シンプル/ミニマルテイストの2階建てを建てた、@30_my_home さんの福岡の家。32坪・3LDK・3人家族で、土地32坪というコンパクトな敷地に、家庭用サウナ × 猫2匹のキャットウォーク × 吹き抜け × ホームシアターという、家アカ業界でも稀有な”こだわりオールスター”を盛り込んだ設計。「猫も人間も楽しいお家」というシンプルなコンセプトの背景に、極めて高い解像度の趣味性が詰まっている1軒です。
この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの家がうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。家庭用サウナを設置したい方、猫と暮らす家を建てたい方、32坪のコンパクト戸建てに趣味性を盛り込みたい方の参考になればうれしいです。
この家の基本情報
| 家タイプ | 2階建て |
|---|---|
| 間取り | 3LDK |
| 延床面積 | 32坪 |
| 土地面積 | 32坪 |
| テイスト | シンプル/ミニマル |
| 地域 | 福岡県 |
| 家族構成 | 3人家族+猫2匹 |
| 主な設備 | アイランドキッチン / タッチレス水栓 / 食洗機(ビルトイン) / 造作洗面台 / タンクレストイレ / パントリー |
| 収納の工夫 | シューズクローク / ファミリークローゼット |
| 暮らしのこだわり | 家庭用サウナ / キャットウォーク / 吹き抜け / 回遊動線 / ホームシアター / 家事ラク動線 / 子ども部屋 / 書斎 |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
サウナのあるお家です!
猫2匹もいてキャットウォークもあります!
猫も人間も楽しいお家づくりをしました!
— @30_my_home さんのInstagramより
編集部メモ:この家を一言で言うと
「32坪のコンパクト戸建てに、サウナ × キャットウォーク × ホームシアターを詰め込んだ”全部やる派”の家」。@30_my_home さんの「猫も人間も楽しい」というシンプルな表現の裏には、家族と猫の両方の幸福度を最大化する設計思想があります。32坪 × 32坪土地という狭小敷地で、これだけの趣味要素を盛り込むのは、“3LDKを犠牲にせず、削れる場所を徹底的に削る”設計判断が必要です。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
1. 「家庭用サウナ」を新築で組み込む3つの選択肢
家庭用サウナには、(a) ドライサウナ(フィンランド式)=本格派・1-2人サイズで30〜150万円、(b) 遠赤外線サウナ=手軽・20〜80万円、(c) バレルサウナ=屋外設置・80〜250万円、の3タイプ。新築時に組み込むなら、(a) 1〜2畳の専用スペース、(b) 専用電気回路(200V必要なケースも)、(c) 換気扇・排水・防水仕上げを仕込むのが鉄則。後付けは難しい部分です。
32坪のコンパクト戸建てでサウナを成立させるには、“浴室・洗面・脱衣に隣接させる”のが定石。サウナ後の水風呂・水シャワーへの動線を最短にできます。@30_my_home さんの家は、限られた延床でサウナを成立させているので、設計段階での優先順位がかなり明確だったと推察します。
2. 「猫2匹のキャットウォーク」が生む立体的な暮らし
キャットウォークは、壁面の高い位置を猫が回遊できる通路。猫の本能(高い場所に登りたい)を満たし、ストレスを減らす設計要素。具体的には、(a) 壁面の棚状通路、(b) 透明アクリル板の床、(c) キャットドア、(d) ハンモック・休息スペース、で構成されることが多い。
新築でキャットウォークを設けるなら、吹き抜けや高天井のリビングと組み合わせるのが効果的。吹き抜け空間に立体的なルートを作れば、猫の運動量も確保できる上、人間と猫が”立体的に共存”する空間に。@30_my_home さんの家は吹き抜けがあるので、キャットウォークの自由度が極めて高い設計と推察します。
3. 32坪 × 32坪土地で「サウナ × ホームシアター × 3LDK」を成立させる優先順位
32坪の延床に、サウナ(1-2畳)、ホームシアター(リビング兼用)、3LDK、キャットウォーク、吹き抜けを盛り込むのは、面積の優先順位が極めて明確でないと成立しません。土地32坪・建蔽率60%の場合、建築面積19坪、延床32坪なら2階建てで1階17坪・2階15坪程度の配分。
典型的な配分は、(a) 1階:LDK 14-16帖(吹き抜け・ホームシアター含む)、玄関・SC、(b) 1階:浴室・洗面・サウナで4-5帖、(c) 2階:主寝室6-8帖、子ども部屋5-6帖、書斎4帖、ファミリークローゼット2-3帖、というかなり詰め込み型。“使い切らない部屋”の余裕はゼロに近い設計ですが、その分、暮らしの密度と機能の濃度が高い。シンプル/ミニマルテイストを選んでいるのは、内装で物量を絞ることで、空間の窮屈さを抑える戦略です。
