ウィザースホームでナチュラルモダンの2階建てを建てた、@moto_withershome さんの神奈川の家。30坪・3LDK・3人家族で、土地113平米(約34坪)という首都圏ベッドタウンに現実的なボリュームに、「メンテナンス × 断熱 × 耐震 × エコ」の4分野すべてに性能全振りした仕様を仕込んでいるのが特徴です。外壁タイル × 陶器瓦 × 吹付断熱 × 全窓トリプルガラス × 2×6(ツーバイシックス)構造 × 制振装置 × 太陽光 × 蓄電池、という”住宅性能フル装備”。住宅性能を理解した上で建てる方には参考度が極めて高い1軒です。
この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの仕様の組み合わせがうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。ウィザースホームを検討している方、住宅性能を主軸に家を建てたい方の参考になればうれしいです。
この家の基本情報
| 家タイプ | 2階建て |
|---|---|
| 間取り | 3LDK+夫婦書斎×2 |
| 延床面積 | 30坪 |
| 土地面積 | 113平米(約34坪) |
| テイスト | ナチュラルモダン |
| 地域 | 神奈川県 |
| 家族構成 | 3人家族 |
| 建築会社 | ウィザースホーム |
| 主な設備 | タッチレス水栓 / 食洗機(ビルトイン) / 浴室乾燥機 / 造作洗面台 / タンクレストイレ / パントリー |
| 収納の工夫 | ウォークインクローゼット / シューズクローク / ファミリークローゼット / リビング収納 |
| 暮らしのこだわり | 家事ラク動線 / 書斎 / ホームシアター / 宅配ボックス / スマートホーム対応 |
| 性能仕様 | 外壁タイル / 陶器瓦 / 吹付断熱 / 全窓トリプルガラス / 2×6構造 / 制振装置 / 太陽光 / 蓄電池 |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
⭐️メンテナンス制
① 外壁タイル
②陶器瓦⭐️断熱制
①吹付断熱
②1階2階全てトリプルガラスサッシ⭐️耐震性
①構造はツーバイシックス(2×6)
②制振装置⭐️エコ
①太陽光
②蓄電池⭐️3LDKとは別に夫婦1つずつの書斎
— @moto_withershome さんのInstagramより
編集部メモ:この家を一言で言うと
「30坪・神奈川で”性能オタクの理想形”を実現した、ウィザースホーム×ツーバイシックスの家」。@moto_withershome さんが性能を4分野(メンテ・断熱・耐震・エコ)に整理して列挙しているのは、性能を”見栄え”でなく”カテゴリ”として捉える家づくりの正攻法。ウィザースホームというビルダーの選択も、性能寄り設計に向いた選択として理にかなっています。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
1. 「外壁タイル × 陶器瓦」で30〜50年メンテナンス費を抑える長期戦略
住宅の”見えないコスト”の中で最大級なのが、外壁・屋根のメンテナンス費。標準的なサイディング外壁+スレート屋根の場合、10〜15年ごとに塗装・コーキング打ち替え・屋根メンテで100〜200万円が必要。外壁タイル × 陶器瓦の組み合わせは、これを30〜50年単位でほぼゼロに抑えられるのが最大のメリットです。
タイル外壁は素材自体が劣化しにくく(紫外線・雨・温度変化に強い)、塗装メンテが原則不要。陶器瓦も同様で、塗装メンテ不要、寿命50年以上が一般的。ウィザースホームは「外壁タイル標準仕様」のシリーズ(クラディオなど)を持っており、コストを抑えながらタイル外壁を選択しやすいビルダー。初期費用は標準サイディング比で50〜100万円程度上がりますが、30年スパンで見ると数百万円のメンテ費が浮く計算になります。@moto_withershome さんの選択は、ライフサイクルコストで見ると合理的な判断と言えます。
2. 「2×6 × 全窓トリプルガラス × 吹付断熱」のフル断熱・耐震パッケージ
