三重県で一条工務店が手がけた、平屋・3LDK・延床29坪のナチュラルモダン住宅。施主のこだわりは”規格住宅でもできる限り希望通りに“——規格住宅の枠の中で、土地探し・家具家電選び・壁紙・照明・施主支給・DIYで個性を出す戦略です。一条工務店の高断熱仕様と太陽光+蓄電池+ZEHを組み合わせ、性能は規格商品の水準で取り、デザインは施主の手で仕上げる。コスパと自分らしさの両立を狙った、現代的な家づくりの好例です。
この家の基本情報
| エリア | 三重県 |
|---|---|
| 家のタイプ | 平屋 |
| 間取り | 3LDK |
| 延床面積 | 29坪 |
| 土地面積 | 64坪 |
| 家族構成 | 3人家族 |
| ハウスメーカー | 一条工務店(規格住宅) |
| テイスト | ナチュラルモダン |
| キッチン・水回り | タッチレス水栓/食洗機ビルトイン/タンクレストイレ |
| 性能 | 太陽光発電/蓄電池/ZEH(ゼッチ)対応 |
| 収納 | WIC/シューズクローク |
| こだわり | 規格住宅×施主支給×DIY/家事ラク動線/スマートホーム/宅配ボックス |
施主のこだわりポイント(投稿より引用)
規格住宅だけどできる限り希望通りのお家づくりをするために、土地探しや家具家電選び、壁紙や照明など施主支給、DIYで工夫しました!
“規格住宅”という制約を受け入れたうえで、それを補完する手段(施主支給・DIY)を明示的に選んだコメントです。注文住宅の自由度に憧れつつ、コスト現実を見据えた賢い戦略選択。一条工務店の規格住宅は性能と価格のバランスが取れた商品で、本事例はその枠を最大限に活かした事例と読めます。
編集部メモ:この家を一言で言うと
「規格住宅×施主の手間で、自由設計の70%を取りに行った家」。注文住宅は予算と時間の制約がある人にとって理想と現実のギャップが大きい商品です。本事例は最初から”完全自由設計は諦め、規格住宅+施主支給+DIYで70%の満足度を取る”という戦略を選んでいます。これはコストと時間の両方を抑えながら、それなりの個性を出せる現実的な答え。家づくりの新しいスタンダードとも言える方向性です。
編集部が注目した3つのポイント(この家固有)
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1. 一条工務店の規格住宅=性能を犠牲にしないコスト圧縮戦略
一条工務店は完全自由設計の「i-smart」「グランセゾン」と、規格商品「i-smile」を展開しています。規格住宅は間取りプランを限定する代わりに、本体価格を10〜20%抑えながら、性能(断熱・気密・耐震・全館床暖房など)は完全自由設計と同等水準を維持できる商品設計。本事例のように”性能優先+デザインは施主の手で”という考え方なら、コスト効率の高い選択になります。坪単価も完全自由設計より5〜10万円ほど低くなる構造です。
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2. 施主支給×DIY=規格住宅の制約を補完する手法
施主支給は、(1)壁紙=メーカー指定品より安価なオシャレ壁紙を施主が購入してHMが施工、(2)照明=シーリングライトやペンダント照明をネットや家具店で購入、(3)家具家電=ハイセンスな家具・家電を別ルートで調達、というアプローチです。HMの標準品より20〜40%安く、デザイン自由度も上がる。DIYは(1)棚の取付け、(2)壁紙の一部貼り替え、(3)塗装、(4)外構の一部、などが定番。本事例の戦略は、規格住宅の弱点(個性の出しにくさ)を施主の労力でカバーする合理的な手法です。
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3. 平屋29坪×3LDK=コンパクト平屋の最小ライン
平屋3LDKは延床28〜32坪が現実的なサイズ。本事例の29坪は最小ラインに近く、各居室を6畳・5.5畳・寝室6畳+LDK14〜16畳+水回りで構成すると考えられます。土地64坪は建ぺい率50%で建坪32坪まで建てられる計算で、平屋29坪に対して庭・駐車場の余裕がある立地。三重県の地方部なら現実的な土地サイズで、平屋志向の家づくりに適した立地です。
この家から学べる、規格住宅×施主支給で個性を出す3つの判断軸
同じく「規格住宅で個性を出したい」と考えている人向けに、本事例から抽出できる判断軸を3つ整理します。
