つけて後悔した設備・つけてよかった設備|家アカ144軒に聞いたリアル【2026年版】

注文住宅で人気の北欧ナチュラルな無人のリビング(設備選びの参考)

「せっかく付けたのに、ほとんど使っていない」。注文住宅の設備選びで、これが一番もったいない後悔です。いえスタ編集部が家アカ144軒に取材したところ、後悔の多くは”設備そのものの良し悪し”ではなく、自分の暮らし方に合っていたかどうかで決まっていました。この記事では、実際に建てた施主のリアルな声をもとに「つけて後悔した設備」と「つけてよかった設備」を、費用感と使用頻度までセットで整理します。読み終える頃には、我が家に本当に必要な設備の見分け方が分かります。

目次

先に結論:後悔と満足を分けるのは「使用頻度 × 費用 × 代わりがあるか」

取材した144軒の声を並べると、後悔した設備には共通点がありました。毎日は使わない・費用が高い・手持ちの家電や工夫で代用できる——この3つが重なるほど「いらなかった」と感じています。逆に満足度が高い設備は、毎日の家事や生活動線に直結し、時間を確実に生み出すものでした。カタログの機能数ではなく、「我が家では週に何回使うか」で判断するのが、失敗しない一番の近道です。

つけて後悔しやすい設備を検討する無人のキッチン
キッチン設備は使用頻度で見極める

家アカ144軒に聞いた「つけて後悔した設備」ワースト6

取材で「正直いらなかった」「使っていない」という声が多かった順にまとめます。数字は複数の施主から重なって挙がったものです。

1. 浴室の窓・浴室乾燥機(“ある前提”で付けたら使わなかった)

「浴室に窓を付けたけれど、防犯と寒さが気になって一度も開けていない」という声は取材でも定番でした。掃除の手間と冬の底冷えだけが残り、換気は24時間換気で十分だったというケースが目立ちます。浴室乾燥機も「ヒートショック対策と部屋干しに」と期待して付けたものの、4人分の洗濯物は乾ききらず、電気代の高さで結局ランドリールームと除湿機に落ち着いたという後悔が多い設備です。乾燥をメインで担わせるなら、はじめから室内干しスペースを間取りに組み込むほうが満足度は高くなります。

2. 床暖房(入れる部屋を間違えると後悔)

床暖房は「付けてよかった」と「後悔」がきれいに分かれた設備です。満足派は高気密高断熱の家で足元の暖かさを実感していますが、後悔派の理由は決まって「リビングだけに入れて、寝室や脱衣所に入れなかった」「立ち上がりが遅く、結局エアコンを併用している」「光熱費とメンテ費を考えると他の暖房でよかった」の3つ。断熱性能が高い家ほど床暖房なしでも快適なので、まず家の断熱等級を確認してから判断するのが賢い順番です。

3. タンクレストイレ(2階・来客用は特に相性注意)

見た目のスッキリ感で人気ですが、後悔の声も一定数あります。本体価格がタンク式より高いうえ、手洗い器を別に設けると12万〜19万円ほど追加になり、故障時は一体型ゆえ本体交換で費用がかさむ、という指摘です。取材では「1階は満足、でも2階トイレまでタンクレスにしたら手洗いが不便で失敗だった」という声も。使用頻度の低い場所はタンク式で十分、とメリハリを付けた家庭ほど満足度が高い傾向でした。

4. 多機能すぎるIH・自動洗浄レンジフード

「グリルの多彩な自動メニューに惹かれたけれど、実際は焼く・煮るの基本機能しか使っていない」という声は料理好きの施主からも聞かれました。自動洗浄機能付きレンジフードも「自動なのは一部だけで、外せる部材は結局手洗い」というのが取材でのリアル。上位機能に数万円上乗せするより、掃除しやすいフラットな形状を選んだ人のほうが満足していました。

5. コンセントの位置・数(“設備”というより計画ミス)

