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ヘーベルハウスの3階建て(4LDK)をリノベーションし、内装を北欧ナチュラルに整えた家。@mo_chan.home さん(4人家族・関東エリア)が掲げているのは「子供がいても心地よく整うおうち」というテーマです。
いえスタに載っている家アカの多くは新築の注文住宅ですが、この家は既存の躯体を活かして内装を作り替えた1軒です。投稿には「リノベーションで内装を北欧ナチュラルなテイストに。子供がいても心地よく整うおうち。」と書かれています。
間取りは3階建ての4LDK。吹き抜けと広いリビングがあり、パントリー・シューズクローク・階段下収納・リビング収納と、収納が各所に配置されています。ペットスペースもあり、宅配ボックスも備えています。
なお、延床面積と土地面積は投稿者未記載のため、この記事では坪数に依存しない形で読み解いています。3階建てのリノベーションを検討している方、子育て中に「片づく家」を作りたい方の参考になればうれしいです。
施主のこだわりポイント
リノベーションで内装を北欧ナチュラルなテイストに。
子供がいても心地よく整うおうち。 — @mo_chan.home さんの投稿より、編集部が引用
編集部メモ:この家を一言で言うと
「建てるのではなく、整えることで作った家」です。@mo_chan.home さんが挙げているのはテイストと状態の2つだけで、設備の自慢は書かれていません。北欧ナチュラルという見た目の方向と、子どもがいても片づくという運用の方向。この2つを同時に満たすには、内装の色と素材だけでなく、物のしまい先が要ります。この家に収納が各所へ配置されているのは、その裏づけと見ることができます。
編集部が注目した3つのポイント
1. リノベーションで「テイストを入れ替える」という選択
3階建ての住宅は、間取りを大きく動かすと構造の制約に当たりやすい建物です。この家は間取りを作り替えるのではなく、内装のテイストを北欧ナチュラルに入れ替える方向を選んでいます。壁・床・建具の色と素材を揃えれば、間取りを変えなくても家の印象は大きく変わります。
一般に、テイストを統一するときは色数を絞るのが基本です。北欧ナチュラルであれば、白系の壁に明るい木の床、差し色は少数に抑える構成が定番になります。既存の建具や窓枠の色をどう扱うかが、仕上がりの分かれ目になりやすい部分です。
2. 「整う」を支えているのは収納の位置
投稿の「子供がいても心地よく整うおうち」は、片づけの習慣だけで成り立つものではありません。この家にはシューズクローク・パントリー・リビング収納・階段下収納があります。玄関・キッチン・リビング・階段まわりという、物が滞留しやすい4か所すべてに受け皿がある構成です。
子どもがいる家で床に物が出る原因は、しまう場所が遠いことが多いとされます。使う場所の近くに収納があるかどうかは、片づけの回数そのものを減らす方向に効きます。
3. 吹き抜けと広いリビングを3階建てで確保している
3階建ては各フロアの面積が限られるぶん、開放感を出しにくい形式です。この家は吹き抜けと広いリビングの両方を備えています。縦方向に視線が抜けると、床面積以上に広く感じられるためです。
一方、吹き抜けは冷暖房の効率と音の伝わり方に影響します。3階建てで吹き抜けを設ける場合は、空調の計画とあわせて検討するのが一般的です。
この家から学べる、3階建てをリノベーションするときの3つの判断軸
判断軸1:間取りを変えるか、内装だけ変えるか
間取りの変更は構造・設備・確認申請にかかわり、費用も工期も伸びます。内装のテイスト変更に絞れば、予算を仕上げに集中させられます。いまの間取りに不満があるのか、印象に不満があるのかを切り分けるのが最初の判断です。
判断軸2:どのフロアに何を置くか
3階建ては上下移動が生活の負荷になります。洗濯・物干し・収納をどのフロアにまとめるか、寝室と水まわりの距離をどうするかで、日々の階段の上り下りの回数が変わります。
判断軸3:収納を増やすか、物を減らすか
「整う家」には2つの作り方があります。収納を増やして受け皿を用意する方法と、持ち物を減らして必要量を下げる方法です。この家は前者に寄せた構成です。子どもの成長で物量が増える時期は、受け皿があるほうが運用しやすくなります。
