北欧ナチュラルの2階建てを建てた、@324_house さんの兵庫の家。47坪・3LDK・4人家族で、土地89坪というゆとりある敷地に、借景を活かした間取り × ビルトインガレージ × 吹き抜け × アイランド+セパレートのWキッチンという、家アカ業界でも稀有な作り込みの濃度を持つ設計。施主の「妥協0後悔0」「最強のチームで家づくり」という言葉が示す通り、設計士・コーディネーター・施主の三位一体で作り上げた、本気の家づくりの好例です。
この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの家がうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。47坪クラスの戸建てを検討中の方、借景を活かしたい方、ビルトインガレージを本気で考えている方の参考になればうれしいです。
この家の基本情報
| 家タイプ | 2階建て |
|---|---|
| 間取り | 3LDK |
| 延床面積 | 47坪 |
| 土地面積 | 89坪 |
| テイスト | 北欧ナチュラル(外観モダン × 内装しっとり) |
| 地域 | 兵庫県 |
| 家族構成 | 4人家族 |
| 主な設備 | アイランドキッチン / セパレートキッチン / タッチレス水栓 / 食洗機(ビルトイン) / 浴室乾燥機 / 造作洗面台 / タンクレストイレ / パントリー |
| 収納の工夫 | シューズクローク / ファミリークローゼット / リビング収納 |
| 暮らしのこだわり | 借景を活かした間取り / ビルトインガレージ / 吹き抜け / 広いリビング / 家事ラク動線 / 子ども部屋 / 書斎・ワークスペース |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
借景を活かした間取り。
外はかっこよく、中はしっとりとしたギャップの家。
便利を計算尽くして、徹底的にシミュレーションし妥協0、後悔0!
その上で、性能とおしゃれの両方を叶える工夫をしたこと。
プロの力を借りて最強のチームで家づくり。設計士やコーディネーターのこだわりもたくさん詰まっていること。
— @324_house さんのInstagramより
編集部メモ:この家を一言で言うと
「借景・ギャップ・妥協0、を最強のチームで実現した47坪の北欧ナチュラル」。@324_house さんの言葉には“建築・設計の専門用語”が普通に出てくるのが特徴的。「借景」という日本庭園・建築の伝統的な設計手法を、現代住宅で応用しているという解像度の高さが、この家アカの価値を表しています。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
1. 「借景を活かす」という日本建築由来の設計手法を現代住宅に応用
借景(しゃっけい)は、もともと日本庭園や寺院建築の設計手法で、敷地の外にある山・林・川・他の景色を、自分の家の窓や開口から”借りて”取り込む技法。京都の修学院離宮や桂離宮が代表例として知られています。“敷地外の景色を、自分の家の景色のように使う”という発想で、限られた敷地を視覚的に拡張できる優れた手法です。
現代住宅で借景を活かすには、(a) 敷地周辺の景色を事前にリサーチ(隣家の植栽、遠景の山、公園の緑など)、(b) 窓の位置・大きさ・形を景色に合わせて設計、(c) 視線を遮るものを最小化(カーテン・植栽・電柱の位置を考慮)、の3点が必要。これは大手HMの標準仕様ではほぼカバーできず、設計士・コーディネーターと施主の三位一体の本気の作業が必要。@324_house さんが「最強のチームで家づくり」と書くのは、この借景設計のような専門性を必要とする要素を含んでいるからです。
2. 「外はかっこよく、中はしっとり」というギャップ設計の難易度
外観と内装でテイストを変える”ギャップ設計”は、家アカ業界で人気のスタイル。外観はシャープでモダン(黒・グレー・コンクリート風)、内装は北欧ナチュラルでしっとり(白・木目・暖色)、というパターンが定番です。
ギャップ設計の難易度が高い理由は、(a) 玄関でテイストの切り替えを成立させる必要がある、(b) 窓の外から見える内装と、外観の整合を取る必要がある、(c) 設計図段階では分かりにくい完成イメージ、の3点。設計士の経験と、コーディネーターのテイスト統合スキルが問われる領域です。@324_house さんが書く「設計士やコーディネーターのこだわりもたくさん詰まっている」は、まさにこのギャップ設計の難所を、プロチームで乗り越えた経験を意味しています。
3. 「アイランド × セパレート」のWキッチンが示す47坪の贅沢
アイランドキッチンとセパレートキッチン(独立型)を両方仕込むのは、家アカ業界でも稀有な事例。アイランドは”見せるキッチン”、セパレートは”隠すキッチン”で、用途が180度違います。両方を持つ意味は、(a) 来客時はアイランドで会話しながら料理、(b) 普段の生活感が出る作業はセパレートで集中、(c) パン作りや揚げ物など匂いの強い調理はセパレートで完結、というように使い分けが可能です。
これを成立させるには、キッチン関連エリアに10〜15坪以上が必要。47坪という延床ボリュームと、設計の優先順位がはっきりしているからこそ仕込める贅沢な仕様。“見せる × 隠す”のWキッチンは、家アカ系で究極の到達点とも言えます。3LDKという部屋数の絞り込みも、Wキッチンに面積を振るための判断と推察します。
この家から学べる、47坪クラスの本気の戸建てを建てるときの3つの判断軸
判断軸1:借景を活かすなら”土地探しの段階”から景色を意識する