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判断軸1:施主支給ができる範囲をHMに事前確認する
施主支給は会社によって対応範囲が違います。一条工務店の規格住宅は、(1)壁紙=可(指定外のクロスでも対応するケース多)、(2)照明=可(ダウンライト以外なら自由度高)、(3)家具家電=可(ビルトイン以外)、(4)水栓・洗面器具=制限あり(保証関係で標準品推奨)、(5)建材(床・建具)=原則不可。最初の打ち合わせで施主支給の対応範囲を確認しておくと、後の判断がスムーズです。
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判断軸2:DIYで効きやすい場所
家全体をDIYで仕上げるのは現実的でないため、効きやすいポイントに集中するのがコツ。(1)玄関アプローチの外構=レンガ・砂利・植栽で個性を出しやすい、(2)WIC・シューズクロークの可動棚=コスパ高、(3)壁紙の一部貼り替え=アクセントクロス代わり、(4)照明のシェード変更=既存器具を活かしつつ印象変更可能。本事例も似たような優先順位でDIYしている、と推察します。
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判断軸3:規格住宅 vs 完全自由設計の判断基準
(1)性能と動線重視で個性は妥協できる=規格住宅、(2)個性とデザインを最優先=完全自由設計、(3)コストを抑えつつ個性も出したい=規格住宅+施主支給+DIY、(4)時間と労力をかけられない=規格住宅のまま。本事例は(3)タイプ。家づくりにかけられる時間とこだわり度合いで戦略を決めるのが、後悔しないコツです。
三重県で一条工務店の規格住宅を検討する人へ|編集部メモ
一条工務店は東海地方が強いHMで、三重県内にも複数の展示場があります。坪単価は規格住宅で65〜80万円、完全自由設計で75〜95万円のレンジ。三重県は地価が比較的落ち着いており、土地64坪と平屋29坪のセットは現実的なバランスです。並行して、三重・東海エリアの中堅HM(一建設、桧家住宅、ヤマダホームズ、地場の高断熱工務店)の提案を比較すると、坪単価と提案力の相場感が掴めます。一条工務店の強みは何といっても全館床暖房と断熱性能で、三重の冬は氷点下までは下がらないものの底冷えがあるため、床暖房の効きが大きい立地です。施主支給とDIYの可否は契約前に必ず文書で確認しておくと、後のトラブル回避につながります。
よくある質問
- Q. 一条工務店の規格住宅と完全自由設計、性能差はありますか?
- A. 性能(断熱等級・気密・耐震等級・換気方式・全館床暖房)は両者で大きな差はありません。規格住宅は間取りプランが限定される代わりに、本体価格が10〜20%安くなる商品設計。性能を妥協しないコストダウンの手段、と整理できます。
- Q. 施主支給はどれくらいコストダウンできますか?
- A. 壁紙・照明・カーテンを施主支給すると、HM価格より20〜40%程度安く調達できるケースが多いです。延床29坪の家なら、合計で30〜80万円程度のコストダウンが現実的な目安。一方、施工との取り合いで時間と手間が発生するため、自分の時間単価との比較も判断材料になります。
- Q. DIYはどこまでやって良いですか?
- A. 構造に関わらない範囲(壁紙の追加貼り、棚の取付、外構の一部、塗装)は問題ありません。電気工事・水道工事・構造に関わる部分は資格や許可が必要なため、HMまたは専門業者に依頼するのが安全です。住宅瑕疵保証の対象外にならないよう、事前にHMに相談しておくのがベストプラクティスです。
- Q. 平屋29坪で3LDKは狭くないですか?
- A. 3人家族であれば十分な広さです。延床29坪を、(1)主寝室6畳、(2)子ども部屋5.5〜6畳、(3)書斎・予備室4.5〜5畳、(4)LDK14〜16畳、(5)水回り+WIC+SC+廊下、で配分する典型構成。コンパクトに収めれば3LDKと家事ラク動線が両立します。家族が4人になる予定があるなら、子ども部屋を将来分割可能にしておくと安全です。
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編集後記
規格住宅×施主支給で個性を出したい人へ
規格住宅は会社によって自由度の幅が違います。複数社の規格商品を並べて、施主支給の対応範囲と性能仕様を比較するのが現実的な進め方になります。
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