【2階建て・3LDK・28坪】2階リビング×勾配天井で叶える北欧ナチュラル住宅(3人家族・関西エリア)|ヤマト住建の家アカ事例

ヤマト住建の2階建て・3LDK・28坪 北欧ナチュラル住宅の事例(@ngongo.iidomus)|いえスタ家アカ
NG
@ngongo.iidomus
ヤマト住建 ・ 3人家族 ・ 近畿エリア
完成最終更新 9月2日
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家の基本情報
家タイプ2階建て
間取り3LDK
延床28坪
テイスト北欧ナチュラル
建築会社ヤマト住建
エリア近畿エリア
家族3人家族
編集部の解説記事 →
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間取り
上棟
完成
外観
造作
暮らし

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編集部の解説記事

土地29坪、まわりは住宅がぎっしり。@ngongo.iidomus さんの家は、その条件下で2階リビング × 勾配天井という答えを選び、延床28坪で開放感と電気代0円を両立させた北欧ナチュラル住宅です。

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関西エリアでヤマト住建が手がけた、北欧ナチュラルテイストの2階建て3LDK。共働きの3人家族が暮らす、延床28坪・土地29坪の住まいです。土地とほぼ同じ延床という数字が示すとおり、限られた敷地をフルに使い切った設計。太陽光+蓄電池+ZEH対応で電気代0円の暮らしを実現し、スマートホーム化と家事ラク動線で共働きの負担も削っています。狭小・密集地で建てる人がいちばん参考にできる事例です。

目次

施主のこだわりポイント

都会に建てた2階リビングの家です。超住宅密集地でも勾配天井×2階リビング、広見せのコツで開放感溢れるマイホームにしました。

共働き夫婦ならではの家事ラク動線、スマートホーム化、電気代0円の暮らし、お気に入りのインテリアの工夫を発信しています。

— @ngongo.iidomus さんの投稿より、編集部が引用

編集部メモ:この家を一言で言うと

「敷地の不利を、高さで取り返した家」です。
土地29坪・住宅密集地という条件は、普通に建てると1階に光が入らず、庭も取れない家になります。この家はリビングを2階へ上げ、勾配天井で高さを稼ぎ、光と開放感を上から取りました。土地の広さで解決できないなら、断面で解決する。平面図ではなく断面図で考えた家だと言えます。

編集部が注目した3つのポイント

1. 住宅密集地で2階リビングを選ぶという判断

まわりに家が建て込んでいると、1階の窓は隣家の壁に向き合います。カーテンを開けられず、昼でも照明が要る。2階リビングは、この状況をひっくり返す最も確実な方法です。視線が隣家の屋根の上を抜けるので、同じ窓の大きさでも入る光の量がまるで違います。

ただし代償もあります。買い物袋を持って毎日階段を上がること、そして将来の足腰です。この家が家事ラク動線とスマートホーム化に投資しているのは、その負担を別の手段で相殺する設計だと読めます。2階リビングを検討するなら、玄関からキッチンまでの動線を最短にする、宅配ボックスで受け取りを1階に集約する、といった対策をセットで考えてください。

2. 勾配天井は「面積を増やさずに広さを買う」手段

延床28坪でLDKに開放感を出すのは簡単ではありません。この家が使ったのが勾配天井です。天井を屋根なりに上げると、床面積は1平米も増えないのに体積が増えます。人が広さを感じるのは面積ではなく体積なので、狭小地では費用対効果の高い手です。

2階リビングと勾配天井は相性が良く、2階リビングでなければ勾配天井は作れません(上に部屋があると天井を上げられないため)。この家は「2階リビングにする」という選択が、そのまま「勾配天井にできる」という利点を連れてきています。ひとつの決断が複数の効果を生む、良い連鎖です。

3. 太陽光 × 蓄電池 × ZEHで「電気代0円」に到達する構成

電気代0円は、太陽光だけでは達成できません。昼に発電した電気を夜に使うための蓄電池と、そもそもの消費を減らす断熱性能(ZEH水準)が揃って初めて成立します。この家はその3点セットが入っています。

