島根県でモノづくりに強い地場工務店が手がけた、2階建て・4LDK・延床40坪のブルックリン/インダストリアル住宅。施主のこだわりは、造作キッチン・造作洗面、そしてキッチン裏に設けた3.5畳のストックルーム。既製品中心の家ではなく「自分たちの手で寸法を決めた家」をつくりたい人にとって、参考になる事例です。土地90坪・ZEH対応・回遊動線という現実的なスペックの上に、ディテールでオリジナリティを出す構成を読み解きます。
この家の基本情報
| エリア | 島根県 |
|---|---|
| 家のタイプ | 2階建て |
| 間取り | 4LDK |
| 延床面積 | 40坪 |
| 土地面積 | 90坪 |
| 家族構成 | 3人家族 |
| ハウスメーカー | 地場工務店(モノづくりに強い工務店) |
| テイスト | ブルックリン/インダストリアル |
| キッチン | 造作キッチン/食洗機ビルトイン/パントリー |
| 洗面 | 造作洗面台 |
| 収納 | ウォークインクローゼット/シューズクローク/3.5畳ストックルーム |
| 性能 | ZEH(ゼッチ)対応 |
| こだわり | 家事ラク動線/吹き抜け/回遊動線 |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
造作キッチン、造作洗面..
モノづくりに強い工務店で建てたこだわりの空間です
キッチン裏の3.5畳のストックルームがお気に入り♡
「造作キッチン」「造作洗面」を両方やる家は実は多くありません。コストと製作期間の問題があるためで、それを採用したうえで「3.5畳のストックルーム」まで盛り込んでいるのが本事例の特徴です。地場工務店の柔軟さを最大限に使った仕様、と整理できます。
編集部メモ:この家を一言で言うと
「大手HMでは見積もりに乗りにくい仕様を、地場工務店で寸法から決めて実装した家」。造作キッチン・造作洗面・3.5畳ストックルームは、メーカー標準カタログの組み合わせでは出てこない設計です。土地90坪・延床40坪という余裕のある面積を、収納と作業空間の充実に使い切っているのが島根的なスケール感、とも言えます。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
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1. キッチン裏3.5畳のストックルーム=「第2のパントリー」
3.5畳というのは、米・水・調味料・段ボール・防災備蓄・買い置き家電まで余裕で入る容量です。一般的なパントリーが1〜1.5畳なのに対し、本事例は2倍以上。さらに「キッチン裏」という配置は、調理動線から1歩で取りに行ける位置で、共働き家庭の”買い置きしておきたいけど取り出しが面倒”というジレンマを解消する設計と読めます。これは間取りでしか手に入らない快適性です。
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2. 造作キッチン×造作洗面で「ブルックリンらしさ」を本物にする
ブルックリン/インダストリアルは、既製キッチン+黒い水栓だけで”風”には作れます。しかし造作キッチンで天板の素材(モルタル・ステンレス・タモ無垢など)を選び、造作洗面でタイルや鏡縁の処理まで決めると、テイストの完成度が一段上がる。本事例は素材選定の自由を地場工務店に委ねたことで、メーカー標準では出せないインダストリアルの空気感を出せている事例だと推察します。
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3. 土地90坪+延床40坪のバランス=庭・駐車場に余裕がある住宅地スケール
建ぺい率50%換算でも建坪に対し土地が2倍以上。島根のような地方都市ならではの土地の取り方で、駐車2〜3台+庭+外構ストレージにかなり余裕がある計算になります。これは家事動線のなかで「外回り=シューズクローク→外」も無理なく組めるため、ストックルームと外部物置の使い分けがしやすい配置が想定できます。
この家から学べる、造作×工務店の家づくりの3つの判断軸
同じく「造作で自分たちらしい家にしたい」と考えている人向けに、判断軸を整理します。
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判断軸1:造作キッチンを採用する基準
造作キッチンは既製品より20〜80万円ほど割高になることが多く、製作期間も2〜3ヶ月余分に必要です。それでもやる価値があるのは、(1)サイズに合わない(横幅2400以上、奥行き750以上などの非標準寸法)、(2)素材を変えたい(モルタル・タモ無垢・ステンレスバイブレーション仕上げなど)、(3)レンジフードの位置や高さを変えたい、のいずれかに該当する場合です。