ツーバイシックス(2×6)工法は、ツーバイフォー(2×4)の壁厚を1.5倍にした構造。断熱材の厚みが増せる × 耐震性能が上がるの二重メリットがあります。日本の在来工法(軸組)ではほぼ採用例が少ないので、2×6を選ぶ時点でビルダーが限られます。ウィザースホームはこの2×6を主力にしているビルダーで、性能重視層から支持されている存在。
これに全窓トリプルガラス × 吹付断熱を組み合わせると、断熱等級6〜7レベルの高性能住宅が成立。さらに制振装置(家具の倒壊や繰り返し地震に対する対策)まで入れているのは、東日本大震災以降の住宅性能トレンドを忠実に取り入れた仕様と言えます。神奈川県は南関東地震の懸念があるエリアなので、耐震+制振の二重対策は理にかなっています。
3. 太陽光 × 蓄電池 × スマートホーム対応の”電力自立化”設計
太陽光単独では昼間の電力しか活かせませんが、蓄電池を組み合わせると夜間・停電時も自家消費が可能。さらにスマートホーム対応(HEMS:Home Energy Management System)で、リアルタイムの発電量・消費量を可視化し、節電行動につなげられます。
近年は売電単価が下がっているので、太陽光は”自家消費”が主流。蓄電池容量は7〜10kWh程度を選ぶと、3人家族の夜間消費+停電時の3〜5日生活分をカバーできる目安。@moto_withershome さんの仕様は、災害対策と光熱費削減の両方を狙った”現代の正解”パッケージ。30坪 × 神奈川 × 3人家族のスケールで、ここまで性能全振りできるのは、ウィザースホームというビルダー選びの段階で正解しているサインです。
この家から学べる、性能重視で家を建てるときの3つの判断軸
判断軸1:「メンテナンス・断熱・耐震・エコ」の4分野で優先順位をつける
すべての分野で最高仕様を目指すと予算が膨らむので、家庭の状況・気候・予算でメリハリをつけるのが現実解。寒冷地なら断熱優先、地震多発エリアなら耐震優先、長期居住予定ならメンテナンス優先、太陽光発電量の多いエリアならエコ優先、というように。@moto_withershome さんのような”全振り”は理想形ですが、4分野の中で「ここは譲れない」を決めるだけでも、家の方向性は固まります。
判断軸2:2×6を採用するなら、ビルダーが「2×6を主力にしているか」で選ぶ
2×6は2×4より工程が増えるため、慣れたビルダーでないと施工品質にバラツキが出やすい。2×6を主力にしているビルダー(ウィザースホーム、住友不動産、三井ホームなど)を最初から選択肢に入れるのが、性能ブレを防ぐコツ。地場の2×4工務店に「2×6でやれますか?」と聞いて受けてくれるケースもありますが、施工事例の数で選ぶのが現実的です。
判断軸3:太陽光 × 蓄電池の容量設計はライフスタイル次第
太陽光のパネル容量は、屋根の面積と日射方向で上限が決まりますが、蓄電池容量は「夜間消費電力 × 何日分カバーしたいか」で決めるのが正しい考え方。3人家族の平均的な夜間消費は5〜8kWh/日。災害時の3日分カバーなら15〜24kWh、5日分なら25〜40kWh必要。コストとの兼ね合いで、“夜間消費+停電1〜3日分”の7〜10kWhが現実的なライン。新築時に決め切ることで、補助金活用や太陽光との連動設計が最適化されます。
神奈川県でウィザースホームを検討する人へ|編集部メモ
ウィザースホームは新昭和グループのハウスメーカーで、千葉県・東京・神奈川など南関東に強いビルダー。「クラディオ」「ヴァンクラディオ」など複数のシリーズがあり、ツーバイシックス×タイル外壁×太陽光標準が特徴。大手HM(積水ハウス・住友林業)より価格を抑え、地場工務店より性能保証が安定という”中堅大手”のポジション。
競合となるのは、(a) 同じ南関東で性能重視のセキスイハイム・三井ホーム、(b) 地場の2×6対応工務店、(c) 高気密・高断熱を売りにする一条工務店、など。“性能とコストのバランス”を取りたい層にとって、ウィザースホームは選択肢として有力です。比較するときは、必ず同じ条件(延床・LDK・断熱等級・標準仕様)で見積もりを取り、保証期間と内容を確認するのがおすすめ。