設備の後悔で毎回上位に食い込むのがコンセントです。「キッチン家電が増えて足りない」「掃除機用が廊下に無い」「ベッドの枕元に無くて延長コードだらけ」——付けるのに1か所あたり数千円なのに、後から増設すると壁の工事で数万円。図面段階で家具の配置と生活動線を思い浮かべ、少し多いかなと思うくらいで丁度いい設備です。

6. 天窓・ビルトイン浄水器などメンテ前提の設備

天窓は明るさの魅力と引き換えに、経年でコーキングが切れると雨漏りリスクがあり「掃除もできず後悔」という声がありました。ビルトイン浄水器もカートリッジ交換のランニングコストが読めず、据え置き型で十分だったという後悔が増えています。初期費用より”10年間の維持費”で考えると、判断を誤りにくくなります。

つけてよかった設備を取り入れた明るい無人のリビング
毎日使う設備は満足度が高い

逆に「つけてよかった」満足度が高かった設備ベスト5

取材で「これは本当に付けてよかった」と声がそろった設備は、どれも毎日の家事時間を確実に短くするものでした。

  • 深型の食洗機(できれば海外製)——「手洗いに戻れない」が家アカの共通見解。共働き世帯で満足度が特に高く、鍋まで入る深型が人気でした。
  • 宅配ボックス——ネット通販が日常になり「再配達のストレスから解放された」。玄関ポーチに標準で組み込んだ家ほど満足度が高い設備です。
  • タッチレス水栓・人感センサー照明——手が汚れていても使え、消し忘れも減る。数万円で毎日の小さなストレスが消える費用対効果の高さが評価されました。
  • 電動シャッター——「毎晩の開け閉めが手動だと続かない」。台風時の安心感と断熱・防犯面でも評価が高い設備です。
  • スロップシンク・広めのランドリー——泥汚れや上履き洗い、部屋干しに大活躍。浴室乾燥に頼るより、干す場所を確保したほうが満足という声と一致します。

家アカ100軒の”後悔TOP10・やってよかったTOP10″を集計したデータは、こちらの記事でさらに詳しくまとめています。設備単位で優先順位を付けたい人はあわせてどうぞ。
▶ 家アカ100軒に聞いた「後悔TOP10」と「やってよかったTOP10」【2026年版】

注文住宅の設備を検討する間取り図と設計道具
設備は間取りとセットで考える

設備選びで後悔しないための3ステップ

取材した満足度の高い施主が共通してやっていた進め方を、初心者向けに3ステップに整理しました。

① 今の暮らしで「不満」を書き出す。賃貸で感じている不便(洗い物が多い、荷物の受け取りが面倒、寒い)こそ、お金をかける価値のある設備のヒントです。憧れから入ると使わない設備が増えます。

② 「週の使用回数 × 10年の維持費」で仕分ける。毎日使うものは多少高くても回収できます。逆に月数回以下なら、家電や後付けで代用できないかを先に考えます。

③ 実例で”使っている人の声”を確認する。カタログではなく、実際に住んでいる家アカの本音が一番参考になります。いえスタのこだわり設備で探すページ造作洗面台のある家 実例10選では、設備を採用した施主のリアルな使い勝手が見られます。

設備は間取りとセットで考えると後悔がぐっと減ります。間取り側の落とし穴は間取りで後悔しやすい7つのポイントと回避策にまとめているので、設備と一緒にチェックしておくと安心です。

まず”我が家の正解”を見つけるなら、複数社の提案を並べて比べる

設備の「いる・いらない」は、家族構成や暮らし方、そして家の断熱性能によって答えが変わります。だからこそ、1社の営業トークで決めるより、複数のハウスメーカー・工務店の間取りと設備提案を並べて見比べるのが一番の近道です。同じ予算でも、標準仕様に何が含まれるかは会社ごとに大きく違います。

気になる会社があれば、まず資料を取り寄せて標準設備を比べてみてください。無料で、しつこい営業もありません。設備の後悔は、情報を並べて比べるだけでかなり防げます。
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※本記事は、いえスタ編集部が注文住宅を建てた施主144軒に取材した内容をもとに構成しています。設備の要否はライフスタイルや住宅性能によって異なるため、最終的にはご家庭の使い方に合わせてご判断ください。

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