借景は、土地を選んだ時点で約8割が決まります。(a) 隣家の植栽が綺麗、(b) 遠景に山・公園・自然が見える、(c) 視線が抜ける方角に余白がある、の3条件のいずれかを満たす土地を探すのが第一歩。土地購入前に、季節を変えて複数回現地を訪問し、朝・昼・夕の景色を確認するのがおすすめ。建ててから「借景できる景色がない」と気づくと取り返しがつかないので、土地探しの段階から設計士に相談するのが理想です。
判断軸2:ギャップ設計は”3つのプロ”と組む
“外はかっこよく中はしっとり”のギャップ設計を成立させるには、(a) 設計士(外観と内装の整合性を計画)、(b) インテリアコーディネーター(内装の素材選定)、(c) 外構屋(外観と外構の連続性)の3つのプロが連携する必要があります。1人のプロだけに任せると、外観と内装、または家本体と外構で分断が起きやすい。@324_house さんの「最強のチーム」は、この3つの専門家が揃っている前提と推察できます。
判断軸3:Wキッチンを仕込むなら”延床45坪以上”が現実的なライン
アイランド × セパレートのWキッチンは、キッチンエリアに10〜15坪以上必要。延床45坪以下だと、他の部屋が圧迫されます。Wキッチンを採用するなら、47坪以上の延床と、3LDK程度の部屋数(4LDK以上だと厳しい)の組み合わせが現実解。“キッチンに本気で投資する家”として、家アカ系では到達点クラスの設計です。
兵庫県で47坪クラスの戸建てを検討する人へ|編集部メモ
兵庫県は地場の自由設計工務店から大手HM、規格住宅まで選択肢が豊富なエリア。47坪・3LDKというボリュームを成立させるなら、(a) 自由設計に強い大手HM(住友林業、積水ハウス、三井ホーム)、(b) 設計士チームを抱える地場の自由設計工務店、(c) 建築家とコラボするビルダー、のいずれかが現実的な選択肢。
借景・ギャップ設計のような高解像度の設計を求めるなら、設計士の経験値が極めて重要。比較するときは、“似たコンセプトの過去の施工事例”を必ず複数枚見せてもらい、設計士のセンスと実績を確認するのが大事です。同じ条件(延床47坪・3LDK・借景対応・ガレージ・吹き抜け)で見積もりを取り、見積もりと提案内容の質を比較するのがおすすめです。
よくある質問
Q. 借景を活かす設計は追加費用がかかりますか?
A. 設計費自体は標準範囲ですが、窓の数・サイズ・形がカスタマイズになるので、サッシ代や構造補強で追加費用が発生する場合があります。具体的には、(a) 大型窓・連続窓・縦長窓を採用すると標準より数十万円アップ、(b) 樹脂サッシ・トリプルガラスを組み合わせると断熱性能維持のために追加コスト、という構造。借景を最大限活かしたいなら、本体価格+50〜200万円程度を見込むのが現実的です。
Q. アイランド × セパレートのWキッチンの追加コストは?
A. キッチン2台分(標準アイランド100〜200万円+セパレート100〜250万円)に、設置スペースの追加坪数(5〜8坪 × 坪単価約100万円=500〜800万円)を含めると、本体価格に対して合計600万円〜1,000万円程度のアップが目安。本気の投資ですが、毎日使うキッチンの満足度は極めて高くなります。
Q. 47坪・3LDK・4人家族は将来の家族構成変化に対応できますか?
A. 3LDK で4人家族なら、お子さん2人で子ども部屋1部屋ずつになります。お子さんが3人以上、または来客対応・在宅ワーク部屋も欲しい場合は、4LDK以上を検討する余地あり。47坪は十分なボリュームなので、間取りの可変性を意識した設計(可動間仕切り、将来の部屋分割対応)にしておくと、ライフステージ変化への対応力が上がります。
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編集後記
@324_house さんの家は、借景という伝統的設計手法・ギャップ設計・Wキッチン・最強のチームでの本気の家づくりを、47坪というボリュームに詰め込んだ稀有な事例。家アカ業界では”映え”が強調されがちですが、この家の本質は“設計の解像度の高さ”。設計士・コーディネーター・施主の三位一体で作る家づくりの本気度が伝わってきます。47坪クラスで本気の家を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
他のハウスメーカーとも比較したい方へ
47坪・3LDKの本気の戸建てを建てるなら、複数社のカタログを一括で取り寄せられる無料サービスの活用がおすすめです。希望条件(47坪前後・借景・ガレージ・予算)を入力するだけで、条件に合うハウスメーカーが提案されます。
- 2階建て
- 3LDK
- 47坪
- 89坪
- 北欧ナチュラル
- アイランドキッチン | セパレートキッチン(独立型) | タッチレス水栓 | 食洗機(ビルトイン) | 浴室乾燥機 | 造作洗面台 | タンクレストイレ | パントリー(食品庫)
- シューズクローク | ファミリークローゼット | リビング収納
- 太陽光発電 | ZEH(ゼッチ)対応
- 家事ラク動線 | ワークスペース付き | 吹き抜けのある家 | 広いリビングの家 | 子ども部屋がある家 | ガレージ(インナー/ビルトイン)
- 兵庫県
- 株式会社 三建
- 4人家族
-
借景を活かした間取り。
外はかっこよく、中はしっとりとしたギャップの家。
便利を計算尽くして、徹底的にシミュレーションし妥協0、後悔0!
その上で、性能とおしゃれの両方を叶える工夫をしたこと。
プロの力を借りて最強のチームで家づくり。
設計士やコーディネーターのこだわりもたくさん詰まっていること。たくさんありました!
細かく言えば数え切れないほど、選んだもの全てにこだわりました。


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