中庭のある2階建てナチュラル住宅。爬虫類のレオパードゲッコウ(ヒョウモントカゲモドキ)と小さなお子さんと暮らす”自分たちサイズ”の家づくり事例です。犬・猫の家アカが多い中で、爬虫類飼育を前提に間取りを考える事例は希少。中庭を中心とした採光・プライバシー設計と、温湿度管理が必要な爬虫類のためのペットスペース、そして小さなお子さんの安全配慮を1つの家に同居させた、テーマ設計の解像度が高い住まいです。
この家の基本情報
| 家のタイプ | 2階建て |
|---|---|
| 家族構成 | ペット(レオパードゲッコウ)と暮らす家庭・小さなお子さんあり |
| テイスト | ナチュラル |
| キッチン・水回り | アイランドキッチン/タッチレス水栓/食洗機ビルトイン/浴室乾燥機 |
| 性能 | 太陽光発電 |
| 収納 | ファミリークローゼット/階段下収納 |
| こだわり | 中庭のある家/ペットスペース/家事ラク動線/書斎・ワークスペース/自分たちサイズの暮らし |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
レオパードゲッコウと暮らす家
小さい子供がいる
中庭がある
自分たちサイズの暮らし
4行で家のテーマが完結している、潔い施主コメントです。”自分たちサイズ”という言葉は、SNS映えやモデルハウスの正解像から距離を取る家づくりの宣言です。爬虫類飼育・育児・中庭という独自要件をセットで成立させているのが本事例の核心です。
編集部メモ:この家を一言で言うと
「“よその正解”を一切引用しない、固有要件で組まれた家」。家づくりの記事は、犬・猫・吹き抜け・北欧スタイルといった汎用テーマで語られがちですが、本事例は爬虫類×中庭×子育てという、テンプレート化されていない要件の組み合わせです。アイランドキッチン・FCC・浴室乾燥機といった現代設備は揃えつつ、テーマ設計だけは”自分たちサイズ”——この振り切りが家づくりの満足度を決めます。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
-
1. レオパードゲッコウと暮らす家=温湿度管理を間取りに織り込む
レオパードゲッコウ(通称レオパ)は夜行性の爬虫類で、適温26〜30度・湿度40〜60%・紫外線不要・寿命10〜20年という飼育要件があります。家族として迎えるなら、(1)直射日光が当たらない設置位置、(2)冬の冷気が直撃しない壁面、(3)エアコンの風が直接ケージに当たらない位置取り、(4)停電時に温度が保てる断熱性能、を間取り段階で考慮するのが理想です。爬虫類は体温調整を環境に依存するため、家の温熱環境がそのまま命綱になる飼育生物です。
-
2. 中庭=プライバシー・採光・ペット外気浴の3役を兼ねる
中庭は隣地視線をカットしながら採光と通風を確保できる設計手法です。本事例のように小さなお子さんがいる家庭では、(1)外への飛び出しリスクなく外遊びできる安全な外部空間、(2)プライバシーを保ちながら洗濯物を干せる空間、(3)将来ペットの外気浴・水浴び場として使える可塑性、の3つの効用が積み上がります。住宅密集地でも”窓を全部閉めなくていい家”が成立するのが中庭設計の魅力です。
-
3. “自分たちサイズ”=坪数より要件適合度で設計する判断
家づくりの最初の質問が「何坪?」になりがちですが、本事例は要件(爬虫類・子ども・中庭)から逆算して坪数を決めるアプローチに見えます。これは設計の正攻法で、坪数先行で要件を切り詰める逆順より、満足度の高い家になりやすい。家族の固有要件を3つ書き出してから設計者と話す、という進め方は、本事例から学べる実用的なノウハウです。
この家から学べる、ペットと子どもが共存する家の3つの判断軸
同じく「ペット飼育+小さな子ども」の組み合わせで家づくりを考えている人向けに、本事例から抽出できる判断軸を3つ整理します。
-
判断軸1:ペットの種類で求められる家の性能が変わる
犬=床材の傷耐性・足腰負担の少ない素材、猫=高低差のあるキャットウォークや爪研ぎスペース、爬虫類=温湿度・断熱・電源確保、鳥=振動と日射の管理、と要件が違います。”ペットと暮らす家”を一括りで語らず、種類ごとの飼育要件を間取りプランに落とし込む打ち合わせが必要です。本事例のレオパは”温湿度の安定”が最優先項目になります。