検討する人が見るべきは屋根の面積と方位です。延床28坪の2階建てなら屋根面積は限られるので、載せられるパネルの容量に上限があります。勾配天井にすると屋根の形が単純になるため、実はパネルを載せやすくなるという副次的な利点もあります。意匠の判断が、発電量にも効いているのがこの家の面白いところです。

この家から学べる、狭小・密集地で開放感を作る3つの判断軸

判断軸1:光は「隣家の高さ」から逆算する

土地を見るとき、多くの人は広さと形を見ます。密集地では隣家の高さと窓の位置のほうが重要です。南に2階建てが接していれば、こちらの1階南窓はほぼ機能しません。2階リビングにするか、庭側を別方位に振るか。建てる前に、隣家の断面を描いてみると判断を誤りません。

判断軸2:狭さは「面積」ではなく「視線の抜け」で解決する

28坪を広く感じさせているのは、勾配天井と広見せの工夫です。壁の少ない間取り、天井まで届く建具、視線が届く先に窓がある配置。人は「いちばん遠くまで見える距離」で広さを判断します。増やすべきは面積ではなく、視線が抜ける方向の数です。

判断軸3:共働きなら「時間を買う設備」に予算を寄せる

食洗機、浴室乾燥機、宅配ボックス、スマートホーム。この家に入っている設備は、どれも家事の時間を直接減らすものです。内装のグレードを上げるより、共働き世帯にとっては効果が体感しやすい投資になります。予算配分に迷ったら、毎日発生する作業を減らすものから選んでください。

延床28坪・土地29坪という条件の考え方

土地29坪に延床28坪。数字だけ見ると「土地いっぱいに建てた家」です。この条件で何が可能で、何を諦めることになるのかを整理します。

建ぺい率・容積率を先に確認する

土地29坪でこの延床を実現するには、建ぺい率と容積率に余裕のある用途地域である必要があります。土地探しの段階で、希望の延床が入るかどうかは不動産会社ではなく設計士に確認してください。同じ29坪でも、地域指定によって建てられる家の大きさは倍近く変わります。

28坪3LDKは「廊下をなくす」と成立する

28坪で3LDKを確保するには、廊下や階段ホールの面積を削るのが定石です。リビング階段にして廊下を作らない、水回りをまとめて動線を短くする。この家が家事ラク動線を実現できているのも、無駄な通路が無いからだと考えられます。

庭が取れないぶん、バルコニーか屋上を検討する

土地いっぱいに建てると庭は残りません。洗濯物、子どもの遊び場、外での食事をどうするか。2階リビングならバルコニーがリビングの延長になるので、庭の代わりとして機能します。設計段階で、バルコニーをリビングと同じ床レベルでつなげられるか確認しておくと、使用頻度が上がります。

共働き3人家族が、この家の設計を再現するには

共働きで子どもがいる家庭は、平日の可処分時間がとにかく短い。この家の設計から取り出せる考え方を3つに整理します。

「帰宅から就寝まで」の動線を1本にする

玄関→荷物を置く→手を洗う→キッチン→ダイニング。この流れが1本につながっているかどうかで、平日の疲れ方が変わります。2階リビングの場合は階段を上がった先がすぐキッチンになっているのが理想です。買い物袋を持って階段を上がる回数は減らせないので、上がったあとの手数を減らします。

洗濯は「干す場所と収納」を同じ階に置く

洗う・干す・しまうが別の階にあると、階段の往復が毎日発生します。ファミリークローゼットを持つこの家は、衣類の移動距離を短くする設計ができていると考えられます。浴室乾燥機があるので、天候に左右されずに回せるのも共働き向きです。

スマートホームは「留守中」に効く

スマートホーム化のメリットは、外出先から操作できることです。帰宅前にエアコンを入れる、鍵の閉め忘れを確認する、宅配の受け取りを把握する。家にいない時間が長い家庭ほど効果が出ます。後付けできる機器も多いので、まず玄関の鍵とエアコンから始めるのが現実的です。

