@pipi_noie さんの香川の家。3LDK・2階建て・3人家族で、コンセプトは「中庭×海外風×ワークスペース」。中庭で採光と外との繋がりを取りつつ、海外風の建具・キッチンで日常をワンランク上げる。3LDKというコンパクトサイズに、暮らしの楽しさと働く場所を共存させた、家のテーマがはっきりしている一軒です。
この記事では、家アカの写真からは見えにくい「なぜ中庭・海外風・ワークスペースの3つを30坪台で両立できているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。中庭付きの家、海外風テイスト、在宅勤務環境を考えている方の判断材料になればうれしいです。
この家の基本情報
| 家タイプ | 2階建て |
|---|---|
| 間取り | 3LDK |
| テイスト | 海外風 |
| 地域 | 香川県 |
| 家族構成 | 3人家族 |
| 主な設備 | セパレートキッチン / 食洗機(ビルトイン) / タンクレストイレ |
| 収納の工夫 | ウォークインクローゼット |
| 暮らしのこだわり | 家事ラク動線 / ワークスペース付き / 中庭 / 広いリビング / 子ども部屋 |
編集部メモ:この家を一言で言うと
「中庭という装置で、3LDKの家に外の空気と光を呼び込んだ、海外風2階建て」。中庭・海外風・ワークスペースという3要素は、それぞれ単独で取り入れる家は多いものの、3つすべてを30坪台の3LDKに無理なく組み込むのは、実は設計の難易度が高い。@pipi_noie さんのお宅はその難しい組み合わせをきれいに成立させた実例だと感じました。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
1. 中庭が「採光・通風・プライバシー」を一気に解決している
中庭は、家の中央に屋外空間を作る設計手法。外周にしか窓を置けない一般的な家と違って、家のどの部屋からも光と外の気配が届くようになります。
香川県は瀬戸内式気候で、年間日照時間は全国でもトップクラス(年間2,000〜2,200時間程度)。日射条件は良好な一方、住宅地では隣家との距離が近めの分譲地も多く、外周の窓だけでは「カーテンを開けにくい家」になりがちです。中庭を作ると、外周窓に頼らずに採光が取れるので、結果的に外から見える窓を絞ってプライバシーも確保できる、という二重のメリットがあります。
ただし中庭は床面積が削られるので、3LDK・30坪前後のサイズで取るには優先順位の判断が必要。@pipi_noie さんのお宅は「中庭優先」と決め切って設計しているのが、写真から伝わってきます。
2. 海外風テイストは「建具・キッチン・洗面」の3点で印象が決まる
「海外風」と一口に言っても、アメリカン(西海岸/東海岸)、ヨーロピアン(フレンチ/英国)、北欧、プロヴァンスなど幅が広い。共通しているのは、建具・キッチン・洗面の3点を「日本の標準」から少し外すと、一気に海外風になるという原則です。
建具なら、白のドアに真鍮の取手を組み合わせる、室内窓を入れる、格子付きの木製ドアを使う。キッチンなら、見せる収納・タイル天板・アイアン棚・カウンター高さの調整。洗面なら、ボウル一体型からセパレートに、ミラーをアンティーク調、タイルでアクセント——というあたりが王道のディテール。
@pipi_noie さんのお宅はセパレートキッチンを採用していて、ここから建具と洗面で世界観を統一していくのが定石のアプローチ。海外風の見た目は、外観・床・壁紙より、こうした「触れる場所」の質感で決まることが多いと、編集部としては感じています。
3. ワークスペース付きの3LDKは「半独立」の設計がカギ
3LDKでワークスペースを作る場合、「リビングの一角」「主寝室の一角」「廊下脇のニッチ」「踊り場」などのパターンがありますが、いちばん使い勝手が良いのは半独立タイプ(壁で完全に区切らないが、視線と音が抜けにくい設計)です。
完全個室にすると3LDKの居室面積が手狭になり、完全オープンにするとWeb会議や家族の生活音とぶつかります。@pipi_noie さんのお宅のように、家事ラク動線とワークスペースが共存している家では、水回り(洗濯・キッチン)の動線とは交差しない位置にワークスペースを置くのが正解。動線の干渉が少ないほど、生活と仕事の切り替えがスムーズになります。
この家から学べる、中庭×海外風の家を建てるときの3つの判断軸
判断軸1:中庭は「面積を割く価値があるか」を最初に決める
中庭を作ると、その分の床面積は居室・収納から削られます。30坪3LDKで2〜3坪の中庭を取ると、LDKや子ども部屋がやや狭くなる前提。「採光・通風・室内に外の気配が欲しい」を優先するか、「居室の広さ」を優先するか、を建物プランの最初に決めるのが失敗しないコツです。