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判断軸2:パントリーとストックルームの使い分け
1畳前後=パントリー(普段使いの食材・調味料)、3畳超=ストックルーム(買い置き+家電+防災備蓄+季節物)と捉えると役割が分けやすい。本事例の3.5畳は、後者にあたる規模感で、災害時にも頼れる収納と言えます。
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判断軸3:地場工務店で建てる場合のチェックポイント
(1)過去に造作キッチン/造作洗面の実績写真があるか、(2)ZEH登録ビルダーかどうか、(3)第三者瑕疵保証(住宅瑕疵担保責任保険)の加入があるか、(4)アフターメンテナンスの体制(10年・20年点検)。本事例は「モノづくりに強い」と施主自身が表現する工務店なので、(1)はクリア。残り3点を初回打ち合わせで確認するのが安全な進め方です。
島根県で地場工務店を検討する人へ|編集部メモ
島根県は人口減少地域ですが、その分「土地が広く、工務店の手間賃比率が良心的」という地域特性があります。山陰地方は冬に雪が降るためZEH+高断熱との相性は良好で、本事例のように地場工務店×ZEH+造作仕様は、コストパフォーマンスと自由度のバランスがとれた選択肢になります。一方、設計士の作風が会社ごとに大きく異なるため、過去の竣工事例を3軒以上は見てから決めるのが定石です。大手HMの規格化された安心感とは性質の違う家づくりになる、と理解しておくと判断がぶれません。
よくある質問
- Q. 造作キッチンと造作洗面、両方やると総額はどれくらい上がりますか?
- A. 仕様にもよりますが、両方を採用した場合、既製品オーダーから比較して50〜120万円ほどのアップが現実的な水準です。素材にモルタルや無垢材を使うほど、職人の手間賃が積み上がります。コストを抑えるには、洗面だけ造作・キッチンは既製+面材変更、という割り切りも有力です。
- Q. 3.5畳のストックルームは、何坪の家から現実的に取れますか?
- A. 延床35坪以上が一つの目安です。本事例は40坪なので余裕がありますが、それより小さい家ではLDKや個室を圧迫するため、1.5〜2畳のパントリーで止める選択が現実的になります。土地に余裕があれば外部物置との併用も検討の価値があります。
- Q. 工務店は「モノづくりに強い」と何で見分けられますか?
- A. (1)自社大工が常駐しているか(外注主体だと造作の精度がぶれます)、(2)モデルハウスや過去事例で造作家具・造作洗面が実装されているか、(3)構造材が県産材・地域材を含むか、の3点で大まかに見分けられます。「設計士の名前で建てる工務店」と「規格商品を売る工務店」では実力の方向が違うので、最初の問い合わせで確認するのが安全です。
- Q. ブルックリン/インダストリアルは将来飽きませんか?
- A. 飽きやすいのは”装飾的なブルックリン”(ニューヨーク風サイン、レンガ調クロスのみで作る空間)。本事例のように”素材で作るブルックリン”(造作の木・金属・タイル)は経年で味が出る方向で変化するので、飽きるというより馴染んでいく性質があります。仕上げ材の選び方で寿命が変わります。
同じ条件の家アカをもっと見る
「造作キッチン」「ブルックリン」「地場工務店」の条件で他事例を探したい方は、いえスタの特徴・こだわり一覧から、似た条件の家アカを横断して比較できます。
編集後記
地場工務店も含めて比較したい人へ
造作仕様を本気で詰めるなら、大手HMだけでなく地場工務店の見積もりも並べて比較するのが近道です。一括資料請求は地域の工務店も含めて選択肢を広げる手段として使えます。
資料請求の選び方ガイドを読む- 2階建て
- 4LDK
- 40坪
- 90坪
- ブルックリン / インダストリアル
- 食洗機(ビルトイン) | 造作洗面台 | パントリー(食品庫)
- ウォークインクローゼット | シューズクローク
- ZEH(ゼッチ)対応
- 家事ラク動線 | 吹き抜けのある家 | 回遊動線の家
- 島根県
- 3人家族
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造作キッチン、造作洗面..
モノづくりに強い工務店で建てたこだわりの空間です
キッチン裏の3.5畳のストックルームがお気に入り♡


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