
中部エリアでナチュラルモダンの2階建てを建てた、@yun._.house さんの家。38坪・3LDK・4人家族という、中部エリアの戸建てとして標準的なサイズに、「ホテルライク × ナチュラルモダン」という”温度のある上質感”を追求しているのが特徴です。グレー・ベージュ・木目という3色のニュートラル配色に、フラットキッチンと間接照明で生活感を抑える設計。土地67坪・建坪38坪という余裕ある建蔽率(約57%)も、外構を含めた”外観の引き立ち”につながっています。
この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの家がうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。ホテルライクとナチュラルモダンの融合を考えている方、中部エリアで38坪前後の家を検討している方の参考になればうれしいです。
施主のこだわりポイント
ホテルライク × ナチュラルモダンをテーマに、落ち着いた空間づくりを意識しました🫧
グレーやベージュをベースに、木目を取り入れてあたたかみをプラス☁️
フラットキッチンや間接照明で生活感を抑えつつ、すっきり見える空間にしています✨
間取りは使いやすさを重視して、無駄のない動線に💭
外構はシンプルにまとめて、外観が引き立つようにしました🌿
— @yun._.house さんのInstagramより
編集部メモ:この家を一言で言うと
「ホテルライクの”無機質さ”を、ナチュラルの”温度”で中和した、生活感を消す38坪」。ホテルライクは硬く・冷たくなりがちで、ナチュラルは個性が出にくい。両者を掛け合わせるのは技術が要りますが、@yun._.house さんの家はそれを「グレー・ベージュ・木目」の3色配色でうまく成立させている印象です。
編集部が注目した3つのポイント
1. 「ホテルライク × ナチュラルモダン」のハイブリッドが成立する配色設計
ホテルライクは、本来「グレー・黒・ガラス・大理石」など”無機質で硬質”な素材で構成される世界観。ナチュラルモダンは「ベージュ・白・木目・無垢材」など”有機的で柔らかい”素材が中心です。両者は素材選びが正反対なので、混ぜると“中途半端なホテル”か”うるさいナチュラル”に転びがち。
@yun._.house さんの家の解決策は、「ベース色を中庸に絞る」こと。グレーは”ホテルの無機質”を、ベージュは”ナチュラルの温度”を担い、木目が両者を繋ぐ役割。さらに「フラットキッチン × 間接照明」というホテルの定石を取り入れつつ、木目の建具・床・テラスのウッドでナチュラル側に寄せる。配色が3色に絞られているからこそ、両テイストの良さがケンカせず共存できています。
2. 38坪・3LDK・4人家族で「家事ラク動線×宅配ボックス」を仕込む現代的な間取り
38坪・3LDK は、4人家族の戸建てとしてやや余裕のあるサイズ。3LDK の構成は、主寝室+子ども部屋2部屋(または広めの子ども部屋1+ワークルーム)が一般的。家事ラク動線+宅配ボックスのコンビネーションは、「共働き家庭で在宅していない時間に届く荷物を受け取れる」という実利的な選択。最近の家アカでは”スマートホーム”とともに採用率が上がっている要素です。
動線設計でこの家のうまさが出るのは、パントリー → アイランドキッチン → ダイニング → リビングという「料理の動線」と、玄関 → 宅配ボックス → パントリーという「荷物の動線」を交差させていない(と推察される)こと。アイランドキッチンは”見せるキッチン”だからこそ、生活感の出やすいパントリーとセットで設計されているとリビングがすっきり見えます。@yun._.house さんが書いている「フラットキッチン」「間接照明」「生活感を抑えつつ」は、まさにこの設計思想の表現だと感じます。
3. 中部エリアの気候と「タイルデッキ・テラス」「アイランドキッチン」の相性
中部エリアは夏が高温多湿、冬は乾燥して放射冷却が効くエリア。@yun._.house さんが選んだタイルデッキは、木部の腐りやシロアリ、数年ごとの再塗装といったメンテナンスから解放されるのが最大の利点です。一方で夏の日中は表面温度が上がりやすく、裸足で出ると熱いのが弱点。軒の出やオーニング、シェードで直射を切っておくと、夕涼みの使い勝手が大きく変わります。もうひとつの注意点は濡れたときの滑りやすさで、屋外用は防滑グレードのタイルを選び、下地コンクリートに水勾配(1/100前後)を取って水が残らないようにするのが定石です。高温多湿の中部エリアでは北面に苔やぬめりが出やすいので、年1回ほどの洗浄を見込んでおくと長くきれいに保てます。初期費用はウッドデッキより高くなりがちですが、10年20年で見るとメンテナンス費を含めた総額は逆転しやすい選択です。
アイランドキッチンは、油煙対策のレンジフード性能と、夏冬のエアコン気流対策が肝。中部エリアの夏は冷気が下に溜まりやすく、アイランドキッチン周りに冷気が集中する設計だとシェフ役の方が寒くなります。フラットキッチンを採用する場合は、ダイニング・リビングのエアコン位置と気流計画もセットで設計するのがベターです。間接照明も、湿度の高い夏に光が拡散しにくい問題があるので、配光と色温度(2700〜3000K推奨)の選定が大事です。
この家から学べる、ホテルライク×ナチュラルモダンを建てるときの3つの判断軸
判断軸1:「ホテルライク濃度」を何%に設定するか