判断軸2:海外風は外観より「触れる場所」の建材で作る
壁紙やフローリングの色味だけで海外風を作ろうとすると、なんとなく薄い印象になりがち。建具(ドア・取手)、キッチン天板、洗面ボウル、照明器具、水栓、といった「日常的に触れる・目に入る場所」に予算を寄せるほうが、トータルの完成度が上がります。
判断軸3:ワークスペースは「使う頻度×時間」で配置を決める
週5・1日6時間以上の在宅勤務なら個室寄り、週1〜2の打ち合わせ用ならリビング兼用でもOK。@pipi_noie さんのお宅のように家事との動線干渉を避けるなら、洗濯機・キッチンの近くではなく、玄関側やリビング奥の半独立配置がおすすめです。
香川県で家を建てる人へ|編集部メモ
香川県は瀬戸内式気候で、夏の暑さ・冬の冷え込みは比較的穏やか。年間日照時間が長く、太陽光発電との相性も良い地域です。一方で、住宅地では隣家距離が近めの分譲地も多いので、採光と視線処理(フェンス・植栽・中庭)を間取りと一緒に設計するのが暮らしの満足度に直結します。
香川県内のハウスメーカー・工務店は、大手では一条工務店・積水ハウス・住友林業・ダイワハウスなど、地場では穴吹工務店・ヘンミ建築・サンマック・アイラックホームなどが選択肢に挙がります。大手ハウスメーカーは標準仕様の安定感、地場の中堅工務店は造作・素材の自由度に、それぞれ強みがあります。海外風のディテールにこだわるなら、地場の工務店も比較対象に入れておくと判断材料が増えます。
比較するときは、必ず同じ条件(延床・LDK・断熱等級・中庭の有無)で見積もりを取り、坪単価だけで判断しないこと。標準仕様に何が含まれるかでトータル金額が数百万円単位で変わります。
よくある質問
Q. 中庭付きの家は、コストはどれくらい上がりますか?
A. 中庭の規模・床仕上げ・植栽・排水設計で変わります。小規模(2〜4畳)なら、追加コストは100〜250万円程度が目安。床面積を増やさず中庭だけ取るなら本体価格はあまり変わりませんが、防水・排水・床材で工事費が乗ります。中庭から見える室内側の建具・床仕上げにこだわると、さらに50〜100万円ほど上振れすることが多いです。
Q. 海外風の家にする場合、ハウスメーカーと工務店どちらが得意?
A. 大手ハウスメーカーは標準仕様が決まっているため、海外風をフルに作り込むには「カスタムオプション」での対応になりがち。一方、地場の中堅工務店や設計事務所は造作・建具の自由度が高く、海外風のディテールを詰めやすい傾向があります。コスト・性能・デザインのバランスをどこに置くかで選び分けるのがおすすめです。
Q. 中庭は虫や落ち葉のメンテが大変、と聞きます。実際は?
A. 設計次第です。屋根なし完全オープンの中庭は虫・雨・落ち葉対策が必須。半屋根や格子で覆う「セミオープン中庭」、ガラス天井の「サンルーム型」など、メンテ性を上げる選択肢もあります。「掃除しやすい中庭になっているか」は設計段階で必ず確認しておきたいポイントです。
Q. ワークスペースは、子どもが大きくなったら使い方が変わる?
A. 変わります。子どもが小さいうちは親の在宅勤務スペース、大きくなったら子どもの宿題・趣味スペースに転用、というパターンが多い。1.5〜2畳のフレキシブルな半独立空間を確保しておくと、ライフステージに合わせて使い方を変えられます。
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編集後記
中庭・海外風・ワークスペースという3要素を3LDKで両立させた家は、写真の見栄えだけでなく、暮らしと仕事と装飾のバランスが取れている印象。@pipi_noie さんのお宅は、こだわりの種類が分散しているからこそ、各要素の優先順位がきれいに揃っているのが伝わります。デザイン重視で家を建てたい人にこそ、その背景にある「面積の割り振り判断」と「触れる場所への投資配分」を参考にしてほしい一軒です。
他のハウスメーカーとも比較したい方へ
香川で中庭付きの海外風2階建てを建てるなら、複数社のプランを比較してから決めたい、という方は、希望条件に合う間取りプランを複数社から無料でもらえるサービスの活用がおすすめです。条件(2階建て・海外風・予算)を入力するだけで、ハウスメーカー側から具体的な間取り案が届きます。
- 2階建て
- 3LDK
- 坪
- 坪
- 海外風
- セパレートキッチン(独立型) | 食洗機(ビルトイン) | タンクレストイレ
- ウォークインクローゼット
- 家事ラク動線 | ワークスペース付き | 中庭のある家 | 広いリビングの家 | 子ども部屋がある家
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