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「収納は多いほど安心」——そう思って広めに取ったのに、住んでみたら使いにくい。これは家アカ取材でいちばん多く聞く後悔のひとつです。収納で失敗しない最大のコツは、広さを増やすことではなく、「使う場所のすぐ近くに、必要な量だけ」置くこと。この記事では、初心者がつまずきやすいパントリー・ウォークインクローゼット(WIC)・シューズクローク(SC)の3つについて、広さの目安・配置・実際の失敗例と対策を、施主100軒のリアルな声からまとめます。
収納計画は「広さ」より先に「しまう物」を決める
収納の適正量を測る目安に「収納率」があります。延床面積に占める収納スペースの割合のことで、一戸建てなら12〜15%が一つの目安(30坪なら約7.7〜9.6帖)。ただ、これはあくまで参考値です。家アカ100軒に聞くと、後悔している人の多くは「率」ではなく「中身」でつまずいています。
ある共働き世帯は、寝室に大きなWICを取ったものの、普段着はほぼ1階の脱衣所で完結してしまい「2階のクローゼットが半分空いている」。逆に別の家では、リビングに収納を作らなかったせいで「子どものおもちゃと薬・文具の行き場がなく、結局カラーボックスを置いた」。面積は足りているのに、置く場所が生活動線とズレている——これが後悔の正体です。
だから収納計画は、図面に「◯畳の収納」と描く前に、「何を・どこで使い・どこにしまうか」を紙に書き出すことから始めるのが失敗しない順番。間取りづくり全体の進め方は間取りの決め方でも解説しています。

パントリー|広さは2〜3畳・通路幅80cm、「大きすぎ」に注意
キッチン横の食品庫パントリーは、人気が高い一方で「広く取りすぎて後悔」しやすい設備でもあります。目安は2〜3畳、通路幅は80cm前後。人が通り抜けられるウォークスルー型にして、キッチンと勝手口(または玄関)をつなぐと、買い物帰りにそのまま食品をしまえて家事がラクになります。
よくある失敗が「棚の奥行きが深すぎる」パターン。奥行き40cmを超えると、奥の物が見えず賞味期限切れの温床に。奥行きは30cm前後・可動棚にしておくと、缶詰から米袋まで融通が利きます。家アカでも「棚は浅く・多く」が満足度の高い共通点でした。キッチン周りの実例はアイランドキッチンのある家 実例10選が参考になります。

ウォークインクローゼット(WIC)|夫婦なら2畳が目安、通路で畳数を無駄にしない
WICは「広ければ広いほど良い」と思われがちですが、夫婦2人分の衣類なら2畳あればおおむね足ります。注意したいのは、ウォークインは中に人が立つ通路が必要なぶん、同じ面積でも壁面クローゼットより“実際にしまえる量”が減ること。1〜1.5畳程度の狭いWICなら、いっそ壁一面のクローゼットにした方が収納量が多く、使いやすいこともあります。
満足度が高いのは、寝室や洗面・ランドリーとつながるウォークスルー型のファミリークローゼット。「洗濯→たたむ→しまう」が数歩で終わり、家事の時短に直結します。動線から考える間取りは家事ラク動線の家 実例10選にまとまっています。
「うちの広さだと収納はどれくらい取れる?」と迷ったら、複数のハウスメーカー・工務店の間取りプランを見比べるのが近道です。気になる会社の資料をまとめて取り寄せると、収納の取り方の“正解の幅”が具体的に見えてきます(無料・しつこい営業はありません)。

シューズクローク(SC)|1.5〜2畳・匂いと湿気対策が満足度を分ける
玄関横のシューズクロークは、ベビーカー・アウトドア用品・傘まで一緒に片づく便利さが魅力。広さの目安は1.5〜2畳、玄関土間とホールの両方から出入りできるウォークスルー型にすると、家族は土間から入り来客は正面から、と動線を分けられます。
ただしSC最大の落とし穴が匂いと湿気。密閉された土間に濡れた靴やコートを置くと、玄関全体がこもった匂いになりがちです。対策は小窓や換気扇で風の通り道をつくること、そして壁の一部に調湿タイル(エコカラット等)を使うこと。家アカでも「換気を付け忘れて後悔」「付けておいて正解だった」の声が最も多かったポイントです。
収納で後悔しないための3つのチェック
- 使う場所の近くにあるか:ゴミ袋はキッチン、掃除機は生活動線上、コートは玄関——「取りに行く距離」が短いほど散らかりません。
- 棚は浅く・可動式か:奥行きが深い固定棚はデッドスペースの元。浅い可動棚がいちばん融通が利きます。
- 面積より“有効収納量”で考えているか:ウォークインの通路は物が置けません。壁面収納との比較を忘れずに。
収納の後悔は、間取り全体の後悔と地続きです。先輩施主が実際に「やって良かった・後悔した」ことは家アカ100軒の後悔TOP10・やってよかったTOP10にまとめているので、着工前に一度目を通しておくと安心です。
収納は、間取りが固まってからでは動かしにくい部分。だからこそ計画の早い段階で、「何を・どこに・どれだけ」を家族で書き出しておくのが、いちばん確実な後悔の防ぎ方です。具体的なプランで比べたくなったら、複数社の間取り・収納プランを無料で取り寄せて見比べてみてください。あなたの暮らしに合う収納の“ちょうどいい量”が見つかります。


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