100%ホテルライクは無機質で生活感が消えますが、家として落ち着かない人もいます。逆にナチュラル100%だと”おしゃれな普通の家”止まり。@yun._.house さんの家は感覚値で「ホテルライク 60% × ナチュラル 40%」程度の配分。自分が「ホテル感がほしいのか、温度がほしいのか」を最初に決めて、ベース色(グレー or ベージュ)の比率で表現するのが分かりやすい。配色を変えると印象が大きく変わるので、設計士に「ホテル寄り or ナチュラル寄り」をはっきり伝えるのが、ブレないコツです。
判断軸2:間接照明は「コスト × 効果 × 故障リスク」のバランス
間接照明は、ホテルライクの”必需品”ですが、追加コストが10〜30万円程度かかるケースも多く、LED寿命(10年程度)後の交換工事も計算に入れる必要があります。“全部屋に間接照明”は維持コストが重いので、リビング・玄関・寝室の主要3空間に絞るのが現実的。ダウンライトとの併用で、”間接照明だけで暮らせる夜のシーン”と”全灯の昼のシーン”を切り替えられる設計が暮らしやすいです。
判断軸3:38坪 × 土地67坪 × 外構シンプルの「外観引き立ち」設計
建蔽率約57%(38坪建物 ÷ 67坪土地)は、中部エリアの住宅地では余裕がある配置。外構をシンプルに保つことで、建物の外観の輪郭がくっきり見えるのは、土地に余裕がある家ならではのメリット。外構に造作物を増やすほど、建物の存在感は相対的に下がります。@yun._.house さんが「外構はシンプルにまとめて、外観が引き立つように」と書いているのは、住宅写真として家アカ的にも映える設計判断として理にかなっています。
中部エリアで2階建て・38坪を検討する人へ|編集部メモ
中部エリアは東海エリアの中心地で、住宅メーカーの選択肢が非常に豊富なエリア。大手HM(積水ハウス・住友林業・ダイワハウス・パナソニックホームズなど)、地場の自由設計工務店(ヤマト住建系・ニッケンホーム・サンエース・トヨタすまいるライフなど)、規格住宅ブランド(casa・FREEQ HOMES・ZERO-CUBEなど)が混在しています。
ホテルライク×ナチュラルモダンをテーマにする場合、「素材本物志向で予算多め」なら大手HMや住友林業、「コストとデザインバランス重視」なら地場工務店や規格住宅、というのが大まかな分け方。比較するときは、必ず同じ条件(延床・LDK・断熱等級・標準設備)で見積もりを取ることが大事です。
よくある質問
Q. ホテルライクとナチュラルモダンは両立できますか?
A. 配色とベース素材を絞れば両立できます。@yun._.house さんの家のように、(a) ベース色を「グレー+ベージュ+木目」の3色に絞る、(b) ホテル要素はキッチン・照明に集中させる、(c) ナチュラル要素は床・建具・外構に分散させる、という配分が成功パターン。両テイストの素材を闇雲に混ぜると失敗するので、”どこを何色(何素材)にするか”を平面図ベースで詰めるのがおすすめです。
Q. 38坪・3LDKは4人家族には少し広めですか?
A. 余裕のあるサイズです。3LDKは主寝室+子ども部屋2部屋の構成で、4人家族にちょうどフィット。38坪あれば、各部屋を6〜8帖確保しつつ、LDKを20〜22帖まで広げる余地があります。子どもが将来巣立っても、夫婦2人でゆったり暮らせるサイズ感。ただし、固定資産税は延床に応じて上がるので、その点は予算計画に入れておくとよいでしょう。
Q. アイランドキッチン × 間接照明 × フラットキッチンの注意点は?
A. 3点セットでホテルライクの”見栄え”は出ますが、(a) 油煙対策のレンジフード性能、(b) アイランド周りのコンセント数とLAN配線、(c) フラットキッチンの収納量(パントリー必須)、の3点は新築時に決め切る必要があります。後から追加できるものとできないものがあるので、設計段階でキッチンメーカー(タカラ、TOTO、LIXIL、トーヨーキッチン等)のショールームに足を運ぶのがおすすめです。
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編集後記
@yun._.house さんの家は、写真だけ見ると「上品なナチュラルモダン2階建て」ですが、施主のこだわりを読み解くとホテルライクの”無機質さ” × ナチュラルの”温度” × 動線設計の”使いやすさ”という3軸が一本筋で通っているのが分かります。「ホテルライク」というキーワードは家アカで多用されますが、本当に成立させるには配色と素材選びの解像度が必要。@yun._.house さんの家は、その解像度の高さがそのまま完成度につながっている良いお手本だと感じます。
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- 3LDK
- 38坪
- 67坪
- ナチュラルモダン
- アイランドキッチン | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 浴室乾燥機 | 造作洗面台 | タンクレストイレ | パントリー(食品庫)
- ウォークインクローゼット
- 家事ラク動線 | 子ども部屋がある家 | 宅配ボックス
- 4人家族
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ホテルライク × ナチュラルモダンをテーマに、落ち着いた空間づくりを意識しました🫧
グレーやベージュをベースに
木目を取り入れてあたたかみをプラス☁️フラットキッチンや間接照明で
生活感を抑えつつ
すっきり見える空間にしています✨間取りは使いやすさを重視して
無駄のない動線に💭外構はシンプルにまとめて
外観が引き立つようにしました🌿 -
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