,500〜4,200万円程度。これに対し同規模の解体新築は、解体費200〜300万円+本体価格2,500〜4,000万円+諸経費で総額3,000〜4,500万円が目安。コストだけ見るとフルリノベがやや有利ですが、性能(断熱・気密・耐震)は新築のほうが確実に新基準に乗りやすい。”残したいもの”の価値で天秤を傾ける判断になります。
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判断軸3:リフォーム会社の選定基準
古民家フルリノベは、(1)耐震診断と構造補強の実績、(2)断熱改修のノウハウ(古民家は隙間風が多く、断熱の入れ方に工夫が必要)、(3)古材の再利用・修復技術、(4)和モダンの設計力——この4要素が揃った会社を選ぶのが安全です。大手なら住友林業ホームテック、積水ハウスのリフォーム部門(積和建設)、ミサワリフォームなど、地場ならハウジングサポート系の老舗工務店が候補になります。
滋賀県で住友林業ホームテック/古民家リノベを検討する人へ|編集部メモ
滋賀県は近畿の中でも古い和家屋が残りやすい地域で、湖北・甲賀・信楽など、土地に根ざした家屋を継承する文化があります。冬は寒冷で、夏は内陸性の暑さ——古民家の断熱改修は気候適合性の意味でも効きが大きいエリアです。住友林業ホームテックは住友林業のリフォーム子会社で、構造補強と断熱改修を一体で扱える強みがあります。並行して、地元の老舗リフォーム会社(古材文化に詳しい会社)を比較すると、”古民家ならではの設計提案”の差が見えてきます。受け継ぐ家がある方は、解体一択にせず、まず耐震診断とリノベ概算見積もりを取ってから判断するのが安全な進め方です。
よくある質問
- Q. 築50年の家をフルリノベするメリットは?
- A. (1)庭・立地・地域の人間関係などの”動かせない資産”を継承できる、(2)新築に比べて固定資産税の評価額が低く済むケースがある、(3)古材の風合いを残せる、(4)解体費用を一部抑えられる、の4点です。一方、現代の断熱・気密性能を完全に新築水準に揃えるのはコストが高い、というデメリットもあります。
- Q. 旧耐震物件は本当に補強できますか?
- A. 補強できますが、コストは新築の構造費を超える場合があります。(1)基礎の打ち増しまたは増し基礎、(2)耐力壁の追加、(3)屋根の軽量化(瓦→ガルバリウム)、(4)接合金物の追加で、震度6強相当に耐える強度まで引き上げ可能です。ただし躯体の劣化が激しい場合は補強よりも建て替えのほうが現実的なケースもあるため、耐震診断の結果次第で判断します。
- Q. 古民家の断熱改修は何を入れればいいですか?
- A. (1)床下断熱(無断熱からウレタンフォームor高性能断熱材)、(2)壁の断熱(充填断熱+気密シート)、(3)天井断熱の強化、(4)窓を樹脂サッシ+ペアガラス以上に、(5)玄関ドアを断熱仕様に。この5点を揃えると、古民家でも現代の断熱等級5前後まで引き上げられます。
- Q. リノベに住宅ローンは使えますか?
- A. 使えます。「リフォーム一体型住宅ローン」として物件購入費とリノベ費を一本化できる商品が主要銀行で扱われています。フラット35リノベ(性能向上型)は金利優遇もあるため、複数銀行で条件を比較するのが現実的です。築50年クラスの旧家を継承する場合、相続関連の登記や名義整理を先に済ませておくと、ローン申請がスムーズになります。
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編集後記
古民家リノベを検討している人へ
解体新築とフルリノベは、坪単価だけでなく耐震診断・断熱改修・継承価値まで含めて比較するのが現実的です。複数のリフォーム会社や工務店から無料でプランを取り寄せ、相場と提案力を見比べるのが第一歩になります。
資料請求の選び方ガイドを読む- 平屋
- 5LDK以上
- 42坪
- 坪
- 和モダン
- アイランドキッチン | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 造作洗面台 | タンクレストイレ | パントリー(食品庫)
- シューズクローク | ファミリークローゼット | リビング収納
- 家事ラク動線 | ワークスペース付き | 広いリビングの家 | 子ども部屋がある家 | 書斎・ワークスペース
- 滋賀県
- 住友林業ホームテック
- 3人家族
-
築50年の旧家を住友林業でフルリノベしました。先代が大切にしていた庭を活かせるよう、LDKには大開口窓を設け、癒しの空間になりました。古き良きものを大切に受け継ぎながら、間取りや動線を現代の暮らしに再設計したことで、デザインと暮らしやすさが両立したそんなお家ができました。


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