37坪4LDK|ハーフ吹き抜け×モノトーンで開放感をつくった2階建ての家

家づくり実例写真

埼玉県でアイ工務店が手がけた、2階建て4LDK・延床37坪のモノトーン住宅。23畳のLDKをハーフ吹き抜けで立体化し、テレビ背面・キッチン背面の間接照明でグレー基調の世界観を演出する——フル吹き抜けでも完全フラットでもない”ハーフ”という選択がコストと体感のバランスをうまく取っている事例です。アイランドキッチン・WIC・シューズクローク・FCC・書斎まで現代住宅の主要要件を全部入れつつ、太陽光+蓄電池で電力自家防衛も組み込んだバランス型の家づくりです。

目次

この家の基本情報

エリア埼玉県
家のタイプ2階建て
間取り4LDK
延床面積37坪
土地面積86坪
家族構成3人家族
ハウスメーカーアイ工務店
テイストモノトーン(グレー基調)
キッチン・水回りアイランドキッチン/タッチレス水栓/食洗機ビルトイン/浴室乾燥機/タンクレストイレ
性能太陽光発電/蓄電池
収納WIC/シューズクローク/FCC/階段下/リビング収納
こだわり23畳LDK/ハーフ吹き抜け/間接照明(テレビ背面・キッチン背面)/回遊動線/書斎

施主のこだわりポイント(投稿より引用)

グレーを基調としたシンプルな空間にしました。

テレビ背面とキッチン背面の間接照明がお気に入りです。

23畳のLDKはリビング部分をハーフ吹き抜けにすることで開放感もあり、広々とした空間に仕上がりました。

“色(グレー)” “光(間接照明)” “空間(ハーフ吹き抜け)”の3軸が揃った施主コメントです。注目したいのは、フル吹き抜けではなく”ハーフ”を選んでいる点。コスト・温熱・2階の床面積のトレードオフを意識した、賢い選択と整理できます。

編集部メモ:この家を一言で言うと

“全部やる”を避けて、コストと体感のバランスを取った家」。フル吹き抜けは見た目のインパクトはありますが、(1)2階の床面積を大きく削る、(2)空調負荷が増える、(3)構造計算と工事費が上がる、という3つの代償があります。本事例のハーフ吹き抜け(リビング部分のみ)は、これら3つを半分ずつに抑えながら、視覚的な開放感は大開口窓+間接照明で補完するという、コスパ重視の設計判断。”派手さの追求”ではなく”効きの最適化”を選んだ家づくりです。

編集部が注目した3つのポイント(この家固有)

  • 1. ハーフ吹き抜け=フル吹き抜けの”良いところ取り”設計

    ハーフ吹き抜けは、リビングなど一部分のみを吹き抜けにする手法です。フル吹き抜け(LDK全体)と比べて、(1)2階の床面積ロスを半分以下に、(2)空調負荷を約30〜40%削減、(3)構造補強コストを抑制、という3つの効果が見込めます。一方で開放感は8割程度確保できる——コスト対効果が最も高い吹き抜けの取り方、と編集部としては評価できる選択です。

  • 2. 間接照明×モノトーン=光で世界観を作る引き算デザイン

    モノトーン(グレー・黒・白)は、装飾的な要素を入れすぎると重くなる難しいテイストです。本事例はテレビ背面・キッチン背面に間接照明を仕込むことで、夜間の表情を作っている。直接照明(ダウンライト・ペンダント)だけだと平板になりがちなモノトーン空間が、間接照明で陰影による奥行きを獲得します。グレーの面材はフラットに見えやすいため、光の演出が世界観の決め手になる——インテリアの基本が効いている事例です。

  • 3. 37坪・4LDK+23畳LDK=LDK比率約30%の絶妙配分

    23畳は約11.5坪。延床37坪に対しLDK比率は約31%です。前のレポートで紹介した31坪・22.5畳LDKの37%配分よりはマイルドな比率で、LDKと個室・収納のバランスが現実的に取れる中間値。WIC・シューズクローク・FCC・階段下・リビング収納の5種類収納を全部入れつつ、書斎・吹き抜け・回遊動線まで成立させているのは、間取りの編集力が高い証拠です。

この家から学べる、吹き抜けと間接照明の3つの判断軸

同じく「吹き抜け×モノトーン×間接照明」の組み合わせを検討している人向けに、本事例から抽出できる判断軸を3つ整理します。

  • 判断軸1:フル吹き抜け / ハーフ吹き抜け / 勾配天井 の使い分け

    (1)フル吹き抜け=LDK全体の開放感を最大化、ただし床面積と空調コストの代償大、(2)ハーフ吹き抜け=リビング部分のみ立体化、コスパ良、(3)勾配天井=床面積を削らず体積を増やす、平屋・最上階で有効。本事例のように床面積に余裕がない(37坪台)家では、ハーフ吹き抜けがバランスの良い選択です。