よくある質問
Q. 30坪・3LDK+夫婦書斎×2は土地113平米で建てられますか?
A. 建築可能ですが、建蔽率と容積率の制限を確認する必要があります。土地113平米(約34坪)×建蔽率60%=建築面積約20坪、容積率150%=延床約51坪が上限の例。30坪の延床なら2階建てで実現可能。建蔽率は土地の用途地域で決まるので、購入前に確認するのが大事です。書斎×2は、3LDKの1部屋を分割するか、ロフト・小屋裏を活用する設計が現実的。
Q. 外壁タイル × 陶器瓦の初期コスト増はどのくらい?
A. 標準サイディング × スレート屋根からの差額は、外壁タイルで坪あたり3〜5万円程度、陶器瓦で全体30〜80万円程度のアップが目安。30坪の家なら合計100〜200万円程度の初期投資増。一方、30年スパンで見るとサイディング再塗装3回+スレート再塗装3回で250〜400万円のメンテナンス費が浮く計算なので、長期では回収できる投資。借入金利の影響でこの差は変動するので、シミュレーションの上で判断するのが大事です。
Q. 蓄電池の寿命は何年ですか?
A. リチウムイオン蓄電池の寿命は、メーカーによりますが10〜15年程度が目安。サイクル数で言うと10,000〜12,000サイクル程度が実用ライン。買い替え時期には性能保証が切れるケースが多いので、10年後の買い替え予算を住宅ローンとは別で見込んでおくと安心です。技術進化で蓄電池の容量単価は年々下がっているので、将来の買い替え時はもっと安く・大容量になっている可能性が高い。
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編集後記
@moto_withershome さんの家は、住宅性能を4分野(メンテ・断熱・耐震・エコ)に整理して、それぞれに具体的な仕様を選び込むという、家づくりの中でも最も論理的・体系的なアプローチを取っています。「見栄え重視」の家アカが多い中で、性能という”見えない部分”を主軸にする発信は貴重。これから家を建てる人にとって、家アカで真に役立つのは、こうした”設計の判断基準”を言語化した発信だと感じます。性能重視で家を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
他のハウスメーカーとも比較したい方へ
ウィザースホームも気になるけど、性能重視の家を建てるなら他社とも比較してから決めたい、という方は、複数社のカタログを一括で取り寄せられる無料サービスの活用がおすすめです。希望条件(性能重視・予算・エリア)を入力するだけで、条件に合うハウスメーカーが提案されます。
- 2階建て
- 3LDK
- 30坪
- 113平米
- ナチュラルモダン
- タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 浴室乾燥機 | 造作洗面台 | タンクレストイレ | パントリー(食品庫)
- ウォークインクローゼット | シューズクローク | ファミリークローゼット | リビング収納
- 太陽光発電 | 蓄電池 | ZEH(ゼッチ)対応
- 家事ラク動線 | ワークスペース付き | 子ども部屋がある家 | 宅配ボックス | スマートホーム対応 | 書斎・ワークスペース | ホームシアター
- 神奈川県
- ウィザースホーム
- 3人家族
-
⭐️メンテナンス制
① 外壁タイル
②陶器瓦
⭐️断熱制
①吹付断熱
②1階2階全てトリプルガラスサッシ
⭐️耐震性
①構造はツーバイシックス(2×6)
②制振装置
⭐️エコ
①太陽光
②蓄電池
⭐️3LDKとは別に夫婦1つずつの書斎 - 住宅四天王エース


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