【2階建て・5LDK・40坪】ヌック×1階完結の洗濯動線×旅館のような畳スペース(4人家族・和モダン)|家アカ事例

MO
@_monmohome
地元工務店 ・ 4人家族
入居後最終更新 9月8日
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家の基本情報
家タイプ2階建て
間取り5LDK以上
延床40坪
テイスト和モダン
建築会社地元工務店
家族4人家族
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編集部の解説記事

地元の工務店で建てた、延床約40坪・5LDKの和モダン2階建て。@_monmohome さん(4人家族・中部エリア)の家は、憧れだったヌックを軸に、家具を置かない暮らしと1階で完結する洗濯動線を組み立てた1軒です。

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この家の出発点は、投稿によると「家づくりをする時からヌックに憧れ」という一点です。ヌックとは、リビングの一角などに設けた小さなこもり空間のこと。ただし @_monmohome さんが作ったのは、用途を1つに決めない「多様に使うことができるようなヌック」でした。あわせて、家具をできるだけ置かない暮らしを実現するために収納スペースを多く確保しています。

もうひとつの軸が家事動線です。1階にサンルームと小さなウォークインクローゼットを配置し、洗濯を「回す→干す→しまう」まで1階で完結させています。40坪・5LDKという余裕のある面積を、部屋数だけでなく余白と動線に配ったのがこの家の特徴です。

この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの家がうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。40坪前後で5LDKを検討している方、ヌックや畳スペースを入れたい方の参考になればうれしいです。

目次

施主のこだわりポイント

家づくりをする時からヌックに憧れ、多様に使うことができるようなヌックを作り、また家具をできるだけ置かずに生活したかったため、収納スペースを多く作りました。
1階はサンルームと小さなウォークインクローゼットをつくり洗濯を回す→干す→しまうを1階でできるだけ完結できるように工夫しました。
テイストは和モダンにし、3畳の畳スペースでアーチ型の板の間も作りそこには間接照明つけて、高級旅館を出しました。また、子供の遊び場スペースになったり、ゴロンスペースにもなるので気に入ってます。
脱衣室の床は銭湯の雰囲気を出したかったため籐のタイルを採用しました。籐のタイルの質感には気に入ってます。
リビングの雰囲気も家族みんな気に入ってます。
2階の寝室は勾配天井を採用し、ベッドスペースを小上がりにすることで足元に間接照明をつけて安らげる空間を作れたので良かったと思います。 — @_monmohome さんの投稿より、編集部が抜粋

編集部メモ:この家を一言で言うと

「部屋を増やすかわりに、居場所を増やした家」です。40坪・5LDKという数字だけを見ると部屋数の多い家に見えますが、投稿で語られているのはヌック、3畳の畳スペース、アーチ型の板の間、小上がりのベッドスペースといった用途を固定しない場所ばかりです。家具を置かずに済むよう収納を増やしたという判断も、床に物が出ない=どこでも居場所になる、という方向でつながっています。

編集部が注目した3つのポイント

1. ヌックを「用途を決めない席」として設計している

ヌックは、作ってはみたものの使われなくなりやすい設備でもあります。読書コーナー、ワークスペースなど用途を1つに決めて作ると、その用途をやめた瞬間に使われなくなるためです。@_monmohome さんは投稿で「多様に使うことができるようなヌック」と書いており、はじめから用途を固定していません。

用途を決めないヌックを成立させるには、一般に3つの条件がそろっている必要があります。①家族の気配が届く位置にあること②座面の高さと奥行きが複数の姿勢を許すこと③近くに物を置ける面か収納があることです。ヌックを検討する場合は、間取り図の上で「そこに座って何が見えるか」を確認しておくと、使われる場所になりやすくなります。

2. サンルーム+ウォークインクローゼットで洗濯を1階で完結させている

投稿では「1階はサンルームと小さなウォークインクローゼットをつくり洗濯を回す→干す→しまうを1階でできるだけ完結できるように工夫しました」と書かれています。2階建てで洗濯動線を1階完結にする場合、洗う場所・干す場所・しまう場所の3点が同一フロアに並んでいることが条件になります。

この家ではさらにファミリークローゼットも設けられています。乾いた衣類を各室に配って回る工程が消えるので、洗濯にかかる移動距離は大きく縮みます。一方で、1階に収納を集めるぶん居室に回せる面積は減ります。40坪という延床があったからこそ両立できた構成という見方もできます。