3階建ての4LDKで考えるときのフロア配分
この家は延床が未記載のため、坪数ではなくフロアの配分で整理します。3階建ての4LDKでよく取られるパターンは次の3つです。
1階に水まわりを集める
洗濯を1階で完結させやすく、外への動線も短くなります。玄関収納を充実させやすい配分です。
2階にLDKを置く
都市部の3階建てで多い配分です。採光を取りやすく、この家のように吹き抜けと組み合わせると開放感が出ます。
3階を個室にあてる
寝室と子ども部屋を最上階にまとめる形です。生活音を下階と分けられる一方、洗濯物の上げ下ろしの動線は長くなります。
4人家族で「整う家」を保つ3つの視点
片づいた状態を保てるかどうかは、家族構成と物量の関係で決まります。
玄関で止められるか
外から持ち帰る物を玄関で止められると、家の中に物が広がりません。シューズクロークの容量が効いてくる部分です。
リビングに「戻す場所」があるか
家族が一番長くいる場所に受け皿がないと、物はテーブルや床に残ります。リビング収納の有無は運用に直結します。
子どもが自分で戻せる高さか
収納があっても手が届かなければ使われません。子どもの背丈に合う位置に1段設けておくと、片づけを任せやすくなります。
ヘーベルハウスでリノベーションを考える人へ|編集部メモ
ヘーベルハウスは旭化成ホームズが展開する住宅ブランドで、重量鉄骨やALCコンクリート(ヘーベル板)を使った構造が特徴です。既存住宅のリノベーションを検討する場合、次の点を確認しておくと計画が立てやすくなります。
1. 構造上動かせない壁と柱の位置
どこまで間取りを変えられるかは構造で決まります。図面をもとに、動かせない部分を最初に確認しておきましょう。
2. 断熱・設備の更新をどこまで含めるか
内装だけを変えるのか、断熱材や給排水・電気設備も更新するのかで、費用と工期が大きく変わります。
3. 保証やアフターサービスへの影響
メーカー系の住宅は、施工者によって保証の扱いが変わる場合があります。着工前に確認しておくと安心です。
- 構造上動かせない壁・柱の位置を図面で確認する
- 内装のみか、断熱・設備の更新まで含めるかを決める
- 保証・アフターサービスへの影響を書面で確認する
- 仮住まいの要否と期間を早めに見積もる
いえスタでは特定の会社をおすすめする立場は取っていません。複数社のプランを並べて比較したうえで判断していただければと思います。
関東エリアで家を整える人へ|編集部メモ
関東エリアの都市部では、土地の広さに制約があるため3階建てを選ぶケースが多くなります。床面積を横に広げられないぶん、吹き抜けのように縦方向で開放感を作る手法が有効に働きます。
また、宅配ボックスのように「不在時の受け取り」を前提にした設備は、都市部の生活と相性が良い装備です。この家にも備えられています。
よくある質問
Q. リノベーションで北欧ナチュラルにするには何を変えればいいですか?
一般には、床・壁・建具の3つを揃えるのが基本です。明るい木の床、白系の壁、主張の少ない建具で構成し、差し色を少数に抑えると全体がまとまります。既存の窓枠や巾木の色が浮く場合は、そこも合わせると印象が変わります。
Q. 3階建てで吹き抜けを作ると寒くなりませんか?
暖かい空気が上に集まるため、空調の計画は必要です。シーリングファンで空気を循環させる、床暖房を併用するなどの対応が一般的です。断熱性能とセットで検討すると失敗しにくくなります。
Q. 子どもがいても片づく家にするコツはありますか?
収納を増やすこと自体より、物が発生する場所の近くに受け皿を置くことが効きます。玄関・キッチン・リビングの3か所に戻す場所があるかを確認してみてください。
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編集後記
@mo_chan.home さんの言葉は2行だけですが、「心地よく」と「整う」が並んでいるのが印象的でした。見た目の話と、続けられるかの話。どちらか片方だけなら簡単ですが、両方を同時に立てるのは難しいことです。収納が玄関からリビングまで点在しているのを見ると、テイストを選ぶのと同じ熱量で運用を考えた家なのだと思います。リノベーションで印象を変えたい方の参考になれば幸いです。
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