【3階建て・22坪】狭小4LDKでも快適に暮らす家の判断ポイント|家アカ事例

【3階建て・22坪】狭小4LDKでも快適に暮らす家の判断ポイント|家アカ事例 実例写真

@hitsuji___home さんの東京の家。土地22坪・延床22坪・4人家族3階建て4LDK。建ぺい率の制約上、土地と延床がほぼ同じ22坪というのは、都内狭小地で「上に伸ばす」という選択を最大限に活用した設計です。さらに「2度目の注文住宅」「間取り・インテリアを施主自身が設計」「ブルックリン×インダストリアル×ヴィンテージ」というテーマが重なり、家づくりへの解像度の高さが伝わる一軒です。

この記事では、家アカの写真からは伝わりにくい「土地22坪で4LDKを成立させる構造」「2度目の家づくりだからこそできた判断」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。狭小地3階建て、ブルックリン/インダストリアルテイスト、家を2回建てる人を検討している方の参考になればうれしいです。

目次

この家の基本情報

家タイプ3階建て
間取り4LDK
延床面積22坪
土地面積22坪
テイストブルックリン / インダストリアル / ヴィンテージ / レトロ
地域東京都
家族構成4人家族
主な設備アイランドキッチン / セパレートキッチン / タッチレス水栓 / 食洗機 / 造作洗面台 / タンクレストイレ / パントリー
収納の工夫WIC / シューズクローク / ファミリークローゼット / 階段下収納 / リビング収納
性能ZEH対応
暮らしのこだわり家事ラク動線 / 回遊動線 / 吹き抜け / ワークスペース

施主のこだわりポイント(投稿より引用)

2度目の注文住宅が完成しました。2回目だからこそ妥協できないこだわりをたくさん詰め込んだお家です。間取り作成と、インテリアコーディネートは自分でやりました。ヴィンテージテイスト、インダストリアルテイストを取り入れたデザインです。

— @hitsuji___home さんのInstagramより

編集部メモ:この家を一言で言うと

2度目の家づくりで「上に伸ばす」選択を取り切った、都内狭小地のブルックリンスタイル3階建て」。土地22坪・延床22坪という「これ以上下に広げられない」前提で、3階建てに振り切り、4LDK+豊富な収納+回遊動線まで成立させた家。2度目のオーナーらしい「決め切る力」が、間取りと内装の両方に表れています。

編集部が注目した3つのポイント(この家固有)

1. 土地22坪で延床22坪、という「上に伸ばす」徹底ぶり

土地22坪は、都内の住宅地としても狭小サイズ。建ぺい率60%・容積率200%が一般的な住居地域だと、平屋で延床13坪、2階建てで延床26坪あたりが標準的な目安です。@hitsuji___home さんのお宅は3階建てで延床22坪というスペックを取ることで、4LDKを成立させています。

狭小3階建ての面白さは、「フロアごとに役割を切り分けられる」こと。1F:水回り+玄関、2F:LDK、3F:寝室+子ども部屋、というように、生活シーンと階を結びつけた間取りが組めます。逆に、上下移動の負担は2階建てより増えるので、エレベーター・階段の位置・荷物の動線をどこまで詰められるかが分かれ目です。

2. 「2度目だからこそ詰められた」設計の解像度

注文住宅の1度目は、何を優先するかが定まらないまま打ち合わせが進み、結局「最大公約数的な家」になりがちです。2度目になると、1軒目で実際に住んで気づいた不満・足りなかったもの・要らなかったものが具体的に分かっているので、設計の優先順位がクリアになります。

@hitsuji___home さんのお宅の設備リストを見ると、アイランドキッチン+セパレートキッチン、造作洗面台、5種類の収納(WIC・シューズクローク・ファミクロ・階段下・リビング収納)と、「役割を細かく分けた設計」が徹底されています。これは「収納がもう少しあったら」「キッチン作業中に手を洗う場所がもう一つあれば」といった、住んでみて初めて気づく要望が反映されている証だと思います。間取り・インテリアを施主自身が設計したのも、その解像度の高さを担保している要素です。

3. ブルックリン×インダストリアル×ヴィンテージ、という3レイヤーの混ぜ方

ブルックリンスタイルは「都市的でラフ、レンガ・アイアン・木の組み合わせ」、インダストリアルは「工場・倉庫っぽい無骨さ、剥き出しの配管・素材感」、ヴィンテージは「年代物の家具・経年変化を楽しむ」テイスト。共通項として「素材の経年感・無骨さ・カフェ的な空気感」があり、混ぜ合わせやすい組み合わせです。

3つを成立させるコツは、「色のトーンを統一すること」「光源を絞ること」。色はチャコール・ブラウン・サビ系の鉄色を主軸に、白とアクセントの木の3色構成で揃えるのが定石。照明は天井全面照明より、ペンダント+ブラケット+スタンドの組み合わせで、影を意識的に作ると、無骨さがぐっと出ます。@hitsuji___home さんのお宅はインテリア施主自身設計とのことで、これらの法則をしっかり取り込んでいる印象です。