3. 3畳の畳+アーチ型の板の間+間接照明で「旅館の一角」をつくっている

投稿によると、3畳の畳スペースにアーチ型の板の間を設け、そこに間接照明を入れて「高級旅館」の雰囲気を出したとのことです。あわせて「子供の遊び場スペースになったり、ゴロンスペースにもなる」とも書かれています。見た目のテーマと日常の使い方が両立している例です。

畳スペースは、リビングに対して開くか閉じるかで性格が変わります。開いた小上がりなら遊び場や昼寝の場として使いやすく、扉で閉じられるなら客間や在宅ワークにも振れます。3畳という広さは、布団を1組敷けて、家族が数人ゴロンとできる最小に近いサイズです。脱衣室に籐のタイルを採用しているのも含め、素材でテーマを立てる手つきが一貫しています。

この家から学べる、40坪台で5LDKを建てるときの3つの判断軸

判断軸1:部屋数を増やすか、用途を決めない余白を残すか

40坪台は、5LDKにしても各室にある程度の広さを確保できる面積帯です。ただし部屋を増やすほど、廊下と扉と壁が増え、共用部に回せる面積は減ります。この家はヌックと畳スペースという名前のない居場所を確保する側に振っています。将来の個室需要と、いま家族が一緒に過ごす場所のどちらを優先するかは、早い段階で決めておくと間取りがぶれません。

判断軸2:洗濯動線を1階完結にするか、2階に集約するか

1階完結は移動が少なく、雨の日でもサンルームで干せます。一方、2階に洗面・物干し・クローゼットを集約する方法もあり、こちらは1階の面積を居室とLDKに回せます。どちらが正解ということはなく、1階に3〜4坪を渡せるかどうかで決まります。この家は1階完結を選び、そのぶんの面積を確保しています。

判断軸3:収納を分散させるか、集約させるか

@_monmohome さんは「家具をできるだけ置かずに生活したかったため、収納スペースを多く作りました」と書いています。造り付けの収納を増やすと、家具を買わずに済み、床に物が出にくくなります。この家ではファミリークローゼット・ウォークインクローゼット・シューズクローク・リビング収納・階段下収納と、集約と分散を組み合わせています。片づけの習慣が「使う場所にしまう」型なら分散、「1か所に戻す」型なら集約が合いやすくなります。

40坪前後で考えるときの広さの目安

延床40坪は約132㎡、畳に直すとおよそ80畳です。5LDKを収める場合の目安を、坪数帯ごとに整理します。

35坪前後で5LDKを目指す場合

各室を5〜6畳に抑え、廊下を最小化する設計が前提になります。ヌックや畳スペースのような余白は取りにくく、優先順位をはっきりさせる必要があります。

40坪前後(この家の規模)

LDKを18〜20畳確保したうえで、各室と水まわり、さらに3畳程度の余白を1つ足せる面積帯です。この家のように、1階に洗濯動線をまとめる余裕も生まれます。

45坪以上で考える場合

各室を広く取りながら、書斎やホビースペースなど用途を決めた部屋も追加できます。ただし面積が増えるほど建築費・光熱費・掃除の手間も増えるため、使わない部屋を作らない見極めが必要になります。

4人家族の家づくりで効いてくる3つの視点

4人家族は、子どもの成長にあわせて家の使われ方が最も変わる構成です。

子ども部屋を「先に区切るか、あとで区切るか」

広い1室を将来2室に分ける方法は、小さいうちの遊び場として広く使えます。一方、はじめから区切ると収納と窓の配置が確定するぶん設計は素直になります。

共用の居場所をいくつ持つか

個室に入る年齢になっても家族が集まる家は、リビング以外にも居場所があることが多いです。この家のヌックと畳スペースは、その候補になります。

洗濯物の量に動線が耐えるか

4人分の洗濯は毎日発生します。干す場所としまう場所が離れているほど負荷が積み上がるため、1階完結のような設計は家族人数が多いほど効いてきます。

地元の工務店で建てるときに確認したい3つのこと

@_monmohome さんの家は地元の工務店で建てられています(社名は投稿者未記載)。工務店で建てる場合、大手ハウスメーカーとは確認すべき点が少し変わります。

1. 造作の対応範囲と価格の出し方

ヌック、アーチ型の板の間、小上がりのベッドスペースといった造作は、工務店の得意分野が出やすい部分です。どこまでを標準で対応でき、どこから追加になるのかを早めに確認しておくと、設計の途中で計画が崩れにくくなります。

