【2階建て・4LDK・35坪】ヴィンテージ / レトロの家|オレンジハウスの家アカ事例

オレンジハウスでヴィンテージ/レトロの2階建てを建てた、@kononatsu_home さんの静岡の家。35坪・4LDKという十分なボリュームに、古材・アイアン・タイル・ブリックといった「経年で美しくなる素材」を組み合わせているのが特徴です。ヴィンテージ系のテイストは、見た目だけ真似ると「テーマパーク的」になりがちですが、この家はオレンジハウスというヴィンテージ専門ビルダーが手掛けているため、素材の選び方・組み合わせ方の解像度が一段違うのが、写真からも伝わってきます。

この記事では、家アカの写真だけでは伝わりにくい「なぜこの家がうまくいっているのか」を、いえスタ編集部の視点で読み解きます。オレンジハウスでヴィンテージ系の家を検討している方、ヴィンテージとレトロの違いを判断したい方の参考になればうれしいです。

目次

この家の基本情報

家タイプ2階建て
間取り4LDK
延床面積35坪
テイストヴィンテージ / レトロ
地域静岡県
建築会社オレンジハウス

施主のこだわりポイント(投稿より引用)

吹き抜けのある家

部屋から富士山を堪能できる家🏠

広くはないけれど家事動線で暮らしやすい家🏠

— @kononatsu_home さんのInstagramより

編集部メモ:この家を一言で言うと

ヴィンテージ素材を”作り込まずに”散らした、長く愛せる4LDK」。ヴィンテージ/レトロのテイストでよくある失敗が、「アイアン・古材・ブリックを”全部”足してしまう”作りすぎ”」。この家のいちばんの個性は、素材を1〜2点ずつ、空間ごとに使い分けているところ。オレンジハウスは輸入住宅・ヴィンテージスタイルを軸にしてきたビルダーなので、こうした”引き算の使い方”のノウハウを持っているのが強みです。

編集部が注目した3つのポイント(この家固有)

1. オレンジハウスならではの「ヴィンテージ素材の解像度」

オレンジハウスは神奈川県を拠点に、輸入住宅・ヴィンテージスタイル・カリフォルニアスタイル・フレンチカントリー・ブルックリンスタイルなどを得意にしてきた工務店です。一般的なハウスメーカーが「ヴィンテージ風」を作るときは、(a) 木目調シートで床を貼る、(b) アイアン風(実は鉄ではない)の取手を付ける、(c) レンガ調クロスで壁を仕上げる、というショートカットになりがちですが、オレンジハウスは”素材本物志向”です。

具体的には、(a) 古材または無垢材を加工した床、(b) 本物の鉄を加工したアイアン金物、(c) 本物のレンガまたはタイルを目地まで作って積む、といった作り方をします。コストは「風」のものより上がりますが、10年・20年経ったときの”経年の表情”が全く違うのが本物素材の利点。@kononatsu_home さんの家も、写真を見る限り素材の表情に深みがあり、年数を重ねるごとに馴染んでいくタイプの家だと感じました。

2. 35坪・4LDKでヴィンテージを成立させる「面積配分」の妙

ヴィンテージスタイルは、空間がガラ空きすぎても落ち着かないし、詰まりすぎても重くなる、という“密度のチューニング”が難しいテイストです。35坪・4LDKという構成は、4人家族(または子ども成長後の3人+来客部屋)にちょうどフィットするサイズで、各部屋に8〜10帖を配分しやすい。

ヴィンテージのLDKを成立させるには、最低でも18帖前後の広さが必要です。狭いLDKに古材・ブリック・アイアンを足すと、空間が”圧迫感”を持ってしまい、本来のヴィンテージの”くつろぎ”とは逆方向に転びます。35坪なら1階に20帖前後のLDKを取りつつ、独立した洗面・浴室・トイレ・パントリー・玄関収納まで詰めることが現実的。4LDKのうち1部屋を「在宅ワーク or 趣味部屋」に振れる余地があるのも、35坪のメリットです。

3. 静岡県でヴィンテージスタイルを選ぶときの「気候との折り合い」

静岡県は太平洋気候で、夏は蒸し暑く、冬は比較的温暖。地震対策(南海トラフ)を考慮した耐震性能と、湿気対策が家づくりの大事な軸になります。ヴィンテージスタイルの素材(古材・無垢材・タイル・ブリック)は、湿気と相性が良いものと悪いものがあるのを知っておくのが大事。

古材・無垢材は調湿性能が高く、静岡の気候には基本的に合います。ただし、無塗装・自然塗装で仕上げた場合は、カビ・シミ対策のメンテナンスは必須。逆に、タイル・ブリックは耐湿性は高いものの、断熱性能の弱点になりやすいので、断熱材の厚みや窓の性能でカバーが必要。意匠(見た目)と性能(断熱・耐震)のバランスを、ビルダーが理解しているかどうかが、長く住める家になるかの分岐点。オレンジハウスは輸入住宅で耐震・断熱性能の知見も蓄積しているので、その点は安心材料だと感じます。