この家から学べる、狭小地で3階建てを建てるときの3つの判断軸

判断軸1:3階建てを選ぶ前に「上下移動」の負担を試算する

狭小地で4LDKを取るなら3階建てが現実解になりますが、毎日の階段の上り下りは想像以上に効きます。「洗濯動線」「買い物の荷物動線」「ゴミ出し動線」がどの階を通るかを、設計段階でシミュレーションするのが必須。階段の位置と、各階に水回りの一部を分散させる選択も検討に値します。

判断軸2:施主自身で間取りに踏み込むなら、まず1日の動線を書き出す

@hitsuji___home さんのように施主自身で間取りを作るのは、設計事務所・ハウスメーカーに丸投げするより仕様の解像度が上がる一方、構造計算・斜線制限・接道条件などの法的な制約は専門家チェックが必須。「動線・収納・コンセント位置までは自分で書き、構造と法規はプロに任せる」分業が現実的です。

判断軸3:ブルックリン/インダストリアルは「触れる場所」と「光源」で決まる

このテイストは外観や床より、建具・照明・家具・キッチンの質感で印象が決まります。新築時は予算の都合で標準仕様にして、家具・照明で世界観を作っていく、という考え方も有効。@hitsuji___home さんのように、最初から造作で詰めるか、後から家具で詰めるかは、予算配分と住みながら変えたい度合いで判断するのがおすすめです。

都内狭小地で家を建てる人へ|編集部メモ

都内狭小地(土地20〜30坪台)で4LDKを取りたい場合、3階建ては有力な選択肢です。狭小住宅専門のハウスメーカー・工務店としては、パナソニックホームズ・桧家住宅・アイダ設計・タマホーム・地場の狭小住宅専門工務店などが候補に挙がります。

狭小3階建ての設計力を比較するときは、過去の施工事例で「同じ土地坪数の3階建ての写真」を必ず確認すること。階段の位置・天井高・採光の取り方・斜線制限への対応の上手さは、設計事務所と工務店で差が出やすい部分です。「土地22坪で4LDKは現実的か」と最初の問い合わせで聞いて、即答できるかどうかも判断材料になります。

比較するときは、必ず同じ土地条件・延床・LDK・斜線条件で見積もりを取り、坪単価だけで判断しないこと。狭小地では構造費用・斜線対応費用が上振れしやすいので、トータル金額で見るのが安全です。

よくある質問

Q. 3階建て・延床22坪・4LDKは、4人家族には狭すぎませんか?

A. 「狭すぎる」とは限りません。フロアごとに役割を切り分け、子ども部屋を3〜4畳でコンパクトにまとめれば、4人家族でも機能します。ただし、収納の役割分けと家事動線の最適化は必須。@hitsuji___home さんのお宅のように、5種類の収納を仕込むレベルの設計が現実解になります。

Q. 3階建ては階段が大変、と聞きます。実際どう?

A. 毎日のことなので、想像以上に効くのは事実です。対策としては、(1) 階段の蹴上を低く(17cm以下)して上りやすくする、(2) 中間踊り場を確保して途中で休めるようにする、(3) 1Fに水回りを集めて洗濯動線を短くする、などが有効。シニア期の暮らしを見越して、ホームエレベーターの後付けスペースを確保しておくのも一つの選択です。

Q. 施主自身で間取りを設計するのは現実的?

A. 動線・部屋配置・収納のレイアウトは施主自身でも詰められます。一方、構造計算・斜線制限・接道条件・防火地域での仕様などは専門家でないと判断できません。「動線図と希望のレイアウトを施主が作り、プロが法規と構造で詰める」分業が現実解。@hitsuji___home さんのお宅もこのパターンで設計されたと推察できます。

Q. ブルックリン/インダストリアルテイストは、生活感が出にくい?

A. 元々が「工場・倉庫の質感」を引用しているテイストなので、生活感(食器・洗濯物・玩具など)が露出すると一気にトーンが崩れます。対策は、(1) クローズド収納を多くする、(2) 見える収納はカゴ・木箱で素材を統一する、(3) アイランドキッチンの背面を造作棚で覆う、などが効きます。@hitsuji___home さんのお宅も、5種類の収納を分散することで生活感をコントロールする設計だと考えられます。

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編集後記

@hitsuji___home さんのお宅は、「2度目の注文住宅」という前提が、設計の解像度を一段階上げている事例。土地22坪・延床22坪・4LDK・5種類の収納、というスペックは、1度目の家づくりでは出てこない選択の積み重ねです。狭小地で家を建てる方、注文住宅2度目を考えている方、ブルックリンテイストにこだわりたい方には、設計の優先順位の付け方そのものが参考になる一軒だと思います。

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  • 3階建て
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  • 22坪
  • 22坪
  • ブルックリン / インダストリアル | ヴィンテージ / レトロ
  • アイランドキッチン | セパレートキッチン(独立型) | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 造作洗面台 | タンクレストイレ | パントリー(食品庫)
  • ウォークインクローゼット | シューズクローク | ファミリークローゼット | 階段下収納 | リビング収納
  • ZEH(ゼッチ)対応
  • 家事ラク動線 | ワークスペース付き | 吹き抜けのある家 | 回遊動線の家
  • 東京都
  • 4人家族
  • 2度目の注文住宅が完成しました。
    2回目だからのごそ妥協できない拘りをたくさん詰め込んだお家です。
    間取り作成と、インテリアコーディネートは自分でやりました。
    ヴィンテージテイスト、インダストリアルテイストを取り入れたデザインです。

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