この家から学べる、コンパクト戸建てに趣味性を盛り込むときの3つの判断軸
判断軸1:サウナは”新築時に専用回路と排水”を仕込む
家庭用サウナの後付けは、配線・排水工事で費用が大幅に上がります。新築時に専用電気回路(200V)と排水設備を仕込めば、追加費用は20〜30万円程度。逆に新築後に追加工事すると、配線壁内引き直し・防水工事・換気経路追加などで100万円以上かかることも。
判断軸2:キャットウォークは”猫の好み”と”人間の動線”の両立で設計
キャットウォークは、(a) 猫が登りやすい位置(壁の中段から天井近くまで)、(b) 人間の動線を遮らない高さ、(c) 掃除のしやすさ、(d) 落下防止の手すりまたは網、の4点を意識して設計。“猫の運動量を確保するには、横方向に5m以上の通路距離が理想”と言われます。32坪のコンパクト戸建てでも、リビング吹き抜けの周囲を巡るレイアウトで実現可能です。
判断軸3:32坪・3LDKに趣味要素を盛り込むなら「優先順位を3つに絞る」
32坪・3LDKに趣味要素を盛り込むなら、“絶対譲れない優先順位を3つまで”に絞るのが現実的。@30_my_home さんは、サウナ・キャットウォーク・ホームシアターの3つに絞っているように見えます。優先順位を絞ることで、各要素にしっかり面積と予算を振り分けられます。
福岡県でコンパクト戸建てを検討する人へ|編集部メモ
福岡県は土地価格が首都圏より低く、32坪程度の土地でも建蔽率60%なら2階建て32坪が建てられる地域。地場の自由設計工務店(タカスホーム、グランディハウス、ヒロセホーム)から大手HM(一条工務店、住友林業、積水ハウス)まで選択肢が豊富です。
サウナ・キャットウォーク・ホームシアターという特殊要素を組み込むなら、“設計の柔軟性が高い地場の自由設計工務店”が選択肢の中心。比較するときは、必ず同じ条件(延床32坪・3LDK・サウナ・キャットウォーク・ホームシアター)で見積もりを取り、各特殊要素の対応費用を確認するのがおすすめ。
よくある質問
Q. 家庭用サウナの初期費用と維持費はどのくらい?
A. 家庭用ドライサウナ(1-2人用)で本体30〜150万円、設置工事費20〜30万円が目安。維持費は、(a) 電気代=1回1〜3時間の使用で30〜100円程度、(b) メンテナンス費=年間数千円、(c) 10年程度でストーブやヒーターの買い替え検討。長期で見ても月1万円以下の維持費でサウナライフを楽しめます。
Q. キャットウォークの追加費用は?
A. シンプルなキャットウォーク(壁面棚+通路)で5〜15万円程度が目安。透明アクリル床やキャットドアを追加すると20〜40万円。家アカ業界では”造作キャットウォーク”が人気で、家のテイストに合わせた素材選びができます。新築時にまとめて施工するのが、後付けより遥かに安価。
Q. 32坪・3LDK・3人家族+猫2匹は窮屈ではないですか?
A. シンプル/ミニマルテイストで物量を絞れば、十分快適。猫はキャットウォークで立体的に活動できれば床面積はそれほど必要ないので、人間の生活空間を圧迫しません。収納(SC、ファミリークローゼット)をしっかり確保して物の量をコントロールすれば、32坪・3LDKでも快適性を保てます。
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編集後記
@30_my_home さんの家は、“全部やる派”の家アカで、コンパクト戸建てに趣味要素を本気で詰め込んだ事例。サウナ × キャットウォーク × ホームシアター × 吹き抜けという贅沢な要素を、32坪・32坪土地という制約の中で成立させた設計力は、これから家を建てる人に多くの示唆を与えます。「諦める」のではなく「優先順位を絞る」という発想は、家アカ業界でも極めて参考度が高い視点です。
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- 2階建て
- 3LDK
- 32坪
- 32坪
- シンプル / ミニマル
- アイランドキッチン | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 造作洗面台 | タンクレストイレ | パントリー(食品庫)
- シューズクローク | ファミリークローゼット
- 太陽光発電 | ZEH(ゼッチ)対応
- 家事ラク動線 | 吹き抜けのある家 | 回遊動線の家 | 子ども部屋がある家 | 書斎・ワークスペース | ペットスペース | ホームシアター
- 福岡県
- WITHDOM建築設計
- 3人家族
-
サウナのあるお家です!
猫2匹もいてキャットウォークもあります!
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