この家から学べる、ヴィンテージ/レトロを建てるときの3つの判断軸

判断軸1:「ヴィンテージ」と「レトロ」の違いを意識する

ヴィンテージ=1950〜1970年代の欧米由来(ブルックリン・西海岸・北欧ヴィンテージ)の質感を再現するスタイル。レトロ=もう少し古い、または日本の昭和的な懐かしさを取り入れるスタイル。両者は素材も色味も違うので、「どっちが好きか」を最初に決めて、ピンタレスト等で30枚以上事例を集めるのが失敗しないコツ。事例を貼り出して見比べると、自分が「アメリカンヴィンテージ寄り」「フレンチレトロ寄り」のどちらかが見えてきます。

判断軸2:素材は「面で1点・点で2〜3点」に絞る

ヴィンテージ系で詰め込みすぎる失敗は本当に多いです。1空間あたりの素材は、(a) 主役素材1点(壁全面のレンガ、または床の古材)、(b) 脇役素材2〜3点(建具のアイアン、照明、タイルのアクセント)、と決めておくと整理しやすい。素材数が増えるほど”テーマパーク化”のリスクが上がるので、引き算の発想が大事です。

判断軸3:「経年劣化」を許容できるか、できないかを決める

ヴィンテージ素材は、経年で「美しくなる」ものと「劣化が目立つ」ものに分かれます。古材・無垢材・本物のレンガ・アイアン金物は経年で味が出る側。一方、合板や安価なクロスは経年で劣化が目立つ側。10年・20年後を「楽しめるか・気になるか」を、契約前に自問するのが大事です。劣化に厳しい人は、ヴィンテージ風(=経年劣化に弱い素材)ではなく本物のヴィンテージ素材を選ぶか、または別のテイストに切り替えたほうが満足度は高いです。

静岡県でオレンジハウスを検討する人へ|編集部メモ

オレンジハウスは輸入住宅・ヴィンテージスタイルを得意とする工務店で、神奈川県・東京・千葉・埼玉・静岡など首都圏〜東海エリアに対応しています。ヴィンテージ・カリフォルニア・フレンチ・ブルックリンなど”スタイル軸”で家を建てたい人に向いている一方、坪単価は大手ハウスメーカー並み〜やや上の傾向。素材本物志向の代償としてコストはかかりますが、その分仕上がりの満足度が高いのが特徴です。

比較するときは、必ず同じ条件(延床・LDK・テイスト・断熱等級)で見積もりを取り、「素材の本物度」「経年の参考事例(築10年以上の物件写真)」を確認するのがポイント。同じヴィンテージスタイルでも、ビルダーによって素材の質は大きく変わります。

よくある質問

Q. ヴィンテージスタイルは数年経つと「古臭く」感じませんか?

A. 「古臭く」感じるリスクが高いのは、流行りのヴィンテージ風(経年に弱い素材)を使ったケース。本物の古材・レンガ・アイアン金物は、経年で味が深まる方向に進むので、10〜20年経っても「古臭く」より「味のある」印象に向かいやすいです。判断材料として、ビルダーに築10年以上の施工事例の写真を見せてもらうのがおすすめ。

Q. 35坪・4LDKで在宅ワーク部屋は確保できますか?

A. 4LDKのうち1部屋を在宅ワーク兼用にすれば確保できます。具体的には、(a) 主寝室8帖+子ども部屋6帖×2+ワークルーム5〜6帖、または (b) リビング隣接の畳コーナーやスタディスペースをワークスペースに、というパターン。35坪・4LDKは在宅ワーク前提でも余裕がある間取りです。

Q. ヴィンテージスタイルの家は再販価値が下がりますか?

A. 個性が強い分、買い手は限られますが、本物素材で作られたヴィンテージ住宅は逆に「狙って買う層」に高値で売れる傾向もあります。汎用的な家ほど高値で売れるわけではなく、ターゲット層への訴求力で評価が変わるのが住宅市場の実態。再販価値だけで判断せず、「自分が長く愛せるか」を主軸に考えるのが現実的です。

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編集後記

@kononatsu_home さんの家は、写真だけ見ると「ヴィンテージ素材を上手に組み合わせたおしゃれな家」ですが、素材の本物志向・密度のチューニング・気候との折り合いという3つの軸が、オレンジハウスというビルダー選びと一貫してつながっているのが分かります。ヴィンテージ/レトロは”見た目だけ真似する”と数年で違和感が出やすいテイストですが、本物の素材と専門ビルダーのノウハウを掛け合わせると、20年経っても色褪せない家になります。ヴィンテージスタイルを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

他のハウスメーカーとも比較したい方へ

オレンジハウスも気になるけど、静岡でヴィンテージ系の家を建てるなら他社とも比較してから決めたい、という方は、複数社のカタログを一括で取り寄せられる無料サービスの活用がおすすめです。希望条件(35坪前後・ヴィンテージ/レトロ・予算)を入力するだけで、条件に合うハウスメーカーが提案されます。

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