ヤマト住建で建てるときに押さえたいこと

ヤマト住建は断熱・気密といった住宅性能を前面に出しているハウスメーカーです。電気代0円を目指すこの家の構成とは相性がいい会社だと言えます。打ち合わせで確認しておくと判断が早くなるポイントを挙げます。

  • 採用する断熱等級とUA値、C値は実測してくれるか
  • ZEH基準を満たすための具体的な仕様(断熱・太陽光容量・省エネ設備)
  • 蓄電池の容量と、実際に電気代がどこまで下がるかのシミュレーション
  • 2階リビングにした場合の構造上の制約と、階段位置の自由度
  • 勾配天井にしたときの断熱の納まりと、照明・エアコンの設置方法
  • 狭小地での施工実績と、隣家との離隔が取れない場合の工法

とくにC値の実測は必ず聞いてください。電気代0円は断熱・気密の実力に直結するので、カタログ値ではなく自分の家の数値を出してもらえる会社かどうかが分かれ目になります。

関西エリアの密集地で家を建てる人へ|編集部メモ

関西エリアの市街地は、土地の形が不整形だったり、間口が狭かったりするケースが多いエリアです。間口が狭い土地では、駐車場を1台取るだけで1階の使える幅がほとんど残りません。この家のように2階へ生活の中心を上げる判断は、こうした土地条件では合理的な解になります。

もうひとつ、密集地では工事車両が入れるかどうかで工事費が変わります。前面道路の幅、電柱の位置、資材の搬入経路。土地の契約前に、施工会社に現地を見てもらうのが安全です。あとから「この土地は割増になります」と言われるのを防げます。

よくある質問

Q. 2階リビングは老後がつらいと聞きます。

階段の上り下りは確実に発生するので、その通りです。対策としては、1階に将来の寝室にできる部屋を用意しておく、階段の幅と勾配をゆるめにしておく、ホームエレベーターを後付けできるスペースを空けておく、といった方法があります。密集地で光を取るには2階リビングが最善という条件下では、将来の逃げ道を用意したうえで選ぶのが現実的です。

Q. 勾配天井にすると冷暖房費は上がりますか?

空間の体積が増えるので、断熱性能が低ければ上がります。ただしZEH水準の断熱があれば、影響は限定的です。加えてシーリングファンで空気を撹拌すると、上に溜まった暖気を下ろせます。勾配天井を採用するなら、ファンの設置と電源の位置を最初から図面に入れておいてください。

Q. 電気代0円は本当に可能ですか?

年間を通した収支で0円に近づけることは可能ですが、季節ごとの変動はあります。冬は発電量が落ちるため買電が増え、春秋は売電が上回る。この差を均すのが蓄電池の役割です。検討するときは、月ごとの収支ではなく年間の合計でシミュレーションを出してもらってください。

Q. 土地29坪でも3LDKは取れますか?

建ぺい率・容積率しだいですが、2階建てなら十分可能です。この家は延床28坪で3LDKを実現しています。ポイントは廊下を作らないことと、収納を分散させて各部屋を小さくしすぎないことです。部屋数を優先しすぎると、どの部屋も使いにくくなります。

Q. 同じヤマト住建の事例をもっと見るには?

いえスタでは建築会社ごとに家アカ事例をまとめています。同じ会社でも土地条件によって設計はまったく変わるので、複数の事例を並べて見ると判断材料が増えます。

同じ条件の家アカをもっと見る

編集後記

@ngongo.iidomus さんの家は、制約から発想した家です。土地29坪、住宅密集地。この条件を「仕方ない」で受け入れると、暗くて狭い家になります。そこで平面を諦めて断面で解いた。リビングを2階に上げ、天井を屋根なりに上げ、光を上から取った。

家づくりの記事は「広い土地に建てた家」ばかりが目立ちますが、実際に多くの人が向き合うのはこちら側の条件です。条件が厳しいほど、設計の判断が結果に直結します。狭小地で検討している人は、この家の断面の考え方を持って設計士に相談してみてください。話が早く進むはずです。

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