  • 判断軸2:間接照明の効くポイント

    間接照明の費用対効果が高いのは、(1)テレビ背面(夜の主視線が集まる)、(2)キッチン背面(造作面の存在感を消したい場所)、(3)階段の蹴込み(足元に光のラインを通す)、(4)ニッチや棚の奥行き(オブジェの陰影を作る)。本事例はテレビ背面とキッチン背面という”主役の2ヶ所”に絞っているのが上手な使い方です。全部に入れると安っぽくなりやすい、抑制が効いた配置と推察します。

  • 判断軸3:モノトーンを長持ちさせる素材選び

    グレー基調は流行に左右されにくい色ですが、安価な面材で作ると経年で安っぽさが出ます。長く愛するには、(1)床は無垢または高品質突板(オークの濃グレー染色など)、(2)壁紙はマット系で凹凸感のあるもの、(3)アイアン・真鍮・モルタルなど”年を取って味が出る素材”を組み合わせる、のがセオリー。間接照明の光が映える素材選びで、世界観の寿命が決まります。

埼玉県でアイ工務店を検討する人へ|編集部メモ

アイ工務店は関西発祥の中堅HMで、近年は関東・東海への進出を加速しています。坪単価65〜85万円のレンジで、自由設計の柔軟性とコスパのバランスが取れたポジション。本事例のように吹き抜け+FCC+書斎+蓄電池まで盛り込んでも、上位HM(積水ハウス・住友林業)の本体価格より2〜3割低く収まることが多い構造です。一方、加盟店の施工品質に多少のばらつきがあるため、過去の竣工事例を実際に見学できるか確認するのが安全な進め方。並行して、ヤマダホームズタマホーム・桧家住宅といった同価格帯の中堅HMと比較すると、坪単価と提案力の相場感が掴めます。埼玉県は東京通勤圏でありながら土地86坪が現実的に取れる地域で、土地と建物のバランスを取りやすいエリアです。

よくある質問

Q. ハーフ吹き抜けは何畳分から効果がありますか?
A. リビング部分のうち4〜6畳分を吹き抜けにすると、視覚的な抜け感が出やすくなります。これより小さいと”穴が空いただけ”になり、これより大きいと2階の床面積が削れすぎる。本事例の23畳LDK内の吹き抜け部分は4〜6畳程度と推察され、適正サイズに収まっています。
Q. 間接照明はリフォームで後付けできますか?
A. 部分的には可能ですが、配線の取り回しや天井の段差作りは新築時のほうが圧倒的に綺麗に仕上がります。テレビ背面・キッチン背面のような造作と一体化した間接照明は新築時の計画推奨。逆に、後付けしやすいのは家具やフロアスタンドで作る間接照明です。
Q. グレー基調の家は冬寒く感じませんか?
A. 視覚的に”涼しげ”には感じられますが、実際の体感温度に直結するのは断熱性能と暖房方式です。本事例は太陽光+蓄電池仕様で電力面の自家防衛があるため、暖房方式(床暖房やヒートポンプエアコン)の選択次第で快適性は確保できます。色の冷たさが気になるなら、ファブリック類(カーテン・ラグ・クッション)でベージュやくすみピンクなどを少量加えると、視覚的に温度感が変わります。
Q. アイ工務店と他の中堅HM、何で選べばいいですか?
A. (1)自由設計の対応範囲(造作・吹き抜け・モノトーンの提案実績)、(2)標準仕様の質(サッシ・断熱・水回り)、(3)坪単価の総額(オプション込みでの最終価格)、(4)過去事例の写真集が施主の好みと合うか、の4点で比較するのが現実的。同価格帯のヤマダホームズ・タマホーム・桧家住宅・ウィザースホームなどの提案を並べると、相場感がはっきり見えてきます。

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「ハーフ吹き抜け・モノトーン・間接照明・アイ工務店」の条件で他事例を探したい方は、いえスタの特徴・こだわり一覧から、似た条件の家アカを横断して比較できます。

編集後記

吹き抜け×モノトーンの家を検討している人へ

同価格帯の中堅HMの提案を並べて比較するのが現実的なアプローチです。複数社の間取りプランを無料でもらえるサービスで、コストとデザイン提案力の相場感を掴むのが第一歩になります。

資料請求の選び方ガイドを読む
  • 2階建て
  • 4LDK
  • 37坪
  • 86坪
  • モノトーン
  • アイランドキッチン | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 浴室乾燥機 | タンクレストイレ
  • ウォークインクローゼット | シューズクローク | ファミリークローゼット | 階段下収納 | リビング収納
  • 太陽光発電 | 蓄電池
  • 家事ラク動線 | 吹き抜けのある家 | 回遊動線の家 | 広いリビングの家 | 子ども部屋がある家 | 書斎・ワークスペース
  • 埼玉県
  • アイ工務店
  • 3人家族
  • グレーを基調としたシンプルな空間しました🩶テレビ背面とキッチン背面の間接照明がお気に入りです💡23畳のLDKはリビング部分をハーフ吹き抜けにする事で開放感もあり、広々とした空間に仕上がりました。

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