2. 断熱・気密の実測値を出してもらえるか

この家はZEH対応です。工務店によって性能の考え方には幅があるため、UA値・C値などを設計段階で提示してもらえるかは判断材料になります。

3. 引き渡し後の点検体制

大手のような全国一律の保証制度ではないぶん、点検の頻度と範囲、担当者が変わったときの引き継ぎ方を書面で確認しておくと安心です。

  • 造作の見積もりは「一式」ではなく項目ごとに出してもらう
  • 断熱・気密の数値と、その根拠(計算か実測か)を確認する
  • 点検スケジュールと保証の範囲を契約前に書面でもらう
  • 過去の施工事例を、写真だけでなく間取り図でも見せてもらう

なお、いえスタでは特定の会社をおすすめする立場は取っていません。工務店とハウスメーカーの両方を並べて比較したうえで、ご自身の優先順位に合う相手を選んでいただければと思います。

中部エリアで家を建てる人へ|編集部メモ

中部エリアは、都市部を離れると土地に比較的ゆとりを取りやすい地域です。40坪台の2階建てを選びやすい環境がある一方、冬の冷え込みと夏の蒸し暑さの差が大きい地域でもあるため、断熱と日射のコントロールは検討時の要点になります。

この家はZEH対応で、サンルームを備えています。洗濯物を屋内で干せる設計は、花粉の時期や雪の日の家事負荷を下げる方向に働きます。同じエリアで検討する場合、物干し場所を屋内に確保できるかは早めに決めておくとよい項目です。

よくある質問

Q. ヌックは実際どのくらい使われるものですか?

使用頻度は設計に左右されます。用途を1つに決めず、家族の気配が届く位置にあり、近くに物を置ける面があるヌックは日常的に使われやすくなります。逆に、家の端に独立して設けると足が向きにくくなる傾向があります。

Q. 洗濯を1階で完結させるには何が必要ですか?

洗う(洗面脱衣)・干す(サンルームやランドリールーム)・しまう(クローゼット)の3つを同一フロアに並べることが条件です。この家では、サンルームと小さなウォークインクローゼットを1階に設けることで成立させています。面積としては3〜4坪程度を見込んでおくと計画しやすくなります。

Q. 40坪で5LDKは窮屈になりませんか?

各室を5〜6畳程度に設定すれば、LDKを18畳前後確保したうえで収まる面積帯です。窮屈になるかどうかは部屋数よりも廊下の取り方で決まる部分が大きく、回遊動線にして通路を兼用させると体感は変わります。

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編集後記

@_monmohome さんの投稿を読んでいて印象に残ったのは、こだわりとして挙げられている場所の多くが「何をする部屋」と名前をつけられていないことでした。ヌック、3畳の畳、アーチ型の板の間、小上がりのベッドスペース。どれも用途は書かれておらず、そのかわりに座り方や寝転び方が書かれています。40坪・5LDKという数字から想像する家とは、少し違う組み立て方をした1軒です。家具を減らすために収納を増やすという判断も含めて、部屋数を増やす以外の広さの使い方を探している方の参考になると思います。

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  • 地元工務店さん
  • 4人家族
  • 家づくりをする時からヌックに憧れ、多様に使うことができるようなヌックを作り、また家具をできるだけ置かずに生活したかったため、収納スペースを多く作りました。
    1階はサンルームと小さなウォークインクローゼットをつくり洗濯を回す➞干す➞しまうを1階でできるだけ完結できるように工夫しました。
    テイストは和モダンにし、3畳の畳スペースでアーチ型の板の間も作りそこには間接照明つけて、高級旅館を出しました。また、子供の遊び場スペースになったり、ゴロンスペースにもなるので気に入ってます。
    脱衣室の床は銭湯の雰囲気を出したかっため籐のタイルを採用しました。籐のタイルの質感には気に入ってます。
    リビングの雰囲気も家族みんな気に入ってます。
    2階の寝室は勾配天井を採用し、ベッドスペースを小上がりにすることで足元に間接照明をつけて安らげる空間を作れたので良かったと思います。
    階段〜2階の廊下の天井はシート材の壁紙を選び、見上げると落ち着けてます。
    自分の好きややりたかったことを詰められたお家になってます。

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