-
判断軸2:小さな子どもとペット飼育の両立
子どもがハイハイ〜幼児期は、(1)ケージへの不用意なアクセスを物理的にコントロールできる配置(ケージを子どもの手の届かない高さや独立した部屋に)、(2)子どもの食べこぼしや飲み物のこぼしがケージに入らない動線、(3)家族の動きでペットがストレスを受けない静かな配置、を意識すると、双方のストレスが減ります。本事例の中庭やワークスペースの配置はこうした距離設計の解と推察します。
-
判断軸3:中庭の最小サイズ
中庭は坪数を取りますが、最小サイズで考えるなら2.5〜4畳ほどあれば、採光・通風・小さな子の遊び場として機能します。これより小さいと光量と通風が物足りなくなる傾向があります。建ぺい率の制約があるエリアでは、中庭分の床面積を諦める判断が必要になることもあるため、土地と坪数のバランスで決まります。
固有要件のある家づくりを検討する人へ|編集部メモ
家づくりの平均値(4LDK・35坪・南向きLDK・吹き抜け)からはみ出る要件——爬虫類飼育、特殊な趣味、楽器、暗室、コレクション展示など——は、規格化された大手HMよりも、自由設計に強い地場工務店や設計事務所と相性が良い傾向があります。打ち合わせ段階で”こういう要件があるが対応できますか”と単刀直入に聞いて、過去事例を見せてもらえる会社が安全な選択肢になります。”自分たちサイズ”の家づくりは、最初の会社選びでほぼ8割が決まる、と編集部としては考えています。
よくある質問
- Q. 爬虫類を飼える家に必要な性能は?
- A. 最低限必要なのは、(1)冬季も室温が15度を下回らない断熱性能(断熱等級5以上推奨)、(2)エアコンの風が直接当たらない設置スペース、(3)停電時にもしばらく温度を保てる気密性能、(4)夜行性の場合はケージ周辺を暗くできる遮光カーテンまたは別室。爬虫類は体温調整を環境に頼るため、家の温熱性能が直接命に関わります。
- Q. 中庭がある家の坪単価は上がりますか?
- A. 中庭分の壁が外周より長くなるため、外壁・サッシ・防水処理が増える分、坪単価としては5〜10%程度上がる傾向があります。ただし、北側に窓を多く取れる、プライバシーを確保しながら大開口を設けられる、といった採光・通風メリットがコストの正当化につながります。
- Q. 小さな子どもとペットの動線は分けるべきですか?
- A. 完全に分ける必要はありませんが、(1)ペットケージへ子どもが安易にアクセスできない高さ・配置、(2)子どもの遊びでペットがストレスを受けない静寂区画、(3)清掃・給餌のための家事動線、の3つが交差しないよう間取り段階で整理するのが安全です。本事例のような中庭+ワークスペース+家事ラク動線の配置は、これらをほぼ自然に解決できる構成と推察します。
- Q. 自由設計が得意な工務店の見分け方は?
- A. (1)過去事例の写真集に”テンプレート外”の家が複数ある、(2)初回打ち合わせで設計士が直接担当する、(3)プラン提案前に施主の生活ヒアリングに時間をかける、の3点が目安です。営業担当が標準プランを売る会社より、設計士が要件から組み立てる会社のほうが、固有要件のある家づくりには向いています。
同じ条件の家アカをもっと見る
「ペットと暮らす家・中庭・自由設計」の条件で他事例を探したい方は、いえスタの特徴・こだわり一覧から、似た条件の家アカを横断して比較できます。
編集後記
固有要件のある家づくりを検討している人へ
規格プランに収まらない要件は、自由設計に強い工務店や設計事務所との相性で結果が変わります。複数社の提案を無料で取り寄せ、設計力の差を比較するのが第一歩になります。
資料請求の選び方ガイドを読む- 2階建て
- 坪
- 坪
- ナチュラル
- アイランドキッチン | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 浴室乾燥機
- ファミリークローゼット | 階段下収納
- 太陽光発電
- 家事ラク動線 | 中庭のある家 | 子ども部屋がある家 | 書斎・ワークスペース | ペットスペース
- ペットと暮らす
-
レオパードゲッコウと暮らす家
小さい子供がいる
中庭がある
自分たちサイズの